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akpr アイス
※初投稿です書き方下手くそです
ak side
pr「あっつ〜、このままやと溶けそう…」
ak「今日最高気温35度だって。そりゃ暑いわけだ。」
pr「はぁ?!最悪や…んもぉ暑すぎるってぇぇ!!」
そう言って暑さに悶える君。
額から首にかけて流れる汗は、どこか少しの色気を放つ。
今日は各地でも猛暑日のようで、俺達も学校帰りの公園、日陰でなんとか暑さをしのいでいた。
ak「あ、それじゃあアイスでも買う?コンビニ歩いて5分だし。」
pr「えぇぇ…動きたない…。あっきぃ買ってきてやぁ…。」
ak「えぇ…?笑……んもう、仕方ないなぁ…。」
なんて呆れたように言うけれど、本音を言えばちょっとさみしい。
せっかく二人で買いに行けたのにな、とかおかしなことを考えて、俺はスマホ片手に灼熱のアスファルトを踏みしめた。
「517円です。袋お付けしますか?」
ak「あ、お願いします。」
涼しい店内で、2人分のアイスを購入する。
悶々とした頭を冴えさせるかのように、バーコード決済の軽やかな音がレジに響き渡る。
「ありがとうございました〜」
店員さんの声を後に、また悶々とした蒸し暑い空気の中を歩き始める。
ak「アイス溶けないかな…。」
たかが5分でも、溶かそうと思えば余裕で溶けてしまうような暑さ。
シャツの袖でこめかみを拭い、できる限り急いで公園に向かう。
pr「あ、おかえりあっきぃ。アイスありがとな。」
ak「別にいいよ。はい、ぷーのすけの好きなミルク味。」
pr「え!覚えててくれとったんか?!ありがとうあっきぃ!」
そう言って笑う君を見てると、少しだけこの暑さにも感謝できる気がした。
俺は自分の分の小分けアイスを口に放り込む。
甘く冷たいメロン味。口の中で転がして、体中の暑さを紛らわせる。
隣では真剣にアイスキャンディを頬張る君。
耳に横髪をかけちゃって、少し溶けたそれを口いっぱいに味わっている。
ak「……えっちだなぁ。」
思わずそう口にしてしまい、君は暑さとは違う理由で顔を赤らめていた。