テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
R side
ズキンッ
昨日カノンに噛まれた所が痛む、熱を持ってるような気もする…。
これからカノンに会うから、あまり痛がらないようにしないと。また謝罪が終わらなくなる。
R「おっはよ〜♪」
笑うと口が引き攣って痛いから、声だけでも明るくする。
K「あ、おはよう」
この後カノンは仕事だから、コンビニの近くの公園でプチデート。
やはり口元にカノンの視線を感じる。
R「あ、大丈夫だよ?全然痛くないし♪」
そう言ったけど、
K「ウソ…それ、痛いと思う」
表情を変えず淡々と言われる。いつもだったら戸惑ったりするのに…カノンらしくない反応だなと思っていると、手首を掴まれてどこかへ連れて行かれる。
え、何なに!?
カノンの考えている事が分からず、ただ後をついて行く。
そして、ドラッグストアでさっさと何か買ったと思うとカノンの職場に連れて行かれた。
K「おはようございます。友人が怪我してるので事務所借ります」
商品を陳列しているバイトくんにそう声をかけるとさっさと奥へ入っていく。
K「はい、ルイさん座って」
R「…カノンどうした…?」
ロッカーから救急箱を出してくる。
あ、あの時の…。酔っ払いからカノンを助けたあの夜にお世話になった救急箱。
ついこの間のことなのに、もう懐かしい。
K「手当てするね」
R「…っ!」
肩をすくめて、痛いの言葉を押し殺す。
K「……痛いなら痛いって言ってください…」
う、バレてる…。
R「痛い…です」
カノンは手早く消毒して綺麗なガーゼを貼り直してくれる。そして、小さな氷嚢と痛み止めも手渡してくれた。
さっき買ってたのこれか!迷わず選んでたから全然見えなかった…。
それにしても、カノンって…
R「なんか、お医者さんみたい♪」
俺が熱出して玄関に倒れてた時も冷静だったよね?
K「………」
カノンが俺を見つめたまま、目を丸くして固まっている。
え、なんか不味いこと、言った?
K「そうかな」
何か誤魔化すように笑って、救急箱をいそいそと閉まっている。
ちょっと待って、今の間とカノンの反応。
R「そういえばさ、カノンの学生の頃の話とかまだ聞いたことなかったよね」
K「…」
R「もしかしてさ、違ってたらごめんなんだけど…」
K「わーっ、待って待って!」
いつものカノンに戻り、両手の平をこちら側に向けてストップのサインを出される。
そして、深い溜め息を一つ付く。
K「情けない話だから、あまり話したくなくて………でも、ルイさんの予想通りです、たぶん」
R「え!!!!お医者さん?!」
K「に、なれなかった人です…」
カノンはその場にしゃがみ込んで俯いてしまう。
まるで知られたくなかったというように。
R「…カノンー?」
俺のせいで嫌なこと思い出させちゃった…?
カノンが、時計をチラッと見る。
俺もつられて確認するが、カノンの出勤時間まではまだ少し余裕がある。
K「俺、1年前まで研修医だったんです」
研修医という言葉を聞かされても、ドラマの内容の範疇でしか想像出来ない。
K「…人の命とか…向き合うの大変で、しんどくなって…」
R「………」
自分には分からない、きっと過酷な世界にいたカノンを思うと何も言えなくなってしまう。
K「かっこ悪いよね」
R「そんなこと思わないよ。……カノンには悪いけど、もし夢叶えてたら俺たち出会えてなかったし…」
むしろありがとうって思っちゃう自分がいる。
あともう一つ、カノンには悪いけど、お医者さんがよく着てる半袖のユニフォームや白衣着てる所をただひたすら想像してさっきからドキドキしてる…不謹慎でほんとごめん…笑
R「ね、ね、家にさ、白衣あるの…?」
K「?…うん」
R「今度着て?」
ワクワクしながらお願いする。
K「あーもう!エッチなこと考えてるでしょ!」
着ないから、と笑うカノン。
R「カノンさ、もし話したくなる時が来たら俺、聞くから」
きっと自分の中に色んな気持ち押し込めて、解決したことにしてるでしょう?
K「…やっぱり…ルイさんは優しいですね…」
柔らかい笑顔を浮かべてそう言われる。
可愛い、キスしたい…。
また鍵かけたら怒るかな、とドアに視線を移すとすでに鍵がかかっていて。
R「っえ?!」
カノンの方に顔を向き直すと、もうこっちに近づいてきていて、
チュ…
怪我を気遣うような優しいキスをされる。
K「ルイさん我慢できないだろうなと思って閉めちゃいました笑」
R「もう///」
こうゆう所に気が回る抜かりないカノンも好き。
R「ね、足りないからもう一回…」
チュ…チュ…
もう少しカノンが欲しくなる。
R「カノン、べーってして?」
K「…?」
頭に?を浮かべて、ペロっと舌を出してくれる。可愛い…///
そこに自分の舌先を触れさせる。
K「ッ…!」
R「ピクニックキスっていうんだって…ね、そのまま出してて…?」
傷が治るまで濃厚にできないことに危機感を感じた俺は何か良い方法はないかと調べたのだ笑
ピクニックという言葉とはかけ離れた、エッチなキス。
舌先でカノンの舌の裏を撫で、くるくると円を描くように舐める。
K「ッハァ…ッ」
俺の胸に触れていたカノンの手が服をギュッと掴んでくる。
ピチャ…
少しずつ唾液が絡んできていやらしい音が鳴る。
K「ッぁ…ッ待って」
R「だめ…?」
K「だって涎垂れちゃう…ッ」
R「…じゃあ、立って?」
俺は椅子に座ってるから、上からカノンがキスする形になる。カノンの姿勢が辛くないように両肩に手を掛けさせる。
R「カノンの涎、全部受け入れてあげる…」
K「ッ…///」
ピチャ…ッチャッ…
カノンの舌も自然に動いていく。
オレは目を開けてカノンが快楽に浸っている表情を愉しむ。真っすぐ伸びた睫毛が震えている。
…チャ…ッ…クチュゥ…ピチャ…
コクン…ッ
自分とカノンのが混ざり合った液体を飲み込む。
K「ッぇぁ…ッ…」
時々カノンの腰が抜けるから自分の方に固く抱き寄せる。
K「ッ見ないで…ッ」
薄目を開けたカノンに気づかれてしまう。
R「すごくエッチな顔してるよ…?」
K「ゃだ…」
カノンの大きな手で目隠しされてしまう。
少し、消毒液の匂いがする。
…ピチャ…チャ…ッ
R「ッハァ…」
K「ッ…もう止め…シたくなっちゃう…」
目を潤ませて困り顔のカノン。
R「ん…止めてあげる」
だって数分後には店に立たなくちゃいけないもんね。潤目のカノンを誰にも見せたくないし…。
R「仕事終わったらうち来る…?」
K「…うん…」
カノンは切り替えるように冷たい水をゴクゴクと飲んでいる。
R「じゃ、仕事頑張って、待ってるから」
そう言って別れる。
熱を持った唇をカノンの氷嚢で冷やしながら、帰路についた。
コメント
4件
かのんさんが白衣を着て夜するところが予想できる笑 続きも書いていただきありがとうございます🙇♀️ めちゃ良かったです😊

まさかの続き😭😭😭やばすぎます😖😫‼️ほんとに今回も最高でした😭👏✨大好きです‼️(⸝⸝ɞ̴̶̷ ·̮ ɞ̴̶̷⸝⸝)