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渡辺はゆっくり雑炊を食べる。目黒は何を言われたら、こうなるか考える。目黒が関係しているのは確か。だが目黒をどうする?
渡辺が悲しむこと、言うことを聞かざるを得ないこと。それは何だ。
渡辺が悲しむのは、自惚れではなく、目黒と別れること。
きっと別れさせると言われたのだろう。だが、どうやって?
グループは売れてるから人気が下がることはしないはず。目黒も、人気者だから、イメージダウンすることにはならないはず。
渡辺に何かするんだ。身を引くことになるように。
自分から別れを告げさせるんだ。
どんなことが出来る?
目黒ー翔太くん。1人にならないで。
渡辺ーはぁ?
目黒ーきっと狙われてる。
渡辺ー・・。
目黒ー翔太くんを襲ってぼろぼろにするつもり。俺のそばにいられないようにするつもり。
渡辺ー気をつける。
実はもう遅い。
3人の男たちが視界に入ってくる。
毎日ではないが、頻繁に見かける。
あの男たちを使うつもりだろう。
3人とも、体格がいい。渡辺なんか簡単にねじ伏せることが出来る。
いつも、いつ狙われるか、襲ってくるか、考えている。
だから、食べれないし、目黒に言わない。もうそろそろ危ないだろう。
渡辺ー3人じゃ、勝てない。1人でも無理だ。目黒、ごめんな。
部屋で1人泣く渡辺。
だが、2人のことを知っているマネージャーが気が付いた。
同じ3人がよく渡辺の近くに現れる。よくない感じの男たち。
マネージャーは目黒に言う。
目黒は、マネージャーに、専務の仕業だと言う。マネージャーは「守ってみせます」と言う。力強い味方が出来た。渡辺は知らない。
マネージャーが出来るだけ渡辺に引っ付いている。
渡辺も、なぜかマネージャーがいつもそばにいるようになったのを不思議に思ったが、いてくれると安心する。男たちは寄って来れない。だが、それは渡辺もマネージャーも甘すぎた。考えが。
男1ーあんた渡辺翔太だろ?
渡辺ー・・。
男1ー素直に言えや?
渡辺ーそれが何か?
男1ーちょっと遊ぼうや。
渡辺ーお断りします。
マネー渡辺さん、行きましょう。
男1ーまた、誘うわ。
渡辺ー結構です。
マネー来ないでくださいね。
渡辺ーマネさん、行こう?
男たちが近づいてきた。
それでも渡辺は安心していた。マネージャーがそばにいるのだから。
渡辺も、マネージャーも知らなかった。男たち3人は簡単にマネージャーを倒して渡辺に近づくことが出来ることを。