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srp🦉🎻×ngo☯️
注意
◇ご本人様には一切関係ありません
◇nmmnです
◇地雷&苦手な方はお早めにご退出
◇この先、名前の伏せ字なし
◇srp→ngo ngoがsrpのこと好き要素なし
_____________
〈長尾目線〉
staff「それでは、撮影開始まで楽屋で待機ということで」
ngo「は〜い。わかりました〜」
公式番組の撮影。
俺が少し早く来てしまったこともあって、スタッフさんが慌てた様子でスタジオ内を動き回っている。
こんなことなら丁度に着くべきだったな、と少しの罪悪感。
だけど、いつもなら残り少ない差し入れを一個取るだけだったけど早く来たおかげで好きな味を2つもゲットできた。
プラマイ0かな。
おそらく自分が1番のりだろうとたかを括って豪快に開けた楽屋の扉だったが、中には長い足を持て余して鎮座する後輩の姿が。
ngo「あっえ!?セラフ!?」
srp「あ、長尾さん。お疲れ〜す」
ngo「え、めちゃ早いじゃん、セラお。どしたん?」
srp「あ、さっきまでヴォルタの打ち合わせあって。長尾さんこそ、珍しいっすね」
俺が楽屋内に荷物を置いて、水を一口含んだ間にも、後輩…もといセラフ・ダズルガーデンは口こそ普段通り回っているが、そのほかは微動だにしない。
持て余した足を躊躇いもなく伸ばし、両手を体の側面に垂らし、首をぶらんと後ろに倒している。
セラフの目には、楽屋に入ってきた時の俺は逆さまに見えていたことだろう。
ngo「俺はたまたま。それよりも、何でお前はこんなにかっこいい先輩が入ってきたのにそんな座り方なんだ?」
背もたれの頂点に置かれた顔を覗き込む。
意外にも目はしっかりと光を反射している。
声もそうだが、ただ単に眠い、というわけではなさそうだ。
srp「いいじゃないすか、長尾さんなんだし」
ngo「あんなぁ〜、俺これでも先輩なんだぞ〜?それに、今日一緒に撮る奴がこんなにだらっとしてたら気になるだろ、普通」
srp「…今日、とことんツイてないんです」
ngo「は?ツイてない?」
srp「はい……今日朝、アラームかけ忘れてるわ、食パン焦がすわ、水はこぼすわ。挙句打ち合わせに必要なもの忘れるし、撮影開始時間間違えるし」
ngo「あぁ〜〜………それはきついな」
srp「もう今日俺厄日です。この調子だと撮影でもなんかやらかしそうだし。…あぁ〜…だめだ」
…これは相当キてるな…………
そういえば、今日牡牛座が最下位だったような。
こんなに効果というか、そういうものが出てしまっていいのか?
srp「あぁ、もう休もうかな今日の撮影。皆さんには申し訳ないけど俺がこれから何か迷惑かけるよりも………」
え、ちょっと待って、セラフってこんなにネガティブ思考だったっけ??
それなら
ngo「それじゃあ、俺がお前をなんでもできるラッキーボーイにしてやるよ」
srp「え?」
ngo「ほら、これ俺の好きなお菓子。さっき差し入れのとこから取ってきた。これでも食べて考えろ。何か一つ、とっておきのお願い」
srp「お願い…」
ngo「そ。それをこの長尾さまが叶えてしんぜよう。まぁ、俺のお菓子分けてもらえた時点でお前はもうこれ以上ないくらいに幸運だけどな!」
srp「……………………」
_____________
〈セラフ目線〉
ngo「あ、俺が叶えられる範囲にしろよ?この世の財宝全てとかは流石に無理だからな?」
長尾さんが叶えられる、俺のとっておきのお願い。
そんなの、答えは決まってる。
srp「…それじゃあ、俺に_____」
俺に、先輩をください。
だけど。
これはお願いじゃなくて、告白として。
これは長尾さんに叶えさせるんじゃなくて、俺が叶える夢として。
ちゃんと伝えなきゃいけない。
受け取ってもらわないといけない。
ngo「…“俺に”?“俺に” どうしたいんだ?」
srp「……いや、なんでもないです」
ngo「…そうか?なら良いんだが……。てっきり、俺にスイッ◯2くださいとか言われるのかと…」
srp「あ、その手があったか」
ngo「あ、やべ」
srp「今回のお願いはそれで、お願いします」
srp「本命のお願いもあるんすけど、それはまた後日」
srp「星座占いが1位の時にでも聞いてください」