syp side
窓から差す光で目が覚める。理想的な目覚めやな。
「ふぁあ〜…うぐっ!?」
けのびをした途端、腰に強い痛みが走る。え…?昨日俺なんかしたっけ?
記憶を、昨日の夜までさかのぼってみる。
昨日はいつものメンバーで飲みに行ったはずや。
最近忙しかったせいでストレスが溜まっとった俺はいつもの数倍飲んだ。
もちろんベロベロに酔っ払った。お開きになる頃には足元もおぼつかない状態やった。
それで、家が近いコネシマさんに送って貰って…?
いつもなら酔っても記憶は残る方やけど昨日は余程飲んだんやろか、途中から覚えてへん。
それにしてもなんでこんなに腰が……え、掘られた!?…なわけないか笑
今日は軍団でDDR終わりに飲みに来ている。
ut「他に誰か誘っちゃう?」
ci「誘おう!」
syp「トントンさん辺り空いとるんやないすか?」
ut「いや、トンちとシャオちゃんにはさっき断られた…」
ci「既に誘っとったんかw」
syp「他は、この近くやと…コネシマさんとかっすかね」
そいえばこの間のお礼もまだ言えとらんな。
記憶ないから結構迷惑かけてしまったかもしれへんし…
ci「お、流石ショッピ〜部長大好きやな〜」
syp「は? “この近くやと” 言うたやろ」
ut「じゃ、ちょっと聞いてみるなぁ〜」
kn「おー大先生!誘ってくれてありがとな!…あ、ショッピ」
syp「あぁ、コネシマさん。この間はありがとうございました。」
kn「…はぇ?」
syp「俺が潰れとった時コネシマさんに送ってもらったやないすか。」
ci「確かにあの時ベロンベロンやったなぁw」
ut「珍しかったな。」
kn「あー!うん。うん。ええよ、全然。」
syp「?」
なんか歯切れ悪っ。
やっぱ記憶ない間に俺、なんかやらかしたんちゃう…?
ut「おし、そろそろ終わるかー」
ci「兄さん、ゴチになります〜」
syp「ご馳走様です〜」
ut「え」
kn「アッハッハ 大先生慕われとんなぁーw」
不服そうな顔で会計を済ませる大先生を横目に、店から出る。
解散しようとした時、呼び止められた。
kn「ショッピくん、これから俺ん家で飲み直さへん?」
syp「え、まぁ良いっすけど。」
コネシマさんから飲み直しの誘いなんて珍しいなぁと思いつつ明日も休みやし誘いに乗る。
kn「ショッピくんは俺ん家初めてやっけ?」
syp「いや、この間軍団でお邪魔したのが初めてっすね」
kn「あー、せやったな。そっちのソファ座っとってええよ」
言われた通りにソファに座る。
コネシマさんは何本かビールやらチューハイやらを持ってきた。
syp「このお酒初めて見た…」
kn「なんか専門店で売っててん。」
いかにも高そうなボトルに入ったお酒を見つける。はぇー、金持ち羨ま。
それから暫く、メンバーの話を肴に飲み続けた。
kn「なぁ、ショッピ。」
syp「なんですか?」
kn「この間、俺が家に送ったったやん。」
syp「はい」
kn「腰、大丈夫やったか?」
syp「はい………え?」
kn「あー、いや、その…」
syp「なんか…あったん、ですか」
kn「…」コクリ
コネシマさんは気まずそうに目を逸らして頷く
syp「それは、えっと…そういうコトをした、って事、ですか?」
kn「…おん。」
syp「…」
kn「…ごめん。急に言われても気持ち悪いだけやんな。」
syp「っ、」
kn「ホンマ、ごめん。その、無かったことに、ていうか…」
は?意味わからん。
記憶が残ってなくてぽかんとしてる俺を置いて、勝手に話を進めるクソ先輩に腹が立ってきた。
syp「俺、」
kn「…?」
syp「さっきので分かったと思うんすけど、昨日の夜、先輩に
送ってもらってからの記憶ないんすよ。」
kn「…ごめん。」
syp「謝るんやったら、俺の言うこと1つ聞いてください。」
kn「!な、なんでも聞いたる!」
syp「…じゃあ、」
コネシマさんの腕を引き寄せ、強制的に俺の事を押し倒させる。
syp「思い出させて、くださいよ。」
kn「…は、」
syp「それとも、俺とヤるのそんなに嫌ですか?」
kn「おまえ、」
syp「うるさい」
kn「んむッ!?」
顔を寄せて口を塞ぐ。
syp「ふっ、間抜け面w」
kn「はぁ……手加減せんからな」
そう言って挑発に乗るコシマさんの目は、飢えた獣のようやった。
コメント
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コネシマが下になるん初めて見た