弦月「えっと〜……じゃあ、順番にいつ行ったか言おうか?」
葛葉「俺は最初の探索時間の時に叶と、」
叶「そうだね。」
長尾「俺は 22時過ぎくらいに!」
本間「21時40分とかにしぃしぃと行ったよ!」
椎名「行ったなぁ、ついでにあてぃしらが出た時に 長尾さん見たでぇ〜。」
長尾「え、マジすかぁ?! 気づかなかったなぁ」
社「俺は 最初の探索時間だな、つっても 扉から一歩中に入ったかくらいだけど。」
加賀美「そういえば言ってましたね。御手洗の帰りに…」
社「そうそうそれ」
葉加瀬「あ、私は今日の早朝辺りに 社長と一緒に行ったよ。」
加賀美「ええ…、その帰りに 起きたばかりの葛葉さんと叶さんに会ったって感じで、」
葛葉「そこで繋がってくんのか…、」
弦月「じゃ、取り敢えず凶器がいつ持ち出されたかを考えよう。
凶器は 大きいナイフ だったよね、景くん?」
長尾「そーそー、んで、そん時の俺は気付かなかったけど
俺が武器庫に行った時点でもう凶器は調達されてたんよね。」
夜見「えぇ〜なんで分かるの?」
叶「確か僕らが毒薬を見つけた時と同時に、なかったはずの
ナイフが増えてる…って話になったんだよね?」
葛葉「あ、そうなんだよ。そんで……俺らが来た時には、ナイフはまだあった。」
叶「うん、あったね。」
月ノ「え、じゃあ……」
伏見 「 武器を取ったのは 築さん …… って事っすか ?? 」
社 「 …… え 、 俺 ? 」
葛葉「マジかよ やしきず……?」
社「いや、違うって! まず一歩入ったくらいだぞ ? 俺は。」
笹木「で、でもやしきず以外に考えられんて! 後ろの長尾は もう武器ないって言っとるし
葛葉とかなかなは一緒におったんやろ? 2人なら取れないじゃん! 」
夜見「いや、出来るかもよ?」
椎名「長尾くんが嘘ついてるか〜、葛葉とかなかなが 協力関係にあるかとか〜…
どっちかが隠れて持ってったかとか?」
葛葉「いや、んな訳ねぇだろ!」
だって 武器庫に居た時、俺は叶からほとんど目を離さなかった。物音も無かったし、持っていったとは考えにくい。そして勿論俺は持っていってない。
でも、本当にやしきずが犯人なのか? まだ決定は早い気が……。
夕陽「あ、叶さん すいません、少し時間頂いても?」
叶「ん?」
夕陽「今はもう着てますけど、捜索時間とかからずっと上着を着てないですよね。
それはなんでですか? 」
椎名「あ〜それ地味に気になってた奴〜。」
叶「それは〜……、」
葛葉「……そんなこっち見るなよ、分かったから。
さっき俺と叶は朝まで一緒だったって言ったろ?
そん時に、俺の血で ロトを作って遊んでたから その血を零した……ってだけだよ。」
夕陽「え〜……随分凄い事をしてらっしゃったんですね。」
三枝「俺も聞いた時はびっくりしたなぁ…w」
月ノ「えっと、じゃあ犯人は社さんってことに…?」
剣持「ちょっと待って、社長の件はどうするんですか?」
伏見「そーッスよ! 社長も命狙われてますから!」
弦月「…あぁ、そっか。じゃあ社長の時のアリバイで 大体は決まるかな?」
甲斐田「攫われた瞬間のアリバイって事かぁ……。」
弦月「取り敢えず、僕らVΔLZと、葛葉さん 不破さん 葉加瀬さん 夜見さんは 武器庫に居た。」
不破「社長と叶が行ってたもんな、武器庫にドライバー取りに。」
星川「えっと、星川はひまちゃんと委員長と食堂に居た〜。」
剣持「僕らは廊下歩いてた、よねガっくん。 」
伏見「そうっすね、でも武器庫の反対側だったと思う。」
夕陽「私は銭湯に…一人じゃ何となく心細かったので笹木と椎名を連れて、」
夜見「…ぇあ、これじゃ社長を攫えたの叶先輩と社先輩だけじゃない? 」
甲斐田「え、じゃあちー先輩の事殺したのって…」
月ノ美兎「…どうなんですか、社さん。」
社「え、嘘だろ 俺以外アリバイが有る感じか…?」
「違うって、俺じゃないぞ 犯人。俺が殺す訳…。」
葛葉「ちな、何してたんすか。」
社「仕事。」
「「 仕事?! 」」
社「いや、なんか仕事してないと落ち着かなくてさ。
パソコン貰ったんだよ 管理人に。」
『仕方なーく…ね、だって本当可哀想なくらい不安そうだったから。』
葛葉「マジか…。」
叶「でも、怪しいのは変わんないよね。だってこんだけ証拠があるんだから。」
本間「そうやけど…信じられんって、やしきずが犯人なんて。」
叶「そんな事言ってたら、真犯人なんて見つけられないと思うんだけど。」
葛葉「ちょ、なんか強くないですか叶さ〜ん…?」
叶「でも、事実だし…僕も信じられないけどね?」
剣持「うーん…まぁ、納得…かな。」
社「え、本当に言ってる? 俺処刑……」
『 投票タイムに移ります。 』
社「は、?」
『 御手元のタブレットで投票して下さい。 』
葛葉「…投票ねぇ…。」
迷った、凄い迷った。
だって、この票で、親しい1人の命が消えるんだ。
怖い、投票したくない。でも投票しないと。
そう考えて、 ある人のボタンを押した。
『 投票の結果 、 犯人は
. 社 築 さん に 決定しました 。 』
空気が重たい、とても重たい。重苦しい。今すぐこの場から離れたいと思う程に。
周りの様子を見てみたくて、視線を周りへ向ける。
皆 表情が暗い。それは当たり前。
そして、白か黒かの結果発表が行われる。
『 … 犯人となった 社築さんの
. 正体は ________ 』
コメント
1件
ダンガンロンパと🌈がすきな私からしてとてもすきなお話です✨読んでててすごく面白いです。 1回目の裁判では社さんが犯人らしいですけど、自分の中では本当にそうなのかって思えてならないと言いますか…叶くんでもおかしくはない犯行な気がするので… 続きが楽しみすぎます…!🥰 フォロー&ブクマ失礼します🙇♀️