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うぉーたーさーばーです
深夜にこれ書いてる私は末期
自分よ早く寝ろよって話だよなぁ笑
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『…それじゃあ、行ってきます、師匠』
『ああ、ランダ君も、羽衣を宜しくな』
『はい、任せといてください!!』
『それじゃあ行ってらっしゃい』
『はい!!行ってきます!!』
羽衣とランダは、キュウメイに見送られて絹綿神社を出発した。
『お前中々勇気あるよな、クッソ強い奴から姉さんを助けようだなんて…』
『えへへ…そうかな?』
ランダは少し照れている。
『あっ、褒めた訳じゃないからな』
『えぇ〜!?せっかく嬉しかったのに〜』
二人は森を越えて街に向かった。
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一方その頃…
『ねぇ!!ココから出してよケチ!!』
『はぁ…さっきから言ってるだろ、出さねぇよって…お前の耳は腐ってんのか?』
謎の人物に連れ去られたリヨは、ひたすら檻を揺さぶるしか出来なかった。
『あっ、そういえば誰なの貴方?』
『…はぁ?今更かよ…』
謎の人物は呆れ返っている。
『…仕方がない、生贄になる、つまりは死ぬ前に特別に教えてやろう。我の名はギシャードだ。ギシャード様と呼べ。』
『ギシャードって言うのね…って死ぬ!?私死ぬの!?どう言う事なのよ!!』
リヨは焦りに焦りまくっている。
『…お前は、破壊神様を復活させるための生贄にされるんだよ』
『ええ!?じゃあランダは!?あの子一人でやりくりできる子じゃないのよ!!』
『そんなん知らねぇよでかリボン…』
『はぁ!?言ったなー!!このナルシがー!!』
『あいつ連れ去られたのに怖がってる様子なくね…?』陰から観ていたギシャードの幹部の一人が言った。
蒼いサメのようなクジラのヒレに、耳についた御札…そしてパイロットゴーグルを付けている彼の名は『海鮮』。
ギシャードの右手の様な存在である。
そしてその隣りにいる頭に本が載っていて、身体はリボンに包まれている…幹部の中で一番冷静かつ、一番偉い。
彼女の名は『支葵』。
『…本当に彼女は選ばれし者なんだろうか』
支葵は小声で海鮮に言った。
『何で?左眼に字あるじゃんか』
『いや…選ばれし者なら魔法が使えるからあの檻を破壊することも可能な気が…』
『そんなん気の所為だろ、ほら、早く仕事に戻ろうって』
『…』
支葵はリヨの方を少し見て仕事に戻った。
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『…うわぁ…何だこれ酷い有様だなぁ…』
『…昨日の夜の内に襲撃を受けたのかもな』
昨日、ランダが見つけた街は黒焦げて跡形もない状態だった。
『もし昨日ここにいたら…』
『お前絶対死んでただろうな』
『ヒィ…命拾いしたなぁ…これ』
『誰か生き残りはいないか探しに行こう』
二人は街に向かって歩き出した。
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『拝啓、本当の幸せを求める君へ_。』
次回『認められない失敗作_。』