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君への嘘









本編start—▶





「着いたぞ」






兄貴に言われ起きる。


そこには懐かしい風景が広がってた。


夜中であまり見えないが兄貴とたくさん戦った中庭、父に防衛隊を諦めろと言われた部屋。様々な思い出が蘇ってくる。







「ただいま。」








靴を脱いで家へはいる。


父が座っていた。

安心した。でも本音は会いたくなかった。








「大丈夫か?体調は」


「今は平気です」


「ならよかった。」


「夜遅いから早く寝なさい。」


「分かりました。おやすみなさい」











―本当に帰ってきてしもてんな。


本当は誰にも知られたくなかってん。家族にも、兄貴にも、。


心配させるから。悲しむから。誰かが、泣いてる姿なんてもう見たくないねん。懲り懲りやねん。


弦くんだって、。

僕が手首捻っただけでもめっちゃ心配して、次の日非番にしてくれたりすんのに、。


突然さ、僕が


「重い病気、かかってしもた。、死ぬかも」


なんて言ったらどんな顔するんよ。


そんな顔見たくないねん。もう誰も悲しまんで欲しいねん。





ほんまに治るんかな。、


そう思いながらまた、深い眠りについた。





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