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「プロローグ─馨─僕の普通とは違う君」
プロローグとか言ってるけどほぼ本編
start
「下の階に目標移動中、恐らく出口の方に向かっているかと」
「了解、直ちに近くの隊員を向かわせる」
今日も飛び交う指示の声。 それを発している1人は僕だ
少しでも指示が遅れれば仲間が死に、任務は失敗する。 そう何度も教えられてきた
「目標を仕留めた、敵は全滅したようだ」
馨 「了解…任務完了」
いつものように命令を実行し、戻ろうとした時だった
「まだ敵がいる!!」
インカムから聞こえてきた声。 追いかけられているのか、声がブレている
そんな事より、敵が残っているというのは完全に自分のミスだ
索敵の役を果たせていない。 またきつい罰があるだろうな
急いで状況を把握しようとした時、後ろから鈍い音がした
確認したいが身動きが取れない。 視線を落とすと、脇腹にナイフが貫通していた。 速く状況把握、報告、指示をしないといけないのに
ナイフが引き抜かれた瞬間、傷口から血が溢れてきた。 止血しないといけないが手は動かず、膝から崩れ落ちてしまう
口からも血が溢れてきて、地面に小さな血だまりが出来た。 意識も朦朧としてきて息が浅くなっていく
「───、──」
敵が何か言ってるが 耳鳴りのせいで聞こえない
速く、速く指示を出さないと
意識を保とうとしたが耐えきれず、僕の意識は途切れた
目が覚めると、病室にいた。 体には包帯が巻かれていて、腕には点滴みたいなものがついている
あの後どうなったんだ?任務は?仲間は?
分からないことが多すぎて不安になる
とりあえず、どんな状況か知ろう
そう思い動こうとすると病室のドアが勢いよく開いた
「あ、起きたー!動いちゃ駄目だよ?かなり重症だったんだからちゃんと休んで!」
入ってきたのは1人の少年。 青髪で目もくすんだ青色
包帯が巻かれていて腕に点滴がつけられている所を見ると、彼も患者なのだろう
それにしても、 「休め」なんていつもは聞かない言葉
意識が戻ればすぐ任務に戻らないといけないのに、どうしてこの子はそんな言葉を…
馨 「…君は誰?僕はどうしてここに…」
「俺?俺は四季!ここにいる理由なんて怪我してたからでしょ」
名前を聞かれてすぐ答えるなんて、無防備だし警戒心が無いな
仲間だとしてもある程度の警戒はしておかないと
四季 「そっちは名前なんて言うの?」
馨 「…馨」
ほんとはあまり言わない方が良いのだけれど、名乗ってくれたし今は少しでも情報が欲しい
四季 「…またなんか考えてるでしょ」
「怪我してんだから寝ろ!休め!」
まただ。 なんで休めなんて言うんだ? 意味が分からない
言い返そうとするとベッドに押し倒され、布団をかけられた。 普段なら押し返せるのに腕に力が入らなくて、されるがままになってしまう
馨 「ちょっと、僕は休んでる暇なんて…」
四季 「休んでいいの!というか休まなきゃ駄目!」
そう言って頭を撫でる四季くん。 他の仲間とも対応が違いすぎて戸惑う
四季 「疲れたら休まないと、ね? 」
優しい瞳で見つめられる感覚が何故か心地よくて、頭を撫でられていても抵抗が起きない
初対面なのに一緒にいたいと思ってしまう
そんな安心感がある
こんな僕に、こんな出会いがあっていいのだろうか
馨 「(…今だけならいいか)」
そう思い込ませて、しばらく彼の温かな手の感触を感じていた
連載かもだし、じゃないかもしれない
続きはします
またね~
コメント
5件
四季くん優し〜🥹︎💕 こんなん絶対惚れるて😖︎💓 かおしきほんと最高、続きも楽しみにしてる!😆✨
おぉ〜さすが四季くん! 初対面の人にもグイグイ話しかけてたらしこんでますね(?) 続き楽しみ((o(´∀`)o))ワクワク💕