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初めて、が奇跡だった

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初めて、が奇跡だった

17 - 第17話:世界で一番美味しい味

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2025年02月23日

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よしと「ふぅ…..(今、どんぐらい時間経ったんだ…?)」



りゆが魚を釣り上げた後、俺らはずっと魚がまた釣れるのを待っていた。

だけど、釣れる様子もなく、時間だけが過ぎていた。

りゆもずっと無言で、真剣な眼差しでずっと釣り竿を見つめている。

釣り好きって凄いなぁ…. 俺は物凄く短気なんだなと思った。だけど、ずっとこのままってわけにもいかないからな…

俺はそう思って、りゆに話しかけてみた。



よしと「なぁ…りゆ..?」

りゆ「ん?どしたの?」

よしと「….、ちょっと疲れた…(良くなかったか…、、、)」

りゆ「だね〜。実は、私も疲れてきてるんだよね。そしたら、そろそろ終わりにしよっか。」

「これ以上やっても釣れないかな〜 って感じ。何となくね?」

よしと「よなぁ… じゃ、上げるな?」

りゆ「うん!」


――その時だった。


よしと「うぉ、…っっっっ!??」

りゆ「!?」

よしと「か…かかった! ヤバい、重いぃ….!!うっ!」

りゆ「ちょっと待って!あと少し、耐えて!!(助けなきゃ…!)」



よしとくんのやつには、大きめの魚がかかったらしい。

苦しい表情でこちらを見ていた。 ――助けなきゃ,、!

私はとっさに、よしとくんの釣り竿を持つ手を、ガシッと掴んだ。



りゆ「よしと、くン、、、!もうちょっ、、、、、と!」

よしと「!!/(手、りゆと重なってる,,!///いや、そんなことより!今は魚のことに!)」


俺達は、その後も少しの間、魚と戦っていた。

だけどその戦いに、ついに終わりが来た。


りゆ「あ、あぁ、、!….魚、逃げちゃったね…」

よしと「ああ……」

りゆ「….でもあの魚、めっちゃ大きかったよね、、、!」

よしと「うん…(りゆのために、釣ってあげたかったのに… 俺は食べるだけ?そんなの嫌だ!)」

    「(りゆの喜んでる顔が見たかった、、)」



そう思ったけど、もう俺はどうしようも無い。

もう釣れる予感もしないし、実際、魚は逃げてしまったんだ。

諦めるしか無い。



りゆ「よしとくん、落ち込まないで! 一匹で十分でしょっww」

よしと「まあ、それもそうだな…!(りゆは、いつもポジティブだな…羨ましい….)」

    「(こんな風に、ずっと落ち込んでても仕方ない!時には 諦め も大事だ!)」


よしと「じゃ、釣った魚食べに行くかーー!」

りゆ「うん、そうしよ〜〜!楽しみぃ!」

よしと「ふっ…!」

りゆ「?何か言った?? 気のせい、?」

よしと「ん?何でも無いけど?」

りゆ「そう?んじゃあ、早く行こっ!」

よしと「うん!(可愛すぎて笑っちゃったんだが…w ま、気付かれなくて良かった!)」

りゆ「….、てか、釣った魚食べに行くって、どこで食べるの?」

よしと「あそこの椅子んとこで良いんじゃない?」

りゆ「そうだね!」


そして俺らは、ベンチとテーブルがある所に向かった。

俺達が釣れた魚は一匹と少ないけど、自分で釣ったと考えると物凄く楽しみだ!


よしと「ここら辺で食べよ?」

りゆ「うんっ! じゃあ、魚を食べられる状態にしてもらいに行こう!」

よしと「え?どこに? てか、そんなのあんの!?知らなかった…!」

りゆ「私が見つけておいたの! ほら、ここ!」


りゆが指を指した先には、他の人が魚を差し出し、揚げてもらっている姿があった。

俺達の魚も揚げてもらおう ということだ。



よしと「揚げるんだな!」

りゆ「そーそー! 揚げるのが一番美味しいかな〜って✨️」

よしと「自分で釣ったのだったら、それが一番良いかもな!」

りゆ「でしょ? じゃ、行こうよ!」

よしと「うん。」


   ・・・


「――はい、揚げましたよー!美味しく召し上がって下さい!」

りゆ・よしと「ありがとうございますっ!」



揚げ終わったその魚からは、物凄く良い匂いがしていた。

見る限り、カリッと綺麗に揚げられた様子だ。

りゆは、揚げたての魚が入ったお皿をワクワクした顔で受取った。



よしと「良い感じだな!冷める前に早く食べよ!」

りゆ「うん!!」


ベンチに座って――


りゆ「よ〜し、じゃあ、頂いちゃおっか!」

よしと「オッケ!では…」


いただきますっ!!!!!!

りゆはそう言った瞬間、すぐに魚をお箸で掴み、口の中にほうりこんだ。


『カリッ!』


りゆの口の中からは、美味しそうな音がした。

それと同時に、りゆは幸せそうな表情を見せた。


よしと「(りゆは常に可愛い…//)」

    「(その表情、最高///)」

りゆ「おいひぃ〜〜〜〜〜!」

よしと「俺も食べる!」


『カリッ!』『ジュワッ!』


よしと「うんっっま!!サイコー!!」

りゆ「ねーー!!!やっぱ、自分で釣ったのは格別だなぁ!」

よしと「だよな!とれたて の 揚げたて だもんな!」

りゆ「そうだね!ホント最高!」

よしと「今回は、こんな楽しい計画立ててくれてありがと!」

りゆ「ううん!私が行きたいな〜っていう所を回ってるだけだからっ//(楽しいって思ってくれてる…!)」


しばらくし、俺達は魚を食べ終わった。

正直あっという間で、もっと食べたいと思った。 けどやっぱり、りゆがとった魚は美味しかった!✨️

今までで一番美味しかったかも知れない….!

きっとそうだろう。なぜなら、りゆが釣ってくれたから。それだけだ。

それだけで、何でも美味しくなるんだ。 きっと魚だけじゃないだろう。

料理を美味しく出来るのは、人を幸せに出来るのは――!

りゆは凄いと思った。


《いや、俺がりゆの事を考えすぎてるからだな――》

そんな事を思いながら、しばらくの間、りゆとの会話を楽しんだ。




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