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しばらくリビングで待っているとハロがキャンキャン吠えながら私の膝に手を置いて甘えてきた

水華)あらあら、お部屋から出てきたの?

ハロを抱っこするとハロは「クゥンクゥーン…」と鳴きながら私の顔をべろべろと舐めてきた

水華)よしよし、ごめんなさい有希子さんハロを部屋に連れて行きますね

ハロを抱っこして部屋に連れていこうとしたら有希子さんは笑って「いいのよ〜、わんちゃんのことはパパに話したし新一にも話してあるから」と笑った

水華)でもなぁ…ハロ、邪魔をしたらダメだよ?

椅子に座ってハロを下ろすとハロはキャンキャン吠えながらまた遊び始めた

有希子)あらあら、元気ね〜

水華)本当です…笑

ハロは小さなしっぽをぶんぶん振り平次の所にも行ったりとなんだかんだ元気よく遊んでいる

有希子)さて、そろそろ出来るわよ〜

2人)はーい!

有希子さんに「ご飯ができる」と声を掛けられ2人して返事を返すとちょうど玄関ドアが開き「ただいま〜」と優作さんの声と新一と…「お邪魔します〜」と蘭と蘭のお父さん、小五郎さんの声が聞こえ驚いて3人して玄関に行くと蘭と小五郎さんがでかでかとした荷物を持っていた

水華)ら、蘭!?

蘭)緊急事態だから来たよ!

蘭は私を強く抱き締め耳元で「話は全部聞いたよ、心配だから私とお父さんが暫く泊まりに来たの」と話してから離れにっこにこの笑顔を見せた

水華)あ、あらァ…(小五郎さんが居るってことは…やっぱり、爆発物系の事件か…)

小五郎)私がいる限り水華さんの安全は私が保証しますよ!

水華)それは〜…とってもありがたいけど…泊まれる部屋あんの?

小五郎)いざとなれば水華さんの部屋の前で寝ますよ!護衛も兼ねてね!

わぁーとっても頼もしい…(けどやめて欲しい…)

蘭)ごめんね、連絡もなしにこっちに来ちゃって…迷惑をかけるつもりは無いけど…どうしても心配で…

水華)そ、そっか…ありがとうね笑

とりあえず三人をリビングまで連れていき有希子さんが作ったすき焼きを全員で平らげた後…

蘭)とっても美味しかった〜

有希子)あら、それは良かったわ

優作)有希子の作る料理はなんでも美味しいからな笑幸せ太り真っ只中だ

有希子)あら、そのお腹から少しはみ出てるお肉は何かしら

優作)夢と希望だな

有希子)よく言うわね笑

全員で軽く談笑したあと、蘭と小五郎さんの部屋をどうしようか…という話にいつの間にか切り替わっていた

優作)2人の部屋かぁ…蘭ちゃんは新一たちと一緒に寝るか?新一はもちろん床だがな

新一)部屋の主の俺の扱い酷くないか?

蘭)あら、もしかして私か水華ちゃんのどっちかが床で寝ろと?

有希子)まぁ新ちゃん!それは横暴ね!女の子は大切にしなさいって昔から_

新一)わ、わぁったよ!

水華)んふふっ笑

新一は席から立ち「敷布団敷いてくる!」と少し不貞腐れた顔をしながら部屋に向かった

優作)おやおや、拗ねたか笑

有希子)まだまだ子供ね〜

2人は新一の不貞腐れた顔を見て微笑ましそうに笑い平次は優作さん達が寝る部屋の隣で寝る、と決まり小五郎さんはリビングのソファで寝る時と決まった

優作さん達は何回も謝っていたが「いきなり来た私たちがいけないんですよ笑」と笑って穏便に済ましていた

多分内心「なんで俺が…」と思っているだろうが…まぁ、そう文句は言えないだろうね笑

有希子)水華ちゃん、新ちゃん迷惑かけてない?やな事されてない?大丈夫?

水華)平気ですよ笑

有希子さんは私をものすごく心配するがケロッとした顔で「平気ですよ〜」とヘラヘラ笑う

有希子)ならいいけど…そうだ!お風呂入っておいで!ホットココアとホットミルクどっち飲みたい?出る前に教えてくれたら作れるわよ!

水華)ココア! 

有希子)はいはい笑服は…明日色々買いましょうかお泊まり記念として私が明日欲しいもの全部買ってあげるわ!

水華)…え?

あ、有希子さんが…なんか、やけに笑ってる…なんというか…嫌な予感がする…









その嫌な予感が明日的中するとは……

私の周りには面倒臭い人達しか居ません

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