💙「友達に………………なってくだ、さいっ…………」
💖「っ!………………」
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蒼空さんなら、大丈夫なのかもしれない。
そう、僕の頭が呟いた。
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💖「僕、感覚過敏なんです。」
💙「かんかく、かびん…………」
💖「はい、生まれつき、見えるもの、聴こえるものが人より強く見えるんです」
💙「だから。……メガネとイヤホン?」
💖「はい、正確には遮光グラスと…イヤホンというよりデジタル耳栓……ですね、」
💖「ノイズを削除するものです」
光が怖かった。
💖「それに加えて、色彩感知能力が高くて、色が強く見えて」
色が怖かった。
💖「人の声も、得意じゃなくて」
💖「色んな音が苦手で」
風も、水の音さえも怖かった。
💖「そんな僕に、周りは幻滅するんです」
人の声だけじゃない。
人さえも怖かった。
💖「こんな僕を知って」
💖「こんな僕だとわかって」
💖「幻滅、しないわけがないんです」
どうせ、また
💙「しないよ」
💖「……………………え」
💙「するわけないでしょ」
💙「逆に、どこに幻滅する理由があるの?」
💖「いや、だって…めんどくさ、くて……普通の生活が出来なくて…」
普通の、普通の生活
💙「普通って何?」
💖「え…………………………?」
💙「何かしていたら普通なの?」
💙「何かできていたら普通なの?」
💙「違うでしょ」
💙「普通なんてないでしょ」
ずっと追い求めていた“普通”
💙「君は君らしくいればいい」
💙「誰かに似る必要なんてない」
その“普通”は何なのか自分でもよくわかってなくて
💙「君が君のそれを普通じゃないと、変だと言うなら」
💙「僕はそれを個性と言う。」
ずっと囚われてて
ずっと“普通”になんなくちゃ、って
💙「もう一度言うね」
💙「僕と、友達になってください」
💖「……………………は、いっ、、うんっっ!!」
グラス越しの空色のその髪は前よりも輝いていて
でも、鬱陶しくなんてない、綺麗な輝きだった。
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プロフィール追加情報➝❌
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プロフィール変更情報➝️⭕️
【𝐏𝐫𝐨𝐟𝐢𝐥𝐞】
💖てるとくん
桃川てると
新高校1年生。
Bルーム。
メガネとノイキャンイヤホンは必須
茶色みのかかった黒色の髪をしている。
💙まひとくん。
蒼空まひと
新高校1年生。
Bルーム。
てると曰く陽キャで誰とでも仲良くなれそうな人だとか
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𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤 𝐲𝐨𝐮 𝐟𝐨𝐫 𝐰𝐚𝐭𝐜𝐡𝐢𝐧𝐠.
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