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“おはよっ!”
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〈 暑い夏のある日 〉
夢?あぁ、違う。学校だ…
「どうしたの?体調悪い?」
友達の彩夏、夏を彩ると書いて彩夏。
彩夏は優しい。誰にでも。
「急に彩百合が黙っちゃうからびっくりし
た〜! 」
そして私の名前は彩る百合と書いて彩百合。
彼女がいるから今の私がいる。
「ねぇホントにどうしたの?」
……心配してくれる所も、全部好き。
「うん、大丈夫だよ。心配してくれてありが
とう。」
優しい彼女、誰よりも大切な人……
「そう?ならいいんだけど…」
誰よりも好き。彼女がいるだけで救われる。
そうしているとクラスメイトが、
「あ、彩夏〜!移動教室一緒に行こ!」
「うん、いいよ〜!」
行っちゃう。私だけの存在が……
「彩百合も!一緒に行こうよ!」
「え、あ、うん。」
やっぱり彼女は優しい。居てくれるだけで心
が満たされる快感。忘れられない。
〈 数日後の休日 〉
彩夏から連絡が来た。
『今日暇?!久しぶりに彩百合とお茶したい
な〜!』
私は特に予定はない。誘っえもらえたことが
ただ単に嬉しかった。
『うん。今日は特に予定ないよ。』
と彩夏に連絡した。そうすると…1分も経た
ないうちに
『ホント?!じゃあ〇〇時に△△のカフェ集
合ね!』
と言う言葉と共に1枚の写真。その写真に写
っていたのは彩夏が家で飼っている猫。
私は可愛いなと思いながらカフェに行く準備
を した。
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予定の時間になり、集合場所に着いた。
まだ彩夏は来ていないみたい。
何分か待っていると…遠くから1人の女の子
がこっちに向かって走ってきた。
…多分、彩夏だ。
「本当にごめん!遅れちゃった!私が時計見
てなくて…ごめんね!」
彩夏は素直でいい子。言い訳もしないし嘘も
つかない。やっぱり可愛い。大好き。
「じゃあ行こうよ!伝えたいこともあるん
だ!」
伝えたいこと?なんだろう。
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無事にカフェに着いた。ここのカフェは
いちごパフェが美味しくてお気に入り。
「何にしよっかな〜!パンケーキ、プリンに
ケーキ!迷うな〜!彩百合はどうする?!」
彩夏が私にそう聞く。私が
「いちごパフェにする。」
と言うと。彩夏は明るい笑顔で
「いちごパフェか〜!いつもいちごパフェだ
よね!私はじゃあ、プリンとミルクティーに
しよっかな !」
と、私の目を見ながら言う。
注文をした後、学校の話をしながら注文した
食べ物を待っていた。そうすると彩夏が、
「最近知ったんだけど〜英語の先生ね、
実はカツラなんだって〜!」
なんてくだらない話を聞かせてくる。
そうしていると注文した食べ物が届いた。
「美味しそ〜!!」
「美味しそう…」
やっぱりいつ見てもいちごパフェのサイズが
でかい。いつも1人では食べきれないから彩
夏に半分食べてもらってる。
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いちごパフェを少し食べ始めた数分後、
彩夏が突然、
「聞いて欲しいことがあるの!」
どうせまたくだらないことだろうと思いがら
聞いていた。そうすると、
「実は、彼氏出来ちゃった!」
………は?ありえない。脳が言葉を理解する
のに時間がかかった。
私のもの、私の彩夏なのに…違う、これは
夢、ちょっぴり不幸な夢。
「でねその彼氏は、金曜日の放課後に告白し
てきて!私はあんまり興味なかった相手なん
だけど、絶対に誰よりも幸せにする!って
顔を赤くして言ってきたの!」
…そっか、だからか。だから金曜日は一緒に
帰れなかったんだ。
「だからついOKしちゃって〜…」
「ねぇ彩夏、もしかして伝えたいことってそ
れ?」
彩夏に聞くと、
「うん!そうだよ!」
「……そっか。」
〈 その日の夜 〉
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なんで、おかしいおかしいおかしい。
私だけの彩夏なのに。知りもしない人間に
取られた。私の方が長い時間一緒にいて、
私の方が彼女を愛しているのに。
そっか、私の一方的な片思いだったんだ。
叶うことない恋。酷い世界。
ふと昔言われた言葉を思い出す。
「変だね。」「気持ち悪…」「女の子なのに
女の子を好きになるの?」
……やっぱり、いなくなる方が早いか。
死ぬなら彩夏と一緒がいい。1人は嫌だ。
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私は彩夏の家に行った。
彩夏は家の中に入れてくれた。そうすると、
彩夏は困惑した様子で、
「彩百合、?なんでこんな時間に…」
と私に聞いた。
「大丈夫、独りじゃないよ。」
私は泣きそうになりながら言う。
「…いいよ。私、彩百合のためならどうなっ
てもいい。」
そして、私と彩夏はキッチンにあったナイフ
で心臓 を目掛けてナイフを刺した。
「彩百合、大好きだったよ。」
「彩夏…私も大好き…」
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赤く”彩られた夏”の中、2人は短い物語を終
えた。
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どうもご無沙汰みぞれです!
暇つぶしに書いてたらなんか長くなっちゃっ
たァ”ァ”ァ”ァ”ァ”!すんません。
最後まで見てくださった方にはノーベルみぞ
れ賞を授けましょう。
あとなんか私、短編小説的なやつ書く時いつ
も主人公とか出てくる人物殺しちゃうの、
なんていうか酷い人だね、私って。
(これフィクション!創作物語!
実際に彩夏と彩百合という名前の方で、
不快にさせてしまったら本当にすみませ
ん。) 誤字があったらすみません!