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『 ハレノヒ 』
・第1話
・赤 ※後ほど他メンバーさんも出てきます
・グループ結成前だと思ってください
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赤side
曇り空。
薄暗くて、肌寒い。
赤 「 はぁ〜っ、 」
つい先日まで “猛暑” だとか言って騒いでいたのに、今日は少し寒い。
雨が降っている訳でもないのに。
太陽は今日、顔を出す気分ではないのだろうか。
歌い手という個人活動を始めてから約2ヶ月がたった。
今の俺に色はない。
コロナという悪魔に世界を乗っ取られてから、俺の心はコロナに負けた。
最近はずっと、 “ 楽しい ” という言葉とは逆の方向へ進んでいる。
歌い手活動をやっているとはいえ、気持ちが楽になっている訳ではなかった。
ただひたすら、逃げていた。
自分は今の人生に満足している。
青春してる。
そう思い込んで、現実から逃げてきた。
3密を避けるだとかなんとかって政府に言われ、学校に通う回数もどんどん減った。
学園祭は……?
恋は……?
青春は……?
今の俺に、そんなものは存在しない。
赤 「 ……もうやめよっかな。 」
歌い手の活動が嫌いな訳ではなかった。
ただ、好きな訳でもない。
事実、活動を始めて2か月が経った今、激的な人気をほこっているとは言い難い状況にある。
やめるのもいいかもしれない。
赤 「 はぁ。 」
パソコンを睨めっこするのも飽きてきた。
ピコンッ
赤 「 ん~、? 」 ( 見
赤 「 ぇ、 」
太陽が少しだけ顔を出した。
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初投稿お邪魔します!
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約800文字、お疲れ様でした🙌🏻