〜プロローグ〜
この町には有名な2人組がいる。
1人目は通称ギャングと言われていて、よく路地裏でカツアゲをしている。でも、大体お金はとらないで、飽きて何処かに消えるらしい。髪型は、ボブ
2人目は、ギャングといつも一緒に行動している。基本何も話さない、だからこそミステリアスかつ怖いらしい。で、髪型は、セミロング
何故この2人が有名なのかって?それは、”美少女”だから、女優とは非にならない程にな。
そして、警察が、この2人について通報を受けたのに、未だに警察は、しっぽすら掴めない。不思議な話だろ?
誰も正体は分からない、知ろうともしない、
だからこそ、この2人は有名なのだ。このお話はそんな謎の2人組とその子分のおはなし。
ある路地裏で、とある3人はカツアゲをされていた。
「おい!金出せよ!」
あの、噂の2人組に
俺達は、今この町で有名な2人組にカツアゲをされています。
「ご、ごめんなさいぃ!俺お金もってません!」
〔俺は、小林 文(こばやし ふみ)〕
〔俺は、田中 マトリオシカ(たなか まとりおしか)通称こけしっす!で、この子が〜♡〕
〔今田 演美(いまだ えんび)でーす!〕
近道に路地裏から帰ろうとしたら、こんな目に
「お”ら!金出せ!」
「今3円しか持ってないんですぅ!」
と言うと
「じゃあお前金出せよ」
「この人!この人えんびの保護者なので!この人が払ってくれます!」
「だから、3円しかないって!じゃあこの寿司のクーポンでどーか!こけしも頼めよ!」
「お願いっす!」
「じゃあ、今ここで殺されるか、私達の子分になるか選べ!」
「えんびは子分になる」
「俺もっす!」
「んー、俺も、もちろん子分になる」
「いいよねー?」
セミロングねぇさんが頷いたのを、確認してギャングねぇさんは言った
「じゃあまず着いて来て〜」
展開早くない?って思ったYou!!気にしちゃだめ
5分後、俺達は、目を丸くして驚いた
『うわぁお☆』
そこには、物凄くでかい豪邸があったのだ
「軽く前方後円墳ぐらいありそう、」
「え、?古墳、、?笑」
と、ギャングねぇさんが笑いながら言った
「まぁ、いいや笑mian鍵〜」
「ん、」((ボソッ…
〔あれ?今セミロングねぇさん喋んなかった?〕
と俺が聞くと
〔え?まじで?えびふらいを挙げる音で気づかなかった〕
〔え、?今どこで揚げてたんだよ笑〕
〔揚げてないよ?〕
〔演美はもう黙っててくれ笑〕
〔演美ー!俺にもそのエビフライほしいっす!〕
〔きもいよ!〕
「お前ら見つめ合ってなにしてんの?早く中入りな〜」
『はぁい』
「どぅぇっか」こけしが呟いた
「それな☆古墳より、天井高い☆」
「えびふらい300こありそう!」
「こけし110体分はあるっすよ!」
「あのさ、キャラ濃くない?笑」
『気の所為です。』
「あっそ、まぁまず名前言おっか!私はMira
で、こっちがmian」
「俺は、小林 文どぇす☆ピチピチ17さい好きな物は、古墳巡りです☆」
「今田 演美!18歳!好きな物はえびふらいと文!」
「俺は〜、田中 マトリオシカ!fwo-thi-n☆好きな物はこけしとえんびっす!女装してるっす!」
「おっけ!じゃあまず君たちに任務をこなして貰うよ〜!」
『任務?』
「うん!3丁目の函館さん、?って人殺して来て」ニコッ
え、今のニコッじゃないのよね?ニコッって可愛い笑顔使う所じゃなかったよね?俺が可笑しいのか、、?
(こけし、こけし、質問だ。今の笑顔の使い方間違ってね?)
(絶対そっすね)
「なんで殺すんですかー?」
演美が聞きたいこと1個言ってくれた!と思ってたら
「依頼だから?」
「殺す依頼って何の仕事してるんっすか?」
「マフィア♡」
『ふぇ。』
予想の左170度曲がった回答が来た
「ま!いいからはよ行って来な〜!絶対死にはしないし、好きな殺し方でいいから!警察来ても全然OKだし!」
「え?なんでですか?」
「私達は国から認められてるし、その依頼は国からだもん♡」
「ほぇ、」
隣でのんきにえびふらいを、食べているやつと
そいつにベッタリなやつ、、ちゃんと話聞けよ、、
「ほら!早く行ったいった!」
「え?!」
「早く行こ〜?こけし〜文〜」
元気よく演美が言った
「ごめんっす〜」
「あっ!ちょ待てよ☆」
俺たちは来て早々任務を任されるのだった
「バイバーイ」
ガチャン
「ふぅ、、どうよあの子達」
とMiraが得意げに、言った
「いいんじゃない」
すかさずMiraが言う
「センスあるくない?私の目に狂いはなかった!!」
「そうだねー、くっちーは?」
とMiraの話を遮り、自分の好物を探しだしたmianに、Miraが
「はいはい、今から買うかr」
「手作りが食べたい」
「はぁ、、分かった分かった」
慣れたようにMiraがクッキーを作り出す
「やった〜!」
と隣で嬉しそうにしてる奴を横目に
『ただいま戻りましたー!』
「おー、おかえり〜」
「どうだった?」
ニヤニヤしながら、みらねぇさんが聞いてくる
「意外といけました!」
「孫の手でやっちゃいましたっす!」
「えびふらい食べたい!」
それを聞いて安心したように、ねぇさん達が笑った。と、同時にねぇさん達がこっちに向かってきた
「え、なんですか?」
叩かれると思い目を瞑るとみあんねぇさんにわしゃわしゃと頭を撫でられた
「わぁー!ねぇさんに撫でられた!やった〜!いいだろ!✨」
と隣を見ると2人は、みらねぇさんに撫でられていた。
「へっ!こっちだって撫でられてるっすよ!」
「そーよ!そーよ!」
3人がそれぞれドヤ顔の中、
「じゃあ今からご飯にするよ!」
『やった〜!!!』
「こら、みあんもご飯食べないとクッキー食べれんよ!」
「それは、やだ!」
「じゃあみんな適当に座ってて」
とみらねぇさんが、台所に行った
「ハッ!今みあねぇさんしゃべったよな!」
「そっすね!」
「初めてきいたぞ!」
「たしかに!演美も初めて聞いた!」
「どんなのなんだろうな!冷凍食品だったりして!あはは!有り得そー!」と笑うと
「えびふらい!!」
とすかさず演美が言う
「俺っちの予想も、冷凍食品出してきそうっす!」
「だよなぁ!」
などと会話していたら、
「えびふらいの匂いがする!」
なんて言って演美が走って台所に行った
「演美頭可笑しいっすね!可愛いっすけど!」
「いつもだろ、ていうかさ」
と話をしようとした瞬間
「男子料理運んで〜」
そういって、エプロン姿のみらねぇさんが出てきた
「うわぁ!エプロン姿も可愛いですね!」
俺が大きな声で言うと
「そういうの口で言わなくていい!!」
ちょっと照れた、可愛い。
「そして、mian!クッキー食べるな!」
と目の前のみあねぇさんが怒られてた
「みあねぇさんがクッキー咥えてる!可愛い!」
「文おちつけ!!」
とこけしが笑いながら言ってきた
「ねぇさんが尊い!!!!」
「とりあえず運んでよ!」
頬を膨らませたみらねぇさんを見ると怖いじゃなくて可愛いしか思わないんだよな、、
運ぶけど
「えびふらい!えびふらい!えーびーえーびーえびふらい!」
台所からリズムを刻ませてぴょんぴょん跳ねながら、演美がえびふらいを運んでいた。
「演美!落ちるっすよ!」
なんてこけしが心配するも、大丈夫と言ってその運び方を辞めない。よし俺もやろ。
「こけしもやるぞ」
「えぇ?!」
『えびふらい!えびふらい!えーびーえーびーえびふらい!』
3人でるんるんで運んで居たら
「うるさい」
みあねぇさんに怒られた。てへ☆
怒ってるみあねぇさん、かっこよ☆
5分後、運び終わってみんな席についていただきますをした
「冷凍食品じゃなかった!びっくり」
なんて言ったら
「こう見えてちょこっと料理はできるもん」
みらねぇさんがこっちをドヤ顔で見てきた
目の前では、みあねぇさんがご飯を頬張ってる
まじ可愛い
「演美えびふらい美味しい?」
みらねぇさんが聞くと
「うん!めっちゃ美味しい!えんび、みらちゃんが作る、えびふらい好き!」
「そっか!良かった!」
なんて、平和なんだろう、とてもマフィアやってるとは思えない会話だ
「あっ!お前ら報告書ちゃんと書いてよね」
急にマフィアっぽい会話を、みらねぇさんからされた
「え、どう書けばいいっすか?!」
と、こけしに答えた
「お手本あるから、あれみな」
みあねぇさんが指す方向を見ると書き方が丁寧に書いてあった。
「ほぇ、、こんな風に書くんだ!」
「うん!」元気よくみあねぇさんが返事をした、クッキーを食べながら
「こら!mian、クッキーすぐ食べない!前から言ってるでしょ!?」
あぁ、ほんとに平和だ、人殺した以外は変わってないしな。
25分後
「美味しかったっすね!」
「意外とな〜」
「えびふらい最高だった!」
俺達が、3人で他愛のない会話をしていたら
プルルruru
突然電話がかかってきた
ガチャ 「もしもし」
とみらねぇさんがでるとニコニコしながら、みあねぇさんの方を見ていた
「はい、分かりました。はい。任せてください。はい。では」
電話を終えると満面の笑みでみらねぇさんが言った
「依頼だよ」
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