○月○日。
数年に渡った戦争が終わった。
僕は、祖国に帰り、ある場所へ向かった。
🐹「やー、元気か?…」
目の前に並ぶ5つの墓標に話しかけた。
1つ1つ、大好きな弟達、そして愛しの恋人の名前が刻まれている。
“テヒョン”という名前がないことに、安心と不安を抱いた。
ザッザッ
すると、背後から足音が聞こえ、僕の後ろで止まった。
?「ジンヒョンッ…」
聞き覚えのある声。
僕は、振り返って
🐹「やー、大人になったな…テヒョン」
テヒョンに言葉をかけた。
するとテヒョンは、少し年を重ねた顔を上げた。
隣まで来て、地面に座り込んだ。
🐯「グガもヒョン達も…僕らを置いて行くなんて、酷いですよね…笑」
悲しそうな目で、昔のように笑ったテヒョン。
やっぱり、どれだけ時間が経っても
大切な家族を失った悲しみは、そう簡単には消えない。
🐯「ジンヒョンが、いてくれて良かったです…」
涙を流しながら、テヒョンは微笑んだ。
🐹「こっちこそ、テヒョンが生きてくれて良かった」
僕も笑い返した。
本当は、死ぬつもりだった。
大切な人達を失った世界で、自分だけが生きるのは嫌だった。
でも、怖くてできなかった。
だから、僕はメンバーの分も生きると決めた。
気がつけば、日が暮れ、星空が広がっていた。
🐯「すごい数の星ですね…」
🐹「そうだね」
これは…この光は…
大好きな弟達…
ユンギ、ホソク、ナムジュン、ジミン、テヒョン、グクと共に見た景色…
大好きなファン、army達のペンライトと全く同じに感じられた。
あの頃を思い出すような光…星…
僕らが歌えば
歓声が聞こえ、沢山の愛が飛んでくる。
あの時間が、あの日々が…
他の何にも変えれないぐらいに大切だった。
最愛の弟達…
僕は、まだここにテヒョンといるよ…
だから、見守っててね…
コメント
3件
そろそろなんですね、、?そろそろなんですね!?!?!?😭😭 なんか、悲し嬉しい、🥹😭💗 来世説の思いは外れた気がするので大人しく次回も楽しみに待ってまーす!!