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放課後。
喫茶店で 空太(くうた)は 杏葉(あずは)と並び、 碓井(うすい)さんと向かい合って座っている。
「透子(とおこ)は学校を辞めるんですか?」
聞いたばかりの言葉を繰り返す空太。
「はい。あくまでも最終オーディションに受かればの話ですが」
「……仕事を取るか、学校を取るか」
杏葉は、確認するようにつぶやいた。
「少々訂正させてください。夢を取るのか、友達を取るのか、ですよ」
そう言って、碓井さんはニッコリと笑った。
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第70話 ふたつにひとつ
「夢を取るのか、僕たちを取るのか、ですか」
先程と同じように、空太は碓井さんの言葉を繰り返す。
「そうですよ。透子ちゃんにしてみたら、一大事……あぁっ!!」
碓井さんは、悲鳴に近い大声をあげながら立ち上がった。
「そっか、そうだったのですね。だから、*****************************
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