ここはおとぎの国
たくさんの言葉で紡がれ生まれた世界
自分はそんな世界を旅する旅人
けれど
「ここはどこだろうか」
フラフラと気ままに歩いていたので迷ってしまったのだろうか
「しかし、こんな霧の深い森は初めてだ」
そう周りを見渡すと霧の中に人影が見え、その人影は手をこちらに伸ばしているように見えた
その手に触れようとした途端手のひらに1つの水滴が落ちてきた
「冷た、」
ふと、先程の人影の方を見ると
その影はゆらゆらとかたちを崩し始めた
最後に微笑んだように見えたあとは
まるで最初からいなかったかのように綺麗な白い霧が視界に拡がった
(今のは一体?)
そう考えたもつかの間
『.・*’’*・.♬.・*’’*・.♬』
どこかから唄が聞こえる
(この唄は?どこかで聞いたことが)
まるで誘われるかのようにその声の持ち主の方に向かって歩いていく
そこに居たのは中性的な顔立ちの子供だった
「君、その唄って、」
『あなたも知ってるはずだよ?』
『だってこの唄は君の唄だもん』
そう子供に言われて頭の中のぼんやりとした霧が少しだけ晴れたように感じた
『あれ?まだダメ?残念』
そういう子供は言葉とは似ても似つかない
おもちゃを見つけたみたいな声色でそう言った
私が書くのはここまであなたならこの物語の続きどう紡ぎますか?”Happy End” ?または “Bad End”?結末はあなた次第
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