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ここは水上家
そして今私は鮎の部屋の中にいる
壁一面にイケメンがいる
「前言ってたのがこの人だよね」
「そ、それが川村くん」
「こっちは?」
「…そうだ 私の推し達を紹介しよう」
鮎が勢いよく立ち上がった
「川村くんの右をご覧ください」
鮎は指先をずらした
「この子が海野水城(みずき)くん」
「おお!」
早速ロウソクにヒート!
「その上をご覧。その子が川喜田奏くん」
「うほー 結構可愛い!」
ロウソクの火もステップアップ!
「そして、次が…」
「おおおー」
鮎の口調が速くなっていく
気分もどんどん上がっていく
ロウソクの火もどんどん大きくなっていく
「…で最後がこの子 猫山緑くんね」
「…最高!」
ロウソクの火は既にかなりの大きさになっている
妖力の炎じゃなきゃ既に火事になっているだろう
そんな私を見て鮎はニヤリと微笑んだ
そして、
「で、この子達が歌うのがこの曲ってわけ」
と、黒くて小さくて平らな金属板の上に指を滑らした
すぐさま流れ出す曲
「…!」
あまりの衝撃に、頭のロウソクも最高潮に燃え上がる!
「最高!」
「でしょ〜」
誇らしそうな鮎
「…生で聴きたい!」
「そういうと思ったよ! コレ見て!来月会えるよ」
「うひょー。会えるの?ほんとに?チケットは?」
興奮で鼻息が荒くなってしまった
「友達が行けなくなったから2枚あるよ」
「やったー」
こうして、
今夜、私の炎は新記録を更新した