いやだなぁ。
俺は生まれつきみんなとは違う、同じだったらハブられることもないのかなぁ?
ある日、エイネと二人で喋っていたらこんなことを言われた。
エイネ「ライトくんって超能力みんなに知られてもいいんだね。」
まぁ確かに、一時期隠してたよ。
ライト「なんかいつの間にか自信に変わっててね」
やっぱあの3人(チームメンバー)にであってからかなぁ・・・・
俺はあの頃の自分を思い出した。
幼稚園ぐらいのときは無邪気でみんな「すごい」とか「いいな」ってよく俺の言ってたな。
でも・・・・
モブ「超能力ってw変なの・・・こわ。」
モブ2「なんかキモいよな」
いつからか俺は「変」って事に気づいた。
変って言われるたびに俺は石を投げつけられる気分だった。
中学生になって、俺はエスパーということを隠すようになった。
みんなも普通に接してくれる。これで、これでいいんだ・・・・・・
最近人狼ゲームをした。村人の中に紛れ込む人狼、胸のあたりがズキッと痛む。
俺はみんなと違うのに同じふりをしている人狼なんだ・・・
モブ太「ライト〜今日出るって噂のあそこいかね?」
ライト「心霊スポット?」
モブ太「相変わらずお前勘がいいよな〜まぁ出るっていったら分かるかw」
毎回ドキッとする。当たり前じゃん、読んでるんだから。
幽霊か・・・今考えてみたらエスパーも幽霊も同じようなもんなのかな?
仲良くなってみたいな・・・なんて、バカバカしいや
そこは小さな廃墟みたいなとこだった。
明らかに心霊スポットみたいなところだ
モブ太「すげぇ〜なか入ろうぜ!」
キィイイイイイイイバッタンッ!!!!
錆びた鉄のドアがよくある音を立てて思いっきり閉まる。ホラーゲームみたい
モブ太「こえぇええええ」
ライト「だね・・・」
ホントはあまり怖くない。むしろ少しワクワクしている自分がいる。
その時。不意に女子の笑い声が聞こえた気がした。
「最近良くヒトが来るなぁ♡楽しいな」
モブ太「は・・・・」
「ばぁあああああ☆」
モブ太「うわぁあああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!」
モブ太はすごい速さで走っていった。なんでか追いかける気になれなかった。
「走ったら危ないよ?w棚とか倒れて・・・
ドッシーン
その子が言おうとした瞬間すごく大きな音がした。
モブ太「っ・・てぇ。いやだしにたくねぇ」
棚の下敷きになってるモブ太。
出血もしてる、助けないと・・・でも。超能力を使ったら・・・
俺は決心してモブ太の方へ向かった。
モブ太「ライト助けて・・・・・・。」
モブ太「???!!」
俺が棚を浮かしたらモブ太の顔は一気に青ざめた。
モブ太「変なやつ!!!お前も化け物だったのかよ気持ちワリィ!!」
そして一目散に逃げていった。
ライト「はぁ・・・・・」
「ねぇねぇなんで君は僕のことを怖がらないの?てか超能力?!すごいね!」
お化け相手になんの恐怖も感じなかった。むしろなんだか惹かれてしまった。
「わたしねぇアレイっていうの♪」
ライト「俺はライト・・・」
アレイ「さっきのヒトひどいねぇ、僕が呪い殺してあげようか?w」
ライト「wこわッ、でも流石にそれはね」
なぜだろう喋りやすいな
アレイ「ねぇ。僕と友達になってよ☆」
ライト「え?」
アレイ「実は私、死んだときに呪い的なものがついててね。本当の友達ができないとここから出られないんだ。」
ライト「俺でいいの?」
アレイ「うん!なんかビビッときたよ♪」
俺は考えるまもなく差し出されたアレイの手を掴んでいた。
次の日学校に行くとみんな冷たい目線で俺を見た。
モブ子「ライトくんって超能力みたいなん使えるらしいよ・・・」
モブ助「キモすぎだろ」
あの頃にタイムスリップしたみたいな気分だった。
てか・・・
ライト「何で付いてきたんだよ!!!」
俺はアレイに怒鳴るように囁いた。
アレイ「いいじゃん。僕も学校通いたい☆霊力たまったら生身になれるから転校生として〜♪」
ライト「ーーーー💧」
アレイ「てかあいつら最低じゃん。でも多分特殊なライトが羨ましいだけなんだよ」
その一言に俺の心に風が吹いた気がした。羨ましい?
特殊か・・・なんだか少しうれしくなった。
ライト「確かに俺って特別?w」
アレイ「うん!」
その日からなんだか自身が持てるようになった。
とりあえずこれで!
アリス・・・・エイネちゃん使っちゃってごめん!
ばぁい👋
コメント
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エイネちゃん全然使っていいよ! エイネ「えーと、アレイさん、ソイツら全員◯そっか…」