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「萩原ーもっかい笑ってよー」

「うるせえって」

「なんでよ笑ってる方がいいじゃんよいっつも無表情じゃん」

「凌ちゃん、今日このあと空いてる?」

萩原に後ろから話しかけていると、沙羅ちゃんがこっちにやって来て言った。

「あ、うん、空いてるけど」

「⚫︎⚫︎駅の近くに行きたいご飯屋さんがあって、、一緒に行かない?」

「お、まじ?行く行く、萩原も行かない?」

「あ、その、二人で行きたいんだよね」

え?と声が出てしまった。せっかくなら3人でと思って言っただけだったが、そんなことあるのか。


「ごめんね萩原くん」

「いや、俺は別に」


いつもは萩原と一緒に階段を上っていくのを、沙羅ちゃんは今日は私と一緒にホームに上がった。




───────────────────



「おいしかったね」

「うん、めっちゃお腹いっぱいだわ」

特に何もなくただご飯を食べただけだった。強いて言えば、連絡先を交換していなかったと思い出したように沙羅ちゃんが言いLINE交換をしたくらいだ。


でも、それだけな訳がなかった。


「あのさ、、言いづらいんだけどさ、、」


もうすぐ駅に着くというところで、沙羅ちゃんが口を開いた。



「私ね、、萩原くんのこと好きなんだよね」


ああ、と思った。

わかっていたことのはずなのに、逃げ出したくなった。


「だいぶ前から駅でかっこいい人いるなあってよく見てて、、2組にすごい頭いい人がいるってよく聞いてて、それがその人だって知って、やっと最近接点持てるようになって」

電車が来る音がした。今すぐそれに乗ってしまいたかった。


「前は付き合ってるのとか変なこと聞いてごめんね、もしかしたらって思って、凌ちゃんが萩原くんのこと好きだったらどうしようって思って不安だったの。すごい二人仲良いからさ、でもただの友達だってわかったから凌ちゃんに相談できるなって」


「、、、相談、、?」

「うん、凌ちゃんに協力してほしいんだよね」


何か、この話が途切れるような何かが起こらないかなと思った。


「萩原くんってさ、つかみどころがないっていうか、恋愛対象として見てもらうには私一人の力じゃ難しいかなって、、でもその萩原くんと仲良い凌ちゃんに協力してもらえたら助かるなって思って」


私はしばらく黙った。


「いい?凌ちゃん」


「、、、うん、わかった」



本当に、根性が無い。



「ほんと!?ありがとう、、!!」


由依に、無理だと思ったら負けと言われたのに、

もう無理だとしか思えなかった。

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