テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
⚠︎キャラ崩壊⚠︎
※人死にます。
⚠︎⚠︎🤍さんド屑です。⚠︎⚠︎
苦手な方は🔙お願いします。
舜太side
出来心といえばそうだった。
軽い気持ちで始めた出会い系アプリ。
同性愛者専用の、ちょっと変わってるやつ。
いい人居ないかな、なんて。
そんな気持ちでやってみただけだった。
”山中柔太朗”
この時は、この男に人生を狂わされるなんて思ってもいなかった_
「ごめん、金貸してくんない?」
3回目のデートだっただろうか。
別れ際、彼は唐突にそう言ってきた。
「…ええけど、いくら?」
「1万…いや、5000でいいから」
5000円ぐらいならまあええか、と思い財布から取り出して渡す。
「ありがと、まじ助かる」
「全然!」
どうやら会社で上手くいってないらしく、給料日までの生活費がちょっとだけ 足りなかったんだという。
俺もそこまで稼いでる訳じゃない。かといって生活できないくらい金がない訳でもない。
だからこれぐらい、なんてこと無かった。
「あと2万貸してくんね?」
そういわれた時はちょっと驚いた。
「ごめん、今金欠でさ、笑」
「しばらく借りてもいい?」
「ほら、またいつか返すから」
「全然ええけど…大丈夫なん?」
「うん、舜太がいるし」
「……せやな、笑」
そうやって微笑む。
俺はそれが、求められてるように感じて嬉しかった。この人には俺が必要なんやって。
「今月も助かる、ありがと」
柔にお金を渡す生活も慣れてきた。
自分に使うお金は最小限に抑えて。
その代わりに副業として夜の仕事も始めた。
そうやって毎月稼いだのを渡していた。
それが10万、20万…と増えていっても、
「ありがとう」と微笑まれるだけでどうでも良くなる。
柔の家に行って料理とか、家事とか手伝うことも増えてきて。たまに「いつものお礼」ってえっちなこととかもしちゃったりして。
柔と過ごす時間には俺が稼いだ何十万よりも価値がある。俺の関わり方も愛し方も、間違っていない。はず。
「舜、俺のこと好き?」
「おん、大好き!」
「ありがと、笑」
その日は久しぶりに仁ちゃんとご飯に行った。
もう何年も会ってないのに、仁ちゃんはどこかあの頃の面影が残っていて懐かしかった。
「久しぶりっ!」
「久しぶり」
「今なんの仕事してんの?」
適当に選んだご飯屋さんで、向かい合って座るとまず出てきたのは仕事の話。
「今は…昼は普通に社会人してんで!」
「昼はって、副業してんの?」
「そうそう!夜の仕事なんやけど…」
「は?それ大丈夫なやつ?」
「大丈夫大丈夫!おっさん達と話すだけで金貰えるから楽なんさな〜笑」
「……へぇ」
ピコンッ
まるで静寂を破るようにスマホの通知が鳴る。柔からのメッセージだ。
『しゅん、今月ちょっと増やせない?』
『了解!』
『後、明日俺ん家来てね』
『わかった!』
「…恋人?」
仁ちゃんが、首を傾げてそう聞いてきた。
「んー、ほぼ恋人かな!笑」
「ほぼ…?どこで出会ったの?」
「マチアプ!」
「えぇ…」
ちょっと引いたような、「正気かお前」とでも言うような冷たい目で見てきた。
「ん?なんか変な事言うたかな?」
「いや、別に」
「どんな人なの?」
「んー、優しいな!笑」
「あ、でも俺がおらな生きてけんくてさ〜」
「まあそういうとこが好きなんやけど!笑」
「…ふーん」
「お金渡すとさ、めっちゃ喜んでくれんねん!」
「笑顔 で、『ありがとう』って!」
「お金…?」
「そう!なんか金欠らしくてさ〜」
「うーん…まぁ気をつけなよ」
「気をつけなよ」その言葉の意味がよく理解できなかった。何に気をつける必要があるのだろうか。
「どういうこと?」
「あぁ…いやまあ、自分のことにもお金使いなよって」
「それは…ええよ別に、笑」
「何があるかわかんないし、さ?」
「は?何、仁ちゃん柔が悪い人って言いたいん?」
「違う違う、良いように使われてないかなって心配で……」
「……はぁ、?!意味わからん!」
「柔はそんなことしやんし、!!!」
柔のことを知らないくせに、変なこと言うもんだからついカッとなってしまった。
仁ちゃんが慌てて俺を座らせて、その時に俺もハッとして冷静になった。
「あの…悪いことは言わないからさ、」
「現実は……見ときなよ、ちゃんと」
「………」
その後、微妙な空気が流れて、お互いに居心地が悪くなったからそのまま解散に。
”現実は見ときなよ”
その言葉が、やけに頭に残った。
「いやぁ、ほんとにごめんね?」
「おん、大丈夫やで、!」
「……あれ、先月と変わんないけど」
「あっ、ごめん…!忘れとった、!」
そう言って、財布に手をかけた所で仁ちゃんのあの言葉を思い出した。
「なぁ……柔、?」
「ん?」
「ほんまに、お金ないんやんな…?」
「…何、なんか言われた?」
「前会ってた、仁人って人?」
「あぁ、いやえっとぉ…」
「勿体ぶらずにいいなよ」
「う、うん…現実見なって……」
「へぇ、変わってんねその人」
「何も悪いことしてないのにね、俺ら」
「…せやんな、!! 」
「はいっ!」
柔の言葉に納得して、俺は財布から10万取り出して柔に渡した。
「ありがとう」って、また微笑んでくれた。
俺にとっては、それが何よりも嬉しかった。
『舜太、ちょっといい?』
『まだあの人にお金渡してるでしょ』
『言おうか迷ってたんだけどさ』
『やっぱりおかしいよ』
急に仁ちゃんからメッセージが届いた。
その内容の返信に悩んでいたら、隣から柔が覗いてきた。
「あ、またこいつ…」
「ねぇ、舜はこの人のこと正しいと思うの?」
「……ううん、柔が正しいと思ってんで」
「だよね、流石舜太」
そう言って頭を撫でてくれる。
その手は冷たかったけど、暖かかった。
「邪魔だね…そいつ」
「ね、舜太」
「今度の土曜までにこの人殺しといてよ」
「………は、?」
「え?いらないじゃん、こんなの」
「舜太と俺の邪魔者なの、わかるでしょ?」
「ねぇ、俺のためなら殺せるよね?」
息を飲む。
確かに仁ちゃんは邪魔だ。
俺と柔を引き剥がそうとしてくる、邪魔な奴。
しかし、俺は人を殺したことなんてない。
バレたら、捕まっちゃうかもしれない。
身内の恨みを買って、いつか刺されちゃうかもしれない。
でも、それでも、柔が望むなら俺は手を汚す選択ができる。
「…できねぇの?」
「で、できる!やります……!!」
「さすが舜太、笑」
あの日。
俺は自分の手で仁ちゃんを殺した。
包丁で滅多刺しに。
あの消え入りそうな断末魔と、苦しそうな顔は忘れられないけど、柔がいっぱい褒めてくれたからそれで良かった。 これで邪魔者は消えた。
柔太朗side
「ん、これ今月の!」
「あざーっす、笑」
あー楽。 人生楽だわ。
会社なんてとっくにやめた。
だって、働かなくても貢いでくれる存在が出来たから。
正直、男も女も関係ない。
恋愛するためにアプリ始めたわけじゃなかったし。だから、舜太の存在は俺にとって好都合だった。
まぁ、 1回現実見ようとしたから元凶は殺させといた。
だから、大丈夫だろうって思ってた。
「…柔、ごめん」
「もう、無理なんさ……」
最近会うの渋ってると思ったら、金がないだのなんだの言って、俺のことを避けてたらしい。
有り得ない。
「じゃあ、稼ぎゃいいじゃん」
「シフト増やせよ」
「もう…体的に、」
「は?使えな……」
「もういいわ」
こんな冷静になられちゃ使いもんになんない。
俺しか見えてなくて、俺のためだけに何でもしてくれるからこいつは存在価値があったのに。
「もう要らない、死んでくれ」
「……ごめんなさっ、」
「だーから、いいからそういうの」
「死ねっつってんの、わかんない?」
「わ、わかんな…」
「あ”ーっ、うざい」
「頼むから死んでくれ」
「おら、そこ立てよ」
「っ……はい、」
「ん、ばいばーい」
たまたま近くに都合いい崖があったからそこに立たせて背中を押した。
ゴンッ、と鈍い音が響いたから、 まぁ、死んだだろう。恐らく。
振り返って家に帰った。
ピンポーン
「東京都警です、開けてください」
「はい、なんすか?」
「殺人の疑いで、現行犯逮捕します。」
「…はは、笑」
「舜太っすよね?」
「あいつ、自殺ですって」
「俺は何も手加えてないです」
「…取り敢えず、署まで御同行願います」
「…はいはーい、笑」
あー、終わった、笑
あいつのせいだ、全部。
はい、お疲れ様です!
ほんまにごめんなさい!!柔さん屑にしたかったんです!!!!!
かなり言葉遣いキツイので…思いつきで書いたことに反省しております……
また次回!!!!
🎀もちたん🎀
535
comi
8,500
コメント
3件

重いの大好物です!依存ってめっちゃ怖いですね😱
うわっ…これ、めっちゃ重いやつやんか…。読み終わってしばらく息が止まっとったわ。 舜太の「柔のためなら」って自己犠牲が、じわじわと侵食されてく感じがリアルで怖かった。最後の視点切り替えで柔の本性がドンって出てきた瞬間、背筋冷たくなった。愛情って言葉で自分を騙してるうちに、取り返しつかんとこまで行っちゃうんだな…。 永絆さん、こういう依存関係の歪みを描くの上手すぎる。次も読むわ🔥