「夏月今日遊べる?」
「ごめん!今日は用事があって、」
「そっか、また今度な」
「うん、また誘って」
僕が通っている、S大学は、とても広く大きく、自然豊かで先生や先輩方も優しい
そんなS大学に、入った理由は、1年前に亡くなった祖母からのメッセージであった。
1年前
「おばあちゃん、、」
僕の祖母は、心臓病を患っていて、おばあちゃんは、自室で息を引き取っ た。その前に、僕は祖母と会話をした。
祖母「な、つ、き、」
「うん?なに?おばあちゃん」
祖母「これを、授ける、」
「これって、、、なに、?」
祖母「なつ、きを必要と、する者が、必ずいるから、」
「うん、」
祖母「私が、死んだら、この部屋の黒い箪笥を開けて、」
「わかった」
祖母「白い封筒があるから、それを開けて、いいかい?な、つ、き、は選ばれたんだよ、?」
「わかった」
それを最後に祖母は亡くな っ た。
祖母に言われた通り、黒い箪笥から白い封筒を取ると、そこにはS大学の、パンフレットが入っていた。
僕は当時、やりたいこともなかったから、僕はそこに入ると決めた。
祖母が亡くなってから、その不思議な能力が現れた。
街中の死者の声が聞こえるようになった。
僕は聞こえた死者の声で、何人も天国に送った。
僕が大学2年生になったある日、家までの道を歩いていると、不透明な女に出会った
女「助けて」
「な、なんですか?」
女「聞こえるの!?」
「ま、まぁはい」
女「助けて」
「助けてってなにをどうすればいいですか?」
事情を聞くと、自分がなぜ死んだのか分からないまま、現代にいるということだった
女「だから、なんで死んだか分かんないん
だよね笑」
「笑いごとじゃないと思いますけど、」
女「協力してほしいんだよね、 」
「わかりました、」
女「ほんと?いいの?ありがとう!」
「じゃあ、まず僕の家来ます?」
女「お邪魔しまーす」
「(ずいぶんノリノリだな)」
齋藤宅
女「意外と綺麗な部屋住んでるじゃん」
「まぁ、はい、」
女「名前なんて言うの?」
「僕は、齋藤夏月です。」
女「なつ、き?」
「夏の月って書いて、夏月です」
女「夏月か〜いい名前だね!」
「あなたは?」
女「アイカ」
「アイカ?ですか?」
女「アイカしか分からないんだよね〜」
「なるほど、??」
ア「苗字もどこかもわからないんだよね〜」
「そうなんですか?」
ア「そうなんだよね〜」
「もう遅いし、明日考えまし ょ」
ア「アタシどこで寝ればいい?」
「奥のベッド使ってください。」
ア「夏月はどこで寝るの? 」
「僕はこのソファで寝ますから。」
ア「そうなの、?じゃあ、お言葉に甘えて失礼します〜」
アイカは、奥の部屋に向かった。
つづく
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