テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
… Attention…
✧去年書いた上げ忘れな古いものです。
✧小説書くの苦手なので語彙力ないかもです。
⇩⇩⇩
🌙__________________
〈エスには最近、悩みごとがある。その悩みの種は……〉
__________________☀️
Side:カンナ
最近、エスさんに避けられている気がする。
そう感じるようになったのは、至って一週間前ほどの頃から。
僕を目に入れるなり、『相棒〜!!!』や、『今度一緒に冒険でも〜……』などの言葉を大声で言い寄りながら張り付いてきた姿は、もはや何処にもない。
寧ろ、僕を見つけるや否や、頬を赤く染め、逃げるようにその場から立ち去るという意味不明な行動が続いている。
ユニット仲間との関係は仕事上にも、人間関係上にも必要なため、これがずっと続いてはならない。
そう思い僕は、今日の夜にでもエスさんの部屋を訪ねてその事について尋問しようと試みた。
《その日の夜……》 Sideエス
「今日も避けちゃったな、カンナのこと…」
エスは、溜息を付きながらそう一言こぼした。
最近、カンナを前にすると平常心を保っていられない。
急に顔は熱くなるし、心臓は急にフル活動するし……
ほんのちょっと前まで普通に話しかけれたのに、 こんなの絶対おかしい。
だって、こ、こんなの、……
おれが、カンナに恋してるみたいじゃないか……!!
今までの自分の行動を振り返り、“恋”という感情に最も近い事が明らかになった。
否定したかった。だって、そうじゃないと……!
意味もなく、水の入ったグラスの縁を親指でなぞっていじる。
水面に映るのは自分の顔だけど、頭に浮かぶのは、 いつもは無表情なのに何故か目を引きつけられる彼の顔。
脳裏に彼の存在が浮かぶだけで、顔に熱が上がってくる、そんな自分を叱咤し、
はぁあああ…と、また大きな溜息をついた。
あくまでも、カンナはまだ12歳。
恋愛なんてものはまだ早い、要するに子どもだ。
そんな幼い子に16歳の男子高校生が恋をするなんて、…あり得ない。しかも、幼いと言えど、彼はちゃんとした男の子だ。身長も、おれなんかより高いし…。
「ほんと、どうしちゃったんだおれ……」
悩みの種が、有り得ない…いや、有り得てはいけないような事の為、より一層悩みが深まる。
全く解決しないことに、また頭をかかえていた、その時……__
コンコン
突然、玄関の扉がノック音を部屋に響かせた。
「…ん?誰だろ、こんな夜中に……」
冬芽に見つかっていないこのエスの自宅では稀にも見ない、真夜中の訪問者に不思議がりながらも、扉へと手を伸ばす。
ガチャ
「えっ……」
扉の前に立っていたのは、見慣れた柔らかそうな銀髪に、深緑色の瞳の………
おれの、悩みの種だった。
そう理解った瞬間、エスの心臓は突如として波を打ち始め、瞬く間にSOSのメッセージを出した。
そんなエスを他所に、その悩みの種は話し出す。
「……夜遅くにすみません。少し尋ねたいことが…「ごめんカンナ。今日は帰ってくれないか?」
話し出した彼を遮って、咄嗟に言葉を咀嚼してしまった。
『良い?人が話してる時は、遮らないで最後まで聞く!それが、俺みたいな変なことを言うやつでも!』
前に、おれが頓珍漢なことを言って、それを遮ってカンナが話し始めた事に訓戒をした時のことを思い出す。
『人の話を遮るな。』
自分で放った言葉。その癖、自分で言ったことに反する事を自分でしてしまった。
だけど、今だけは許してほしい。
だって……
だって、もう、こんなに顔が熱くなってる……
「あの…何故顔を背けているのですか。」
なんでって……、こんな顔、見せられるわけ無いだろ…!!!!
顔熱いし、汗止まんないし、…!!
「べっ、別に、深い意味はない、から!!と、とにかく、今日は帰って…!!」
半ば懇願気味に発した言葉は、自分でも驚くほどカタコトで、緊張しているのが丸わかりだった。
そんなおれを、鋭いカンナは見逃さなかった。
「貴方、最近変ですよ。」
悩みをド直球に貫かれ、ドキッとした。
額に浮かんだ汗が滲む。
ですよねぇええええ…!!!自分ですら自覚してるのに、 カンナが気づかないわけ無いですよねぇえええ…!!!
なんなら………もう、いっそのこと打ち明けちゃう?
そう思い、一旦カンナの方を向いたが……
いや、元凶がカンナなのに、その元凶に打ち明けても意味ないな?!
またもや顔を背けてしまった。
「いやぁ〜〜、…、えっと……、その……」
あぁ、駄目だ。心臓の鼓動がうるさい。まともにすら話させてくれない。
なんだか苦しくて無意識に胸のあたりを押さえると、それを見兼ねたのかカンナがもしかして…と、「失礼します」という言葉を添えて……おれの胸に手を置き、そっと、耳を寄せた。
その瞬間、ヒュッと息を呑んでしまい、呼吸を止めてしまった。
すー……と、カンナの息遣いが耳を通り越して頭に響く。
えっ、えっ…えっ………ちょ……無理無理無理無理無理無理無理無理無理……!!!!!ほんとにこれヤバいって…!!!///////
「…う……、ぅ…、………、!、!」
ばくんばくんばくんばくん……
絶え間なく跳ねるエスの心臓。
「脈が酷く乱れていますね。それに……」
ぺた、と柔らかい手でおれの頬を撫でると、すーっと、おでこへ移動する。
「…こんなに、顔が熱い…。」
「体調が悪いのでしたら少し休暇を……、聞いてますか?」
「ん”ッッ!!!!!!!!ッッぷはぁあああああ…!!!! 」
呼吸を止めていたエスが遂に、限界を迎えてしまった。
扉の面に腕を付き、呼吸を整えようとする。
「はぁっ、はぁっ…………!!、!」
「大丈夫ですか。」
息を切らしているおれの背中を小さな手で撫でる彼。
「だっ、め……今触んないで……!!!!」
「何故ですか。」
何故か食い気味に問いかけてくるカンナ。
「流石に、 お前には言えない……、!!」
そう返すと、「何故僕には言えないのですか」と、表情も変えずにまたもや問いかけてきた。それも、やや強めに。
やっぱり、もう言っちゃったほうが……?
…でもさ、さすがに「おれがカンナに恋をしているから、変な感じがする」だなんて、言えないな……。
そんな事言ったら、関係が崩れるとしかいいよう無いし。
それに、言ったせいでもう二度と、普通に会話をすることすらできなくなるかもしれない。
避けられてしまうかもしれない。
そう思うと、また胸が苦しくなった。
さっきの「苦しい」とは違う、胸が締め付けられるような…、
それと同時に、ふいに熱くなった目元には月明かりを反射する柔らかいビー玉を纏い、輪郭を伝って転がるように零れ落ちた。
それは、瞬きをしてしまえば、簡単に溢れてしまう涙。
「…、泣いてる…のですか…?」
「、……」
彼の尋ねるような問いかけに返答も出来ず、おれは必死に涙を堪えた。…もう溢れてるから意味ないけど。
「…あなたは何時も、喜怒哀楽が激しい人です。」
急にカンナが、月を見ながら変なことを言いだした。
「笑ったり、怒ったり……泣いたり…はあまりありませんが…」
月から目を逸らすとおれの方へ振り向き、今度はこう言った。
「でも最近は……、
今日は、“哀”しか見ていません。」
どこか悲しそうな表情で、おれを見つめる彼。
「…あなたが何を言おうと、決して貶したりはしません。だから、教えて下さい。」
「僕は、貴方の“相棒”なのでしょう?」
「か…んな…、おれ…」
いつになく優しいカンナに、おれは絆されてしまった。
「……ここで話すのもあれですから、取り敢えず、中に入りましょう。お邪魔しますね。」
おれを誘導して家へ上がる彼。
いつもはおれがリーダーとして率いっていく存在だったのに、今だけは、そんな相棒の姿が、とても頼もしく見えた。
“恋って何?”
“笑主ってば、知りたいの?
ふふ、それはね……♪”
明るい太陽の差す昼間とは打って変わり、冷え込む夏の夜。
それはまるで、おれ達のようだった。
コメント
4件
ブフォッ(鼻血噴射) 急なエスカンアリガトウゴザイマスッ!!!!!最近在庫尽きてたんだよね(???) つ、続かない…だと…!?じゃあワイの脳内で勝手に続きを描いていくしかねぇ
続きません
132
6,677