テラーノベル
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⚠️心中、不穏、いじめ、可哀想(?)
生存フラグ⇄ナナ
これはナナちゃんがねこちゃんのストラップに留まらず(?)、無事に復活した世界線。
まだ破滅フラグ君と和解してないです。
「ねぇ、あの子…」
「確かあの事件を起こした…」
噂好きの天使と死神が『彼女たち』に視線を向け、何かを話している。
「あ…ぁ…」
「…大丈夫じゃ、気にするな…ナナ」
『彼女たち』とは…天使No.7と天使No.11のことだ。
「うぅ…気持ち悪い…」
天使No.7、ナナは口を手で押さえ苦しそうにしている。
「ナナ、部屋へ戻ろう…」
優しい声と表情で天使No.11、生存フラグはそうナナに言った。
「ごめんね、ウチのせいで、じゅーいちまで…」
「ワシは気にしとらん、だから気にするな」
「じゅーいち…」
…コンコン
ドアをノックする音が聞こえる。
「ひぇ…だ、だれ…?」
怯えているナナ。
「…ワシが出てくる」
ガチャ…
「あ、生存フラグさん…」
「…死亡フラグ」
「ええと…恋愛フラグさんたちも来てますよ!」
死亡フラグが少し気まずそうに言う。
「そうか…何の用じゃ?」
「ナナちゃんのことが…」
「帰れ」
生存フラグが恋愛フラグの話を遮る。
「え…せーちゃ…」
「お前らのようなゴミカスとワシは喋りたくない」
生存フラグは冷たく言い放った。
「…嘘です」
死亡フラグは生存フラグが何故そんなことを言い放ったのか…きっと分かっているのだ。
「…帰れ」
バタンッ…
生存フラグは勢いよくドアを閉めてしまった。
「生存フラグさん…」 「…せーちゃん」
「心配ね…もちろんナナちゃんも」
「そうですね」
「ふ…はぁ…ぅ…ごめ…なさ…ぃ」
「ナナ…!」
過呼吸になっているナナに駆け寄る生存フラグ。
「大丈夫か…?ゆっくり…息を吐いて…落ち着け」
「……ごめん」
「謝らなくても良い…友達じゃろ?」
生存フラグは微笑む。
「そっか…ありがとう、じゅーいち」
何故こうなってしまったのか…
それは、ナナが起こしてしまった『あの事件』が関係している。
彼や神様の弟のせいとはいえ、ナナは『あの事件』で色んな人を傷つけてしまった。
例えば、じゅーいちの他の友達、死亡フラグのことを消そうとしたり…
噂好きで捻くれた天使死神はナナのことを面白がって…または憎んであることないこと言いふらしている。
最近は嫌がらせもされていてナナは精神的に追い詰められている。
「…これからウチ、どうすればいいのかな」
「きっと大丈夫じゃ、ワシがついてる」
「じゅーいち…大好きだよ」
「ワシもじゃ、ナナ…」
次回へ続く
コメント
2件
百合漫画のきたかわにハマりました。少しきたかわを意識しています💦 この話は心中endにする予定なので…自衛をお願いします💦