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人を殺したkidの話
・不穏
・捏造
・事情は自由に妄想してもらって大丈夫です
・配信等あまり追えてない故口調等が不安定です
・ご本人様方には一切関係ありません
・何か問題があれば非公開、又は削除させていただきます。
登場人物
・kid
・lrn
・作者が腐っている為距離等近いかもしれませんがcpではないです。
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「あれー、lrnじゃん。こんな山奥にどうしたの」
何気なく。暇だったからたまたま寄っただけ。
一応道はある。だから人が居ても可笑しくない。だけど先輩が居るってマ?
「え、kidさん!?!?!?kidさんこそどうしたんすか───血?」
いつもの声で近寄ってくる先輩。
だけど何故か血が沢山付いている。
通報案件か?コレ
「あは、気付いちゃった?ごめんねー、内緒にしててくれない、?」
よいしょと近くの石に座りそう言った先輩。
本来なら通報するべきだろう。
だって血だらけの人が目の前に居るのだから。血まみれで少し服が土で汚れてこんな深夜に山に居ればここへ来た理由は何となく察する。
だから先輩など関係なく通報するのがきっといい。
きっといいのだが、本当にそれで良いのだろうか?
この人は心から優しい人だ。そんな人がするのだろうか。いやするかもしれない。けれどそれだってきっと理由はあるはずだ。
なら、全ては聞いてから判断するしかない。
「まー……一旦話聞いてからッスね、ハイ…」
「りょーかい、じゃあそこ座りな」
「おけっす」
座ったのは先輩の隣。
本当は先輩と少し離れた所だったけど何となく隣にした。
「lrn危機感無さすぎ。一応人殺しなんだけど」
「あ、やっぱ殺ったあとだったんすね」
「なになに、予想してたわけ〜?なのに隣来るマジか」
「どーすんの、もしかしたら僕lrnのこと今ここでいきなり殺しちゃうかもよ?」
「でもkidさんはしないでしょ?」
「……」
「てかkidさんが俺の事殺せるわけないでしょ」
「おー?言うねぇ。殺し合いでもする?」
なんて無邪気な笑顔で笑う先輩。
やっと笑った。
「しないっすよ。こんな山で死んだら誰にも見つけてもらえなさそうだし」
「それはそう」
「で、もう用事は済んだんですか」
「おー聞いちゃう?でもlrn警察だしな〜」
「いや一応俺警察じゃねぇっす…警備員っす…」
「そうだっけ。でも話しちゃったら共犯になっちゃうよ」
「別に俺は良いっすよ。てかどうせまだ埋めれてないっすよね?俺手伝います」
「えマ?助かる〜〜」
「いやぁー、実はねぇ……うん、あんま良い話ではないけど…ほんとに聞く?」
それは先輩なりの気遣いなのだろう。
だが、それがなんだ。
一応俺は警備員だし先輩が人を殺してしまった訳。悪を制する者としてどんなものでも事情を聞かなければならない。
「今まで散々な話沢山聞いてきたんで大丈夫ですよ」
「…そ、っか。うん、実は__」
結果から言うと先輩は悪くなかった。いや、人を殺してしまった点では悪いのだが。
そしてもう1つ、思った以上に胸糞悪い話だった。
もし俺がそんな状況になったら俺も殺してしまうだろう。
それくらいには酷かった。
「んで、事情を話した訳だけど、どうする?」
「僕はいいよ、警察に突き出されても。」
暗闇の中、月に照らされながら少し悲しそうに言った先輩を少し、綺麗だと思った。
kid先輩と言えば太陽のイメージだったけど月も似合うなぁ…
まぁそんな事は置いとき、俺が出す言葉はただ1つだけ。
「さっきも言いましたが先輩、俺も共犯者になります。本気ですよ、俺は」
先輩は酷く驚いた顔をした後、どこか嬉しそうな笑みを浮かべた。