亮平 side
俺は,最近思ってる事がある。
“ゆり組が付き合ってるんじゃないか”って。
そう思ったのはこの前。
大晦日ライブのときのゆり組のあのシーン。
あれを見たときは,俺発狂しそうになって,笑
ライブ終わり,2人が話してるとこを偶然聞いちゃったんだけど,
翔太 「 ねぇ,あれさ,まじはずかったんだけど,笑 」
涼太 「 まぁ,あれは俺の気持ちだから,笑 」
翔太 「 そういうこと言うなってっ… 」
涼太 「 ふふっ . 」
何この会話。
尊すぎるんですけど。
ってなって,
その時はぐへってたんだけど(?),
よく考えたら,
涼太 「 俺の気持ちだから,笑 」
って言われて,
翔太 「 そういう事言うなっ…… 」
って反応ってことは,もしかして,付き合ってるかなって。
だから,俺は,2人を尾行して真相を突き詰めることにした。
今,仕事が終わってみんな次々に帰ってる。
残りは翔太と舘さんと照と俺。
そして,翔太が帰ろうとする。
翔太 「 じゃ,帰るね。 」
照 「 翔太お疲れさま~ 」
涼太 「 また”明日”ね,笑 」
翔太 「 おう…笑 」
あれ,舘さんも帰らないの…?
そう思ってから,5分もしないうちに舘さんも帰る準備を始める。
涼太 「 照,阿部,お疲れ様。 」
照 「 舘さんもね~ 」
亮平 「 うん,気を付けてね! 」
そして,俺も急いで準備をする。
亮平 「 照,俺も帰るね! 」
照 「 うん,おつかれ。 」
外に出ると,
翔太が舘さんを待ってたのか,一緒に帰ってる。
やっぱり,2人は………
翔太 「 今日さ,佐久間が派手に転んでたの,笑 」
涼太 「 そ~なの,?笑 」
翔太 「 そう。でさ,「 にゃはは~,転んじゃった~ 」とか言ってさ,顔真っ赤なの。 」
涼太 「 ふふっ,面白いね,笑 」
翔太 「 でしょ,?あとさ~…… 」
涼太 「 可哀想,康二…笑 」
何て平和な世界なんだ……
じゃなくて!
これってやっぱり付き合ってる…よね…?
大介 「 あ~べちゃん! 」
亮平 「 うわっ! 」
大介 「 な~にしてんの,? 」
亮平 「 佐久間……佐久間こそ何で…… 」
大介 「 そこのお店でお買い物してたの!そしたら阿部ちゃんがいたから! 」
亮平 「 そっ…か…… 」
まじ,心臓止まるかと思った……
大介 「 あ,ゆり組もいんじゃん。お~i… 」
亮平 「 ちょ,佐久間!だ~め! 」
大介 「 なんでよ~ 」
亮平 「 良い雰囲気だから! 」
大介 「 え,もしかして…!? 」
亮平 「 そう!だから,邪魔しちゃダメなの。 」
大介 「 そっかぁ~…だから阿部ちゃん電柱に隠れてたのか~ 」
亮平 「 え… 」
やばい,ゆり組尾行してたってバレたかも……
引かれるかな~………
大介 「 俺もゆり組尾行する! 」
亮平 「 え,佐久間もゆり組好きなの…!? 」
大介 「 ん~……ゆり組っていうか~……最近BLにハマってるんだよね~ 」
亮平 「 そうなんだ… 」
翔太 「 ……佐久間,阿部ちゃん,聞こえてる。 」
亮平 「 翔太…!? 」
大介 「 あ,バレちゃった~,?笑 」
涼太 「 声でかかったからね,笑 」
最悪……
……でも,ゆり組が付き合ってるか付き合ってないか,ちゃんと分かるかも………
翔太 「 誰にも言わないで。 」
大介 「 りょ~ 」
亮平 「 ってことは,付き合ってる…? 」
涼太 「 うん…笑 」
はい,さいこu…
翔太 「 阿部ちゃん,? 」
大介 「 やばい,阿部ちゃんが倒れた…!死ぬな阿部ちゃん…!あべちゃぁ~ん!!! 」
涼太 「 死んではないでしょ…笑 」
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コメント
3件
あべちゃんが尾行してんの可愛い!名探偵じゃん!あべちゃんが倒れるのもわかる!