テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
やぁやぁ…君は現代の人間かな??
快楽…堕落…
人間の欲望は実に滑稽だ……。
さぁ…ここで質問だ。
『七つの大罪……』
君はこの中のどれかを犯したことがあるかな?
▶いいえ
▷はい
⟡.──────────── .⟡
嘘なんか吐いても意味ないよ??
君は…『嫉妬』…そのものだね。
この世界に生まれ落ちて…
産んでくれた母親をも憎んで…
…ふふ、笑
なんて滑稽なんだろうね…?
目が覚めたかい?
白い光が視界を覆う。
数秒、眩しくて目を顰める。
語りかける男は、奇術師のような派手な見た目をした男だった。
長い紅色の髪がその印象をより際立てる。
『君が最後の大罪…。
″嫉妬″…』
そう言い放った。
大罪……。七つの大罪の事だろうか…
この世界では大罪を犯した物から追放される。
完璧主義のそんな世界……。
『端的に言えばあれさ。君は嫉妬……そのものに選ばれたんだよ。』
そんなはずは……おかしい。
もう既に『嫉妬』で追放された人は居たはずなんだ
そうやって聞くと、彼はこう答えた
『実際には嘘だよ。
神は本当の大罪の遣いに相応しい僕らを選んで
世界を破滅へと運んでいるのさ。』
神…破滅…よく分からないが、今までの掟は嘘だったのだろう。
彼の名前を聞いていない事にハッとして聞いてみる事にした。
貴方は…??
そう聞くと彼は少し笑い、高らかに自己紹介を始めた
『僕は『傲慢』さ。
シルヴェール・スペルビア
皆からはスペルって呼ばれてるよ』
…私の名前は…???
そう聞くと彼は私専用の名前を発表した。
『君は『嫉妬』。
エンヴィー・ローレライ…
そのままエンヴィーでいいんじゃないかな?』
エンヴィー…
嫉妬…
私が嫉妬に選ばれるのも無理はないかもしれない。
何故なら私は…肉親を恨み。
親友さえも自分の手で………。
私の肉体には茨の棘が刺さってそのまま抜けないから。
穢らしい血が流れてるから。
傲慢。スペルに後ろに着いてきてくれ…と言われ
言われるがまま着いて行った。
着いた場所は不思議な世界…。
まるで自分が神になったかのようなそんな感覚…
そして…さっき傲慢が言ってた通り私が最後の大罪だったようだ…。
『エンヴィー。』
後ろから声がした。
声の主はスペルで、彼は相変わらず余裕の笑みを浮かべている。
#読み切り
こげ丸
『ここ、気に入っただろう?』
『気に入るも何も……まだ何も知らないよ。』
私がそう言うと、スペルは肩をすくめた。
『……ふふ、そうだよね。
君は″最後の大罪″なんだから…。』
『さっきも言ったけど。君が来てくれた事によって全員揃ったんだ…見てくれよ』
スペルは指を鳴らした。
パチン────。
と音が響く。
次の瞬間。
先程までの静けさとは裏腹に、
雌型の笑い声や雄型の話し声…
先程の何も無い空間とは全く違う。
天井は異様な程高く、何処まであるのか予測さえできない。
壁は黒い布が垂れ、
床には血のように紅い模様が描かれている。
その中心には…
巨大な円形の祭壇があった──────
その上には、七つの椅子が並べられている。
椅子の背には罪の文字が刻まれていた。
傲慢。嫉妬。憤怒。怠惰。強欲。暴食。色欲。
最後の椅子────
″嫉妬″の席だけが空席だった。
『さぁ…座って。』
────────────────