テラーノベル
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いつもと変わらない午後
静かな店内で俺のスマホに一件の着信があった
「‥‥はい‥‥はい‥‥大丈夫ですよ。都合はそちらに合わせますから‥‥はい‥‥では後日改めましてお伺いします」
新規のお客様からの電話だ
俺はほとんど埋まっていない予定が書かれたカレンダーに丸を付ける
今は大半の時間をここで過ごしていた
昔は人助けなんかもしていたけど、それは何十年も昔の話し
昔と言っても俺にとってはあっという間の時間だ
そして今では鑑定士の仕事を細々と続けている
後日
お客様から指定された日
俺は車でご依頼主の家に向かうと門が開き、車を敷地内へと走らせる
立派な家のドアベルを鳴らすと中からロマンスグレーの紳士が俺を出迎えた
「わざわざご足労ありがとうございます。さぁ、こちらへ」
「あ、ありがとうございます、失礼します」
家に通されると、すでに廊下には素晴らしい絵画が飾られている
案内された部屋の中も名のあるものばかりが飾られていた
俺が装飾品をまじまじと見ていると、なんとも言えない視線を感じ、そちらに振り向いた
「見てもらいたいものは別の部屋にあるんです。早速ですが見ていただきたい」
「はい、かしこまりました」
とても優しそうでにこやかな紳士は扉を開けて俺を案内し始める
廊下を進むと見てもらいたいものが置かれた部屋の前まで連れてこられた
だが俺はその部屋よりも気になる部屋があった
今までは木造の扉だけだったのに
俺が通された部屋のさらに奥
その部屋だけ何故が重い鉄の扉になっている
明らかに不自然だ
「どうかしましたか?こちらですよ」
「あ‥‥はい、すみません!」
俺は慌てて鑑定品がある部屋の中へ入った
そして仕事をこなし、部屋を出る時間には外はすっかり暗くなっていた
「星導さん、遅くなりましたからご一緒に夕飯でもいかがですか?」
「いえ、俺はこれで‥‥」
「そう言わずに召し上がって行って下さい」
「いや、でも‥‥」
俺がそう言いかけた時、何かの声らしきものが聞こえた‥‥様な気がした
「‥‥どうかしましたか?」
「いえ‥‥聞き間違いかも‥‥」
「あぁ、随分と耳が良いんですね」
「え‥‥?」
そう言いながら紳士は奥にある鉄の扉を見つめている
俺もそれにつられてその扉を見た
「今日は随分と面白いお話も聞けましたから、星導さんには特別にお見せしましょうか?」
「え‥‥何を‥‥」
「私が所有する物の中で一番高価で大切なものなんです」
恍惚な表情を向ける紳士に何故が恐怖を抱いた
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#rurb
れんコン屋
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コメント
1件
うわっ、第2話もめっちゃ気になる展開……!😳✨ 鉄の扉の違和感、そして「聞き間違い」って言った後の紳士の意味深な反応…これ絶対なんかあるやつやん…!最後の恍惚な表情が怖すぎて鳥肌立ったよ😭💦 しかも「一番高価で大切なもの」って…まさか人じゃないよね…?次回が待ちきれないよ〜!!🫣💕