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夜「よっ…よいしょッ」
今は攻撃を避けながら躱している((小泉構文??
そいつの正体は判っていない。
こいつとも…十六年の付き合いかな。
喋る事なんて無い。
感情を表す事も無い。
まるで自分みたいだな。
良く部下に、感情が読み取れないとか云われる。
自分ではそうとも思わなかったけど。
ザシュッ
こいつの振るった刀が頬に掠る
夜「…少し本気を出してきたな」
こいつに勝てなきゃ現実世界に戻れない。
厄介だねぇ…自分とほぼ同じ技量の相手に勝つのは。
すると予想外な事に_
?「…お前の生きている意味は?」
夜「…!?」
喋った…!?
今まで一言も発してこなかったのに…
?「もう一度云う。」
頭上に刀が来て_
?「お前の生きている意味は?」
そのまま下に押される
夜「ッ…核心めいた事を聞いてくるね」
そんなの_
夜「無いに決まってる。この酸化する世界はね」
?「それならば終わりにしようか」
その瞬間_
ビュンッ!
夜「…!!」
振るスピードが増してきた…!?
夜「これは…勝てるかな」
太「…」
今は先輩の執務室にいる。
”あの状態”になってから三時間が経つ。
先輩がいる場所と現実は時間の進みが違うと云っていた。
先輩が感じているのが一分だとしても、現実は一時間だと。
だから一ヶ月なんてかかるのか…
先輩がこの状態になる条件は二つ。
体調が悪い時か_死にかけの時。
今回は後者に当てはまるだろう。
太「…どうなるのだろうか」
ヒュンッ ヒュンッ
夜「よっ…とっ」
トンッ
スピードが早い…
追いつけるかな……
その瞬間_
ドンッ
夜「!?」
ドサッ
夜「い゙ッ…」
押し倒される
ビュンッ
首筋に刀が突きつけられる
夜「はぁっ…はぁっ…」
今まで動き続けていたが、急に止まったので息切れが激しくなる
?「…結局、こんなか」
夜「悪‥かったね」
こいつはもう一つの刀を出してくる
その時、私の両手を上の方へ上げて_
ドスッ!!
夜「ぐあっ…」
勢い良く刺される
?「あんたに反撃されるとまずいのでな」
夜「ッ…」
こいつの云う事も半分合っている。
いつか緩む時が来るだろうと思っていた、が。
こうなるともう抜け出せない
夜「私を‥どうしたい」
?「少し話がしたい」
こんな時に話…?
?「嗚呼。あんたの事についてだ」