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過呼吸表現あり
br視
br 「きんさーん ! おはよ!」
kn 「おはよ 」
「ねぇBroooock、今日は自分で歩きたい…」
br 「じゃあ肩掴まって」
kn 「ん、」
僕の恋人のきんときは足が弱くて1人で歩くことができない
毎朝抱っこでリビングへ連れて行き車椅子に乗せる
全く歩けないわけでもないが 誰かが支えていないと倒れてしまう
br 「結構歩くの上手くなってきたね 」
kn 「そう、? 」
「でも 今の移動だけですごい疲れちゃった、…w」
br 「お疲れ様 っ」
「朝ごはん用意してくるね」
きんときが歩けなくなったのは高校2年生のとき
青春真っ只中でいつも通りの日々が続くと思ってた
1年生の時から付き合ってた僕たちはいつも一緒に帰っていた
_
br 「ごめん !今日先生から呼び出されてるから先に帰ってて !」
kn 「何したんだよ、w」
「まぁ 長くなりそうだし先に帰ってるね 」
br 「明日は一緒に帰ろ !!」
kn 「うん !」
この前の提出物のレポートが酷すぎて説教をくらうと思ってた
でも 保護者に出せと言われプリントを受け取り終わった
きんときに待ってもらえばよかった、と思い まだ追いつくため少し走って帰った
きんときとが前に見え 道路を渡ろうとしていたきんとき達に声をかけようとした
そのとき きんときがバッグにつけていたキーホルダーを落とした
拾い上げた瞬間 とてつもない速さで車が突っ込んできた
一瞬のできごとが飲み込めなかった
今目の前で何が起きたのかも、全て
周りにいた車から大人が降りてきたり 歩いていた周りの生徒はその場で固まっていたり 事実を受け止めるしかない様子だった
br 「きんとき!!!」
人を避け 道路へと飛び出す
br 「きんとき!! 聞こえるっ?」
近くにしゃがみ 声をかける
kn 「Broooockッっ 、いた”ぃ…」
「頭打った…っ”」
きんときが頭を抑えていた手を見ると血が垂れていた
kn 「こわいッ どういうこと っ?」
「Broooock 俺車に轢かれて…ッどうなってんの 、??」
br 「きんさん 落ち着いて 考えすぎなくていいよ 」
「救急車も来るから」
kn 「足もッ」
ぱっと見て1番酷い状態なのは足だ
変な方向に曲がり 服は血まみれになっている
br 「目瞑ってて、」
野次馬が本当に邪魔だ、
何もしていないのに集って見てくる
中には119番に電話をしてくれた人もいる
だけど9割以上は見ているだけ
kn 「いたぃ”ッ いたいっ”“」
br 「痛いよね っ… 」
何も出来なくて 大丈夫じゃないだろうに 大丈夫だよ と声をかけてしまいそうになる
mb 「あと5分くらいで救急車来てくれるらしいぞ それまでに止血しろって、」
通りすがりであろう男性がそう言った
br 「あと5分、っ?」
こんなにも誰も何も出来ない状態で きんときを5分も待たせるのか、
肩で荒い呼吸をするきんときを見て 余計にそんな気持ちが湧き上がってくる
kn 「ぶる ~く っ”」
そうだ、止血…
止血をしないと…
血が主に出ているところをタオルで抑えると あまりにも痛いのか身を捩ったりしていた
こんな大怪我なのにこれで止血できんのかよ、なんて思ったけど できることがこれしかないのは事実
5分があまりにも長く感じたが サイレンが聞こえた時はとてつもなく安心した
救急隊員に同伴しても良いと言われたため 一緒に救急車に乗り込んだ
手当が終わったと聞ききんときがいる病室に入った
先生「頭は切れていたところの処置を終わらせました、 足は恐らく複雑骨折と神経麻痺になっているので 入院していただきます 」
あまりにも理解ができず、きんときの親をとりあえず呼ぶことにした
きんときのスマホを借りて 電話をかけた
親 「もしもし ?」
br 「ぁ、えっとBroooockなんですけど」
親 「Broooock君か! どうしたの ?」
br 「ぁあの えっと っ…」
「帰り道で きんときが車に轢かれて…っ」
その後 軽く事情を説明し すぐに病院に来てくれることになった
kn 「Broooock、っ?」
br 「きんさん!!」
「ごめんっ 俺が先に帰らせちゃったから、ッ まだ痛いよね、ほんとにごめん…」
kn 「Broooockのせいじゃないって っ!」
「信号無視して暴走してた車がいけないんじゃん、…!」
2ヶ月後には退院できたが、医師にはもう歩くことはできないと言われた
リハビリを続ければ1人でどこかに掴まれば立てるくらいにはなるらしいが 1人で歩くことは困難だと
きんときは大学進学を選ばなかった
僕は就職を選んだ
きんときの両親は 車椅子生活になってから 手がかかると言って きんときを見放した
優しかった頃の両親を僕も知ってるから尚更ショックだった
だから 僕がきんときと二人暮しをしたいと言いに行った時も 二つ返事で終わってしまった
事故の後遺症は足の神経麻痺だけではなかった
_
br 「僕この後買い物行ってくるね」
kn 「わかった、」
ある程度必要そうな物は買い揃え帰路に着いた
家に着くとリビングには誰も乗っていない車椅子があった
kn 「Broooockッ …!!」
br 「きんさん!?」
何故か車椅子から落ち、床に横たわっているきんときに 慌てて駆け寄ると 力強く抱きついてきた
kn 「Broooockが出た後に怖くなっちゃってついて行こうとしたの、」
「玄関の段降りれないから車椅子から降りたら 電話もできなくなっちゃった…っ」
怖くなっちゃった、なんて言い方をしているけど 本当はパニック発作を起こしていたのだろう
br 「ごめん ッ、まだ呼吸荒いし 薬飲もっか 」
kn 「うん、」
きんときを車椅子に乗せ 薬を飲ませる
「いつも迷惑ばっかりかけてごめん…っ」
「ついて行っても迷惑だし 家で待っててもこうなっちゃう、」
目に涙を溜めながら そう言う
br 「迷惑じゃないって!!」
「きんときがいるだけで 僕はいいの !
迷惑だなんて1回も思ったことない!」
kn 「…やっぱり俺にはBroooockしかいないや 、…w」
br 「逆に僕以外いたら困るからね」
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続き書きたぴ