そんなある日のこと…
イベントの打ち合わせで休日にリモート会議
をすることに…。
「という訳でスケジュール押してるから
各自なるべく早く仕事を、進めてください」
会長、私服姿も綺麗だな…
「中島!」
「あ、はい!?
何でしょう…!?」
「ボーッとしてるけど話聞いてるの!?」
「き、聞いてます👂!」
「どうだか…
まぁいいわそれじゃあ、今日の所はここまでにしましょう。
お疲れ様」
数分後…
ふぅ、リモート会議はよくないな
つい会長に見惚れてしまう
あ!退出するの忘れてた!
会長…?
あ、もしかして画面消し忘れてるんじゃ…
「あーもう
ホント無理♡
ユウジくん好き♡
好き好き〜♡」
!?
「画面越しのユウジ君もたまんな〜い♡
私服姿も可愛らしかったし〜♡」
ゆ、ユウジ…?!
そ、それって俺の事?!
「てかてかビデオ通話マジやばい!
常にユウジくんと見つめあったまんまだし?
ドキドキし過ぎてマジヤバだったわ〜♡」
こ、これは…本当に会長なのか…!?
「はぁ…休日にユウジくんの顔を拝めて
まじ幸せ…」
「本当は急ぎの用とか無かったんだけど
わざわざリモート会議を開いたかいがあったわ…」
「私はきっとこの日の為に生徒会長になったのね!…」
いや、職権乱用…!!
「は〜ユウジ君の私服姿もっと見たいな〜
ビデオ通話もいいけど…
やっぱデートしたいかも!♡」
「デートに行くなら王道の遊園地とか!
水族館もいいけど〜
カフェ巡りもいいよね〜♡」
「最近駅前に出来たあのカフェ…
滅茶お洒落らしいし〜ユウジくんと行けたらいいな〜なんて思っちゃったり〜?
キャー♡」
「で、でも私から誘うとか恥ずかしくて
無理だし〜…でもユウジ君が私なんかを
誘ってくれるわけないし〜」
「は!そうだ!」
ブー、ブー、
ん?会長から電話…?
「も、もしもし?」
「今いいかしら?」
あ、普通の会長だ…
「大丈夫だけど…」
「明日、文化会で使う装飾の買い出しに
行くんだけどあなたも来なさい」
えーと…
俺でいいんですか?
「他の人に頼んでもいいけど
あなたが1番暇かなって」
「はは…酷いな…w
確かに暇だけど…」
じゃあ決まりね11時に駅前集合
時間厳守で
分かった…
「じゃ」
ピッ…
「きゃー!♡休日に!2人っきりで買い物!
こ、これってデートよね…!?」
「やば、緊張してきた〜〜〜!
服は何にしよう…
やっぱり勝負服のワンピ👗?」
「で、でも頑張りすぎてるって思われるのも
アレだし…
もぉ〜考え出したらキリがないよ〜!」
た、態度の差がすごいw…
「で、でも…恥ずかしくてつい
嫌な言い方しちゃったし
ユウジくん怒ってるかもなぁ…」
「はぁ…私ってばほんとだめね
もっと素直にならなきゃって
分かってるのに本人の前にしたらつい
きつい言い方になっちゃうし…」
なーんだ
そういう事か…
「よし!明日こそは素直になろう!
せっかくのデートなんだから!
頑張れ私!エイエイオー٩(ˊᗜˋ*)و」
可愛い…
その後、俺は会長に気づかれないように
退出しておいた。
それにしても驚いたな…
まさか会長が俺なんかに好意を寄せていたとは…
思ってもなかった…
明日が楽しみだ…
そして翌日…
続きは明日!
また見てね!(*’-’*)ノ”