TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

朋也さんはそう言ったけど、たいしたことはないなんて…



とんでもなかった。



バーベキューは、自分達で焼けるよう準備されてて、さらにオシャレな料理をシェフが作って振る舞ってくれるみたいだ。



食材が豪華過ぎてびっくりする。



お肉はもちろん、ロブスターやシーフード系も用意され、また、盛り付けも綺麗で見てるだけで幸せな気分になれた。



ロマンチックでうっとりするような光の中でのバーベキュー。



こんなの初めて…



朋也さん、本当に…お金持ちなんだ…



御曹司なんだから当たり前だけど、目の当たりにして本当に実感した。



『いただきまーす』



食事がスタートした。



朋也さんは、率先してお肉なんかを焼いてくれてる。



横で手伝っているのは…



菜々子先輩と梨花ちゃん。



私は、わざと行かないようにした。



そのうち、お肉が焼けるいい匂いがしてきた。



シェフの手際も良く、どんどんいろいろな料理が出てくる。



朋也さんが、私のお皿に焼いたお肉を置いてくれた。



『ありがとうございます。いただきます』



一口で食べれる大きさが嬉しい。



うわ~



すぐに溶けて無くなる高級なお肉だ。



柔らかくて、香ばしくて…こんな美味しいお肉食べたの初めて。



何から何まで豪華で、夢見心地だった。



みんなアルコールも入って楽しく過ごしている。



私も交代でお手伝いしながら、この雰囲気を心から楽しんだ。



その時、屋上に社長が上がってきた。



『やあ、よく来てくれたね。みんな楽しんでるかな?』



私達は、一瞬でピシッとなった。



『今日はありがとうございます。お邪魔してしまい申し訳ありません。とても美味しいです』



代表して一弥先輩が言ってくれた。



さすがの対応だ。



『いやいや。いろいろ大変なこともあるだろうが、今日はゆっくり楽しんで行ってくれ。今のプロジェクトも成功を祈ってる、頼んだよ。期待している。まあ、今日だけは全て忘れて、どんどん食べて飲んでくれて構わないから』



『はい、ありがとうございます』



みんな口々にお礼を言った。



社長はにこやかに手をあげて一礼してから、下に降りていった。



良かった…社長が笑顔で。



怒ってなかった。



やっぱり貫禄があるな…素敵だ。



『さあ、まだまだあるからたくさん食べて』



朋也さんが空気を変えてくれた。



私達は、また料理を食べ始めた。



さっきから一弥先輩と朋也さんが仲良く話してるな…



嘘みたいに素敵な2人だ。



バーベキューだから、いつもよりラフな服装なのに2人の周りだけ空気感が違う。



恐ろしくオシャレすぎる…

私、強引で甘く一途な御曹司にドキドキさせられっぱなしです!

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

14

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚