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9 - 温かいご飯

♥

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2025年12月24日

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※何でも許せる人向け

※本編中伏せ字なし

※wn.ru













任務が終わり、急いで家路につく。もうかなり遅い時間になってしまったけど僕が急ぐのには理由がある。


「ただいま〜!ごめんねぇ!遅くなっちゃって!!!」


「ん、お帰り」


帰宅し扉を開ける。いつも通り腕を組んで壁にもたれ掛かり、こちらに微笑んでくれる僕の恋人。いつも帰りが遅くなる日は夜ご飯を作り置きしていくんだけど、今日は作り忘れてそのまま任務に行っちゃって。だから急いで帰宅したんだけど……


ロウきゅんの手をよく見ると絆創膏だらけだった。「その手、どうしたの?」と聞くと何故か少し焦って目を逸らした。



もしかして僕に内緒で危険な任務にでも行ったのかな?と僕は心配になって更に問いただす。



「…俺もウェンみたいに上手くできたら良かったんだけどな」



「何があったの?ちゃんと言ってくれなきゃわかんないじゃん」


少し強めの口調で言うとロウきゅんは「とりあえず来い、」と言って僕の腕を引っ張りリビングへと向かった。




リビングにつくと美味しそうな匂いが部屋中に漂っていた。もしかして……


「いつもウェンが作ってくれるからさ、俺も、お前に作ってやりたいと思って」


「でも、上手くできなかった。ごめん」



と申し訳なさそうに言った。

ロウきゅんは僕の為に慣れない料理をしてくれたんだ。凄く嬉しい。それに、よく見るとキッチンは少し荒れていてゴミ箱には血のついたティッシュがいくつも捨てられている。



僕が血のついたティッシュを見ているのに気づいたみたいで「料理に血はついてないから食えるけど、嫌だったらいいから……」なんて言ってきた。

食べないなんて選択肢あるわけないじゃん。



「冷めないうちに食べよっ!ね!!」


「……うん」




それから急いで手を洗って料理に手を付けた。



「美味しい〜〜♡」


「ほんとか?」



「うん!!この味付け僕が前好きって言ったやつだし!それに_」 溢れ出る料理の感想に言葉が止まらない。わっ、とロウきゅんに思ったことを伝えた。それを嬉しそうにロウきゅんが聞いてくれて。

「今度はさ、一緒に作らね?」なんてことも言ってくれた。


「もちろんじゃあ〜ん!! 」



不規則な形のレタスやきゅうりのサラダ。少し黒く焦げた肉炒め。普段より塩辛い味噌汁。全部全部僕の料理の100倍美味しくて。



「おかわりぃ〜!」


「おぉ、食べろ食べろ」



おかわりをする度にロウきゅんが微笑みながらついでくれた。 やっぱり手作り料理って愛情がこもってて大好き。




「また作ってよね!♡」



「あぁ、今度はもっと美味いの作ってやるよ」




僕はその後もご馳走を堪能した。

幸せすぎて溶けてしまいそうなほどに。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

終わり


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