テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
朝からちょっと頭痛がしていたけど、構わず過ごした。それがいけなかったんやろうなぁ、
はぁはぁ…
だんだん息苦しくなってきているのが分かる。
どうしよう。まだ学校なのに、
手も震えてきて自分は限界なんだと知る。
あぁ、兄ちゃん達に迷惑かけてまう。
るぅちゃんにも、
そんなことを考えながら俺は意識を手放した。
次に起きると見慣れた天井が目に映った。
ガチャと音がした方を向くと、ななにぃがいた。
「あ、ジェルくん起きた?」
そっか、あん時倒れたんや。
「何か食べれる?」
「うん」
掠れた声で返事をするとななにぃは「ちょっと待っててね」と言って部屋から出て行った。
1人になった途端寂しさが込み上げてきた。
しんどさもあり、目頭が熱くなってきた。
ポロポロと静かに涙を流しているとななにぃが帰ってきた。
「うぇ!?じぇ、ジェルくん!?」
ななにぃは困った顔をしながら「よしよし、大丈夫だよぉ」と頭を撫でてくれた
普段甘えられない俺にとってはとても嬉しくて、涙が止まらず声を上げて泣いてしまった。
少しして落ち着いてくるとななにぃはお粥を出してくれた。
「お粥食べれそう?」
「食べる」
俺がそう言うとななにぃはニコニコしながら「あーん」ってしてきた
「なっ、ななにぃ!?これくらい1人で食べれんで!?」
「たまには甘えてよぉ」
と分かりやすくシュンとされた
か、かわいいっ!
いつも頼りがいのあるななにぃ
かっこいいななにぃが、こんなにも可愛いなんて!!!
いやいや、でも!食べさせてもらうのは気が引ける…
「ななにぃ、ほんとに大丈夫やから、」
「はーい拒否権なーし!」
そう言われお粥を口に入れられた
ちょっと恥ずかしかったけど、たまにはいいかなって思った
「おいしい…」
「!!ほんと!?うれしいなあ」
食べ終わってななにぃが食器を片付けに部屋から出ていくと他の兄弟達がお菓子やら何やらを持ってきてくれた。
みんなで話しながらお菓子を食べて、幸せな時間だった。
みんなの(主にななにぃの)看病のおかげで俺の風邪はすぐに治った。
たまには風邪をひくのもいいなって思ってたり思ってなかったり…?
ℯ𝓃𝒹
没ったああああああ
お待たせしすぎてたのにごめん
コメント
7件
らぶです
いやいや…神すぎるって… 紫橙神だわ いや兄弟愛すごいな…😇😇😇