大森side
大森「ん、……若井っ、……強いって」
若井「ごめっ……今、すげー嬉しくてつい…………俺たち随分と遠回りしたな……」
大森「確かに……もっと早く謝って本音を言えてれば良かった」
若井「それはそうだけど……でもさ、あの頃の俺たちのどちらかがもう少し考えを巡らせたとして…………出来てたと思う?」
大森「………………いや、思わない」
若井「ハハッ、だよな。だからさ、今でいいんだよ」
大森「……今の方が……俺たちらしい……かもな」
若井「そ、今がいいんだよ……てか、元貴今日疲れてるだろ?なのにこんなに話してて大丈夫か?」
大森「まあ……うん」
若井「疲れてるなら…………元貴、俺とプレイ……する?」
大森「っ?!」
若井の言葉に思わず顔を上げてしまったけど、多分俺の顔は凄くマヌケな驚いた顔でしかも顔は真っ赤だろう
若井はにこっと笑って
若井「ふふ……その顔、かわい……このままずっと抱きしめてるのもいいけど……それじゃあ元貴の疲れはとれないでしょ?」
大森「それはっ…………そう……だけど……」
若井「でしょ?だから言ってんだけど……あっ、プレイするならちゃんとセーフワード考えなきゃね」
大森「セーフ……ワード……」
若井「元貴、今まではどうしてたの?」
大森「…………無かった……んだよね、セーフワードが求められるまでのプレイ……したことないし……」
若井「あー……うん、そっか、じゃあ俺とは考えなきゃ、だよね?」
大森「っ!!」
せっかく顔の赤みが引いたのにまた俺の顔は真っ赤だろう
若井「使うような事はするつもりないけど、念の為、ね?元貴が言いやすい言葉で」
俺が言いやすい言葉……か
大森「…………レッドで」
若井「ん?レッド?」
大森「何となく言いやすいのって色かなって……赤って危険とかの意味もあるし」
若井「だったら俺の色の青でブルーは」
大森「赤は俺の色だから言いやすいけど……若井の色だと何か……若井を否定したりするようで言い出しにくくなり、そう……」
若井「ふふ」
大森「な、なんだよ急に笑って」
若井「いや、元貴に大事に思われてんのが嬉しくてつい」
大森「ばっ、ばーか……ってか、お、俺はまだプレイするって言ってないしっ」
若井「あれ?俺はてっきりすると思ってたんだけど……元貴は俺とプレイするのいや?したくなかった?」
若井は本当にずるい
そんな聞き方をされて否定出来るはずがない
大森「したく……ない、訳じゃないけど……」
若井「じゃあやろ?俺は元貴とちゃんとプレイしたい」
ちゃんと、か……
確かに俺たちはちゃんとしたプレイを今までしていないんだ
大森「…………うん」
若井「ん、ありがと。じゃあしよっか、元貴どうする?基本からする?そうなると……元貴に1回立ってもらわないといけないけど……」
大森「立つよ、俺も……若井と……ちゃんと最初からやりたい……」
若井「ん、……じゃあ俺はこのままソファで……元貴はそこに立って」
今まで若井とプレイした2回は、急な処置の為のプレイだった為に、やるならちゃんと最初から、と言ったけど……本当は少し恥ずかしい……
でも……ちゃんと……
ちゃんと若井とプレイしたい
それをずっと願っていた俺がいて、今それが叶う
そう思うと恥ずかしさより、嬉しくて、胸が高鳴る
座っていたソファから立ち上がり、少し距離をとってラグの上で立ったまま若井と目を合わせた
若井「大丈夫、何にも心配しなくてもいいから…………じゃあ始めていい?」
若井の始まりの言葉に、こくりと頷けば、若井は笑った
若井「うん、じゃあまずは……元貴、kneel(座って)」
いつもよりゆっくりで優しい声
若井の放ったコマンドが俺の脳に響くように届いて、膝がかくんとなってラグの上にぺたんと座った
若井「初めてなのに上手に座れたね、Goodboy元貴」
ちゃんと若井に褒められた
それだけで、ぶわっと全身の毛穴という毛穴が開くように身体が一気に熱くなる
若井「こっちに来たらもっと褒めてあげる……出来るかな?」
こくこくと頷けば次のコマンドが飛んでくる
若井「じゃあ元貴、Crawl(四つん這い)で Come(おいで)」
俺は手を前に出し四つん這いになって若井の足元へと行く。
行くと行っても元々距離が近いから数歩で若井の足元に到着する。
それでも若井の指示にしたがったことにはかわりない。
だから若井はおれをおおげさなくらいに褒めてくれる
若井「元貴、look(見て)、うん凄いね、一気に沢山のコマンドを言ったのに全部出来てる、Goodboy元貴っ、元貴は凄いね、」
俺の頭を優しくなでながら褒めてくれる
身体の内側から熱が出されているかの様に身体があつい
特に撫でられている頭は暖かく、もっと若井に触れたい、触れて欲しいと願ってしまう
若井「元貴いい顔してるね…………気持ちいい?」
大森「うん…………きもち、い……」
若井「俺も元貴がいい子だから褒めれて本当に嬉しい……他にして欲しことは?」
大森「………………もっと……俺に触れて……」
恥ずかしい
でも本能に逆らえない
指示して欲しい
褒めて欲しい
支配して欲しい
そんな気持ちになる
若井「じゃあ……元貴、……こっちにおいで」
若井は自身の太ももを軽く叩き、手を広げた。
ここだ、ここに乗るんだよ、と
若井「元貴、standup(立って) 、ここにCome(おいで)出来るかな」
若井の膝元にいた俺はゆっくりと立ち、若井に跨るように上に乗る
若井「Goodboy、元貴はちゃんと出来て偉いね、俺も褒めれて凄く嬉しい」
大森「……若井が……簡単な事しか……言わ……ないから」
若井「それでも俺が満足出来るかは元貴次第でしょ?元貴は凄く上手に俺の満足出来る行動をしてくれてる。だから俺は褒めてる、Goodboy元貴」
頭から頬へと優しく撫でる若井の手が気持ち良くてたまらない
若井「ふふ、……すりすりして可愛い、俺の手がそんなにいい?」
無意識に若井の手に擦り寄っていた
沢山褒められて、若井の触れた場所は暖かくふわふわとする
大森「ん、気持ち、いい、もっと…………」
若井「おねだり出来るなんて……じゃあどこを触って欲しい?」
大森「どこ……」
若井「恥ずかしがらずに……元貴、say」
若井に触れて欲しいところ
そんなの決まってる
大森「……………………全部……」
コメント
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犯罪だ、犯罪。 犯罪級の可愛さに甘さ…..ひゃあああっ! ありがとうございますっ!! 最高です。んんっ!めっちゃ最高….. (語彙力皆無)
えろっ