テラーノベル
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こちらの作品は、第最終話記憶の彼方の続きです。
エクスデスさんが主人公として登場しますので、よろしくお願いします。
私 「此処は…」
私達は謎の存在により、消されてしまった。
やはり私は弱い。
白紙にせねば、この物語は進まないかもしれない。
此処は恐らく無の世界。
あの時とは違う、アイツらは居ない。
〇〇〇〇〇〇に消されてしまった時は〇〇〇達が居た。
あの時は〇〇〇〇〇〇の苦しみを少しでも減らしたいという想いが一致したから
会えたんだろう。
でも今は自分が誰かも、アイツらが誰かも分からない。
いや、思い出せない。
〇〇〇 「〇〇〇〇〇!俺らはずっと一緒だからな!」
誰だ?分からない…
〇〇〇〇 「〇〇〇〇〇、これからもよろしくな」
〇〇〇〇 「〇〇〇〇〇さん!いつも頼りにしてますよ!」
〇〇〇〇〇 「いつもありがとう。これからも頼りにさせてくれ」
誰なんだ…思い出せない…頼む…思い出させてくれ…
顔に靄が掛かって、声に雑音が入って…記憶がどんどん薄れていく。
五人だったはず…違う…あの子が居るはず…でも…あの子だけ、姿も分からない。
私は…あの子を苦しませていた。
あの子は、私のせいで、殺人を犯した。
ごめんね…〇〇〇〇〇〇…
あのお方は…無事なのか…?
いや、きっともう無理だ。
世界は壊れて、全て無くなる。
思い出も、幸せも、全部無くなる。
どうしてだ…?悪ばかりいい思いをして、
善は不幸になる。
だからといって、私は自分が善だなんて思わない。
あの子を苦しませて、あの子の希望を奪って、そんな私に、幸せになる権利なんて無い。
もし願いが叶うなら、あの子だけでも助けてくれ。
あの子だけでも、家族に会わせてくれ。
あの子を抱きしめてあげてください。
私を…許してください…
私 「え…」
あの子だった…私が、苦しませてしまった子。
私の…大切な人。
私の名前…思い出した。カオス、ゼロムス、アルテマ、バハムート。
でも、この子は?分からない。名前を呼びたいのに呼べない。
〇〇〇〇〇〇 「エクスデス、何で泣いてるんだ?」
自然と涙が出てきた。
溢れて止まらない。
彼は私の顔に触れる。
〇〇〇〇〇〇 「大丈夫、私が側に居るぞ。ごめんな、きっと苦しかったんだろ?無理を
してまで、ずっと耐え続けて来たんだろ?もう、充分だ」
私 「…ずっと…怖かった…謝りたかった…責めて…お前は…家族に会って
欲しかった…どうして…此処に…」
〇〇〇〇〇〇 「お前の側に居たかった、それだけだ。また、一緒に居てくれるか?」
私 「私で…良いのか…?」
〇〇〇〇〇〇 「あぁ、勿論だ!」
彼は私を優しく抱きしめてくれた。
その時、頭の中に浮かんだ事。
私 「ゾディアーク…」
やっと…思い出せた。やっと…全部…
ゾディアーク 「おかえりなさい。エクスデス」
私 「…ただいま!」
コメント
2件
ヒェッ、、、最近ほんとに涙脆くて自然と泣いちゃうんですけどこの作品は心から泣けました、、😭😭💕💕 これからもこういうの待ってます‼️☺️✨✨