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『episodes2 殺しちゃった』
【???】
?「ようこそ!夢の世界へ!」
夢「…誰?」
?「もしや僕を知らない!?」
知らない。
そんな一回見たら永遠に忘れることが出来なさそうな顔見たことない
オ「僕の名前はオッド!オッドちゃんって呼んで !」
片方の顔は割けて金属部分が剥き出しで目が飛び出しており
右手からはアームのような鋭い爪がのぞいている怪物はオッドと言うらしい
オ「あ!今僕のこと怪物だと思ったな!」
夢「なっ…!」
なんでわかるんだよ!
オ「酷い…こんな酷いのはパイナップルピザにユニコーンが混入してた時以来だよ…」
ダメだ。
コイツは頭のネジが全部外れてしまっている
取り敢えず、この夢の世界から出る方法を探さなきゃ。
いつもならこの廊下を見ればすぐに夢が終わるはず…なんだけど
夢「…」
オ「あのねぇ!テル君!ここは夢の世界なんかじゃないんだよ!」
夢「うわ!びっくりした…」
オ「悪かった。人間の耳は音量調節が出来なかったね」
オ「あ、それでですね奥様!ここは夢の世界なんかじゃございません!」
オ「貴方は選ばれたんです!」
夢「…何に?」
オ「…………神に」
オッドは随分と溜めた後、気持ちよさそうに言葉を吐き出した
もう意味がわからない。喋っているだけでこっちまでおかしくなりそうだ
夢「…取り敢えず、夢の世界じゃないのはわかった。どうすれば出られるんだ?」
オ「そりゃあ…えっとぉ…」
オ「右腕を前に出して」
夢「こうか?」
俺は言われるがままに右腕を前に突き出した
オ「次に手を開いて、目を閉じて銃をイメージして」
夢「…」
銃…
…
…
オ「目を開いて」
夢「…え、何これ」
俺の手には、水鉄砲のような黄緑色と白色の銃があった
オ「じゃじゃーん、マジック!」
夢「嘘つけ!」
この銃俺の想像したまんまの銃だぞ!
オ「さぁ、武器の準備も整った所で…」
オ「お待ちかねの狩の時間だよ。」
夢「は?」
そう、オッドが言った瞬間
暗い廊下の奥からカサカサと物音がし始めた
徐々にその音は大きくなっていき、ついにその音の正体が姿を表した。
細長い手足、大きく見開かれぽっかり穴の空いた目、口は引き攣るほど笑っている。
オッド以上の怪物。この世のものとは思えない
夢「…!お、オッド!」
オ「ほらほら!その水鉄砲を手に持って!」
夢「持ってる!もう持ってる…!」
オ「それなら話は早い!引き金をアイツの顔の真ん中に撃つだけさ!」
夢「無理…!無理だ…!」
銃なんて使ったことない!
オ「大丈夫!それは水鉄砲だ!」
そんなこと言われても…
俺がそんなことを思っている間に怪物は、徐々に近づいてくる
もうやるしかないじゃないか
俺は水鉄砲を手に持ち、怪物の顔目掛けて放った
その瞬間。
夢「…!」
水鉄砲は黄緑色の光を放ち、怪物を撃ち抜いた。
そして光線を食らった怪物は悲鳴もあげず、ただボロボロと崩れていった。
オ「…お見事!やればできるじゃないか!」
夢「え?…あぁ」
オ「やっぱ信じていてよかったよ!」
オッドは俺の手を握り、ブンブンと上下させた
よくわからないが、よかったっぽい
夢「…オッドもありがとう、銃の使い方を教えてくれて」
オ「ありがとう…?……なんのこれしき!オッド君は銃の天才だからね!」
夢「はは…そっか…」
もう会うことはないだろうけど、まぁ…面白いやつなんじゃないのかな…
…なんだか眠い…瞼が重い
…
…
…
【廃墟】
夢「…ん、守…」
ぼんやりとした目を擦る。
ここは…廃墟か。やっと夢から覚められた。
守に話そう、夢であったこと、あとガラクタロボットについて
夢「守、あのさ…」
オ「…」
夢「は?え?……オッド?」
オ「あ〜…えっと…」
夢「あれ?まだ夢から覚めてない?」
オ「あ、いやいや!さっきのも今のも夢じゃなくて、えっと」
夢「それはいいけどさ、守見なかったか?」
オ「守君?…金髪で水色の目の?」
夢「あ、そうそう。」
オ「あ〜その〜えっとぉ〜」
オッドはいじいじと指をいじる
オ「そのですねぇ〜えっと〜」
オ「守君…殺しちゃった。」
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