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◯ATTENTION◯
・前作の続き
・dreamhammer(Folly×Mach)
・マッハ様がへろへろだし巨クリ
・フォリーちゃがふたなり
・睡眠姦、ふたなり攻め、触手責め、ザーメンゲップ、巨クリ責め等人選ぶ要素多め
薄暗く、誰も居ないオフィスにて、影の中を泳ぐ様に無数の赤い眼が壁から壁へと移り、隙間を縫って居住区へと入ると赤い眼は集合し、影は巨大な実態へと変わりフォリーが現れた。あのおかしな…SEXをしなければ出られないフロアなる場所にて組んず解れつになってSEXをした上、全裸姿をあの芋虫とコンクリートの友人に見られてから早一週間、全くもって姿を見せていなかったマッハの様子を確認すべく態々実体化を行なった。普段はあやふやなその肉体も、今は確かな肉感がある。そのまま少し歩き、寝室の扉の前に立つ。
「…マッハ、いる?」
軽くノックをしてみながらそう聞くが、ドアの向こう側からは微かな息遣い以外何も聞こえない。気付いていないようだ。それからも何度かノックをしてみたが、向こう側のマッハは一切気付かない。直ぐに痺れを切らしたフォリーが乱暴にドアをガチャっと開けると、月の光が洩れている昏い寝室の中で、一つの大きなベッドのシーツの中で彼女はモゾモゾと蠢いていた。
「……ハァ」
その蠢く白い膨らみにフォリーは近付いた途端、無理矢理シーツを剥がすと、全身から汗を噴き出している霰もない姿のマッハが、必死にその大きな手で股間を抑えながら蹲っていた。それも、息を荒らげ顔を真っ赤に紅潮させて。
「……あー、アンタまだアレにやられてるの?」
「うるさ…いッ…う゛…んッ……♡」
ふにゃりとした柔らかな乳房のその先端は硬く尖っており、シーツのざらりとした生地に擦り付けている様だ。普段綺麗に結ばれ艶々とキューティクル輝く髪は今では解けてしまい、ボサボサになっていて枝毛が出来ていた。普段の爽やかな、石鹸と柑橘系に近い匂いではなく、胸焼けする程に甘ったるい蜜の匂いと、少し酸い汗の臭いがしている辺り、風呂にも入られていない様だ。それ程に…あの薬が残留している。
「ちょっと濃い媚薬程度にこんなめちゃくちゃなってるなんて、アンタらしく無いわね」
「フーッ…フー…ッ…♡ずっと…火照りが…ッ」
「何の効果が入ってたんだか…」
実体のあやふやな存在であるフォリーは一度実体から影へと戻ることで、薬の効果も全て抜けられた。しかしまだ人としての肉体のあるマッハは人よりも薬毒耐性が強いとはいえ、毒でも無ければ完全に害のある薬でも無い、ただ感覚を強化し性欲を増進させるだけの媚薬は彼女の身体はただの薬として処理し、今その208cmの鍛えられた身体を快楽の電流と溢れて収まらぬ性欲で溶かしている。シーツは愛液と汗とその他の何かで湿り、聡明にして強靭なカロライナは、穴という穴から汁を噴き溢して暴れていた。目元は泣いたのか赤く腫れて、ずっと険しそうな、眉間に皺を寄せた表情をしている。
「……アンタさ、水とか飲んでる?」
「ここから…出られな…ッ」
「マジに全部の感覚強まってる感じ?残留した方が効果ヤバいんだァ?」
「…もう…帰ってッ…」
「待ってて、今水取ってくるから」
一応友達であるからか、或いは面白がってかフォリーは気を利かして水を取りに行った。冷蔵庫で冷やされたミネラルウォーターをコップ一杯に注いで持っていくと、マッハは震える手でコップを掴み、口の窄みから胸元へと多く溢しながら飲み干した。
「………帰ってくれ…ッ」
「無理に決まってるでしょ、自慰やって耐えて一週間経ってもまだ残留しているなら、ね?」
黒く大きなフォリーの手が、マッハの穢れた身体を撫で、赤い指先は濡れた胸元をなぞる。その微かな感触にすらマッハは疼き、ベッドの上で後退りするが、その作り物の腕さえ即座に掴まれ押し倒されると、完全に抵抗出来なくなった。
「………頼むッその…忘れられる…なら……」
いつもは抵抗して嫌がるのに対して、珍しく嫌がらないマッハにフォリーもまた普段と違うそのギャップに盛ってきたのか、目を細めて笑いながらズボンを脱ぐ。赤い目のプリントされた不気味なズボンを脱ぐとぽっちゃりとした厚い太ももと、そこから生えている無数の赤い目がマッハを不気味に覗き込む。昏い寝室の中、いつもの逢瀬部屋とは違い照明ではなく月の光に照らされながら、そっとパンティを脱ぐと、そこからは、無い筈の、彼女と同じ漆黒の肌と同じ色をしたその器官が顕となる。
「…は?おいちょっと待ってくれッ…それは…ッ!」
「…フハハ、あの時は変えられなかったから出さなかったけど…こういう時はコレでやった方が良いでしょう?」
ドクドクと、血管が浮かび上がった竿が脈打つ。大きめの睾丸は重たげに垂れ下がり、濃厚な精液がパンパンに溜まっているのが分かる。また竿はそこらの男性よりも圧倒的に長く中太で先端は鋭いカリ高で、先端にかけて赤く染まっている。彼女の指と同じように、酷く大きく、太く、強烈な雄臭を放っていた。その臭いにマッハは嫌悪感を露わにしながらも、腰の方は期待しているかのようにガクガクと震え始め、その目に宿る赤い光さえ僅かに揺らいでいる。
「アンタも欲しがってるじゃない?ほら、もう…どろっどろにしちゃって」
「違う…ッ…それに…その…やめて…ッ」
「身体の方は正直よ?ほら」
フォリーがその巨大なペニスをマッハの鼻先まで近付けると、マッハの目の光は更に不安定に揺らぎ、呼吸が荒くなり息が鬼頭の方へ当たる。赤黒くテラテラと輝く鬼灯程に大きい鬼頭から、彼女は目を背けられず、そのまま嗅ぎながら短い舌で舐め始めた。
ぺろぺろっ…れろぉ…っ♡
「…フフッ…犬みたいに舐めちゃって…ッ♡」
「る…さい……ッ」
マッハは批判するがベッドの上、ふっくらした尻を突き上げるように四つん這いになってまで舌を忙しそうに動かし必死に舐める様は発情期で尻尾を振り乱す犬の様であった。口の端から溢れる涎までペニスに垂らしながら、舌先で鈴口を責める様に舐めていたが、段々抵抗が無くなってくると、今度は口に含み、頬を膨らませてもごもごとしゃぶり始めた。
ぐぽっがぷっ…♡ごぷんっがぽっ…♡
口の中で膨らみゆく実を口内で転がし、飴玉の様に味わう。遥か昔から溜め込み熟成され、つい最近やっと形となったその悪意と憎悪の肉を、マッハは今自身の中で迸っている情慾を晴らすためだけに舐めている、筈だ。
「…えっちな顔しちゃって、アンタもトロ顔出来るなんてねェ?」
「ん…っうるふぁ…い…ッ…」
マッハは自覚していない。己が目を細めて眠たげな、熱と快楽にに蕩けた顔をしている事に。喉元の、絶妙に感じる箇所に鬼頭が当たるとマッハは軽く身震いし、フォリーの重たい垂れた睾丸を片手で持ち上げながら、また喉奥にまで挿れ、頬を少し窄めて吸い付く。
ぢゅゔっじゅるるるっ♡じゅっぢゅゔぅ♡
きっとピルビーには絶対見せないであろう、下品な顔になりながら激しく吸い付き、鈴口から吸い出そうとするその刺激に、フォリーもニヤニヤ笑いながらではあるが耐えかねて頭を掴み奥深くへと射精した。熱く濁り粘り気のあるザーメンが、マッハの咽喉を焦がれさせそうな程にまで張り付きながら胃へと流れ落ちる。マッハの方も少し力を入れて飲み込み吸い尽くすと、ゆっくりと引き抜き、脣から銀の糸を引きながら離した後軽く噯気が出た。
「げぷっ…ん……♡」
「アンタもちょっと上手くなったわね、最初あんなド下手クソだったのに…嬉しいわ…フフ……♡」
「…濃かったし…ちょっと臭い…ッ…」
「じゃあなんで吐き出さずに全部飲み込んだのかしら…ねぇ?♡」
「……早く…挿れて出して帰ってくれ…頼む…からッ…」
顔を背けて辟易とした様子ながらも、マッハは自らベッドに仰向けになると脚を開き、当に濡れそぼった秘部を露わにした。少しずつ熟れて色の濃くなってきた雌蕊に固く反り勃つクリトリス。造られた指でくぱぁっと拡げていると、愛液がどろりと垂れてくる。フォリーはまた悪そうな笑顔を浮かべながら、膨らんだ逸物を当てがうと、そのまま挿入した。
ぐぷぅ…っ…ぎち…♡
マッハの狭く固い膣肉は一度で根元まで到達させようとはしてくれなかったが、腰を掴んで無理矢理押し込むと、そのまま抽送を行う。
ごぷっぎちゅんっぐにゅっ…♡
「ん゛ッ…ん゛んッん…ッ♡」
声を抑える様に、歯を食い縛って耐えてはいるが、残留した媚薬によって感度が高まっている状況、その上フォリーのごつごつとした、それこそ丁度良く感じる箇所を良く突いて擦ってくれるその刺激は並の女性なら耐えられず善がり狂うだろう。まだ性的経験が浅く、耐久力の強いマッハだからこそ、寸前の所で耐えられている。寧ろフォリーの方こそ、固いがよく締め付けてくれるマッハのその中に、思わず蕩けて半ばオナホを使う様に乱暴にも腰を強く掴み激しく打ち付けていた。
ぎぢゅっんっばちゅッん♡ぐりゅっぐにッぱちゅッ♡
「はッ激しッあ゛ッ♡」
「素直になりなよッ♡ほらッ溜め込んで耐えてばっかでッ素直じゃないんだからァ…ッ♡」
「だからッてそんなお゛ァッ♡や゛ッん゛ぎッ♡」
赤黒い器官が、蜜で滑らかに輝くマッハの肉襞を抉り、犯し歪ませる。28年間、恋愛も性も興味が無く処女を保ち、そのまま一生を仕事で潰す筈だった身体は今なんだかんだ言いながらも怪物のペニスを受け入れて犯されていた。マッハは掴まれた腰を跳ねさせ、その手を離して欲しいのかもっと強く掴んで欲しいのかわからないままに重ねている。
「はァッあ゛ァッ…う゛ゥッ…ッ♡」
「イッちゃいそう?♡」
「ちがッいや゛ッ♡お゛ッ?♡」
びゅぅーッどくどくッ…♡ごぷ…どく…ッ♡
マッハの中に、濃厚な白濁が、狭く容量の少ない膣内へ大量に放出されると、そのまま隙間から溢れ出し、ゆっくりと引き抜いた後はごぽごぽと溢れた。まるで牛乳が入っていたコップを倒した様だ。
「どう?マシになったかしら?」
事後そのまますぐに片付けてズボンを履きながら、けろっとした顔でそう問い掛けるフォリーに、マッハはまた苦い顔をしながら、腹を押さえながらも念の為にとベッド側の棚の引き出しに入っていたアフターピルを取り出すと、水無しで無理矢理飲んだ。そのまま赤く腫れた恨めしそうな、けれどもまたムラついたその目でフォリーを睨み付けると顔を背けてボソリと呟いた。
「……ちょっとだけ、まだマシになったよ…最悪だけど、な」
窓の外は、もうすぐ陽が昇ろうとしている。朝焼けに染まる空を見つめながら、また再びシーツの中に籠ったマッハを見ながらフォリーは呆れた様な、若干の心配が入った顔をしながらも、部屋を後にした。
「また、明日も来てあげるわ」
そう言い残して、その身体は赤い霧となって何処かへ消えた。
それはかなり遅い夜の訪問となっていたが、フォリーは律儀にもエレベーターを使って移動していた。人の脳を、夢を媒体として移動する為、寄生できないマッハの夢には入れず態々エレベーターで来なければいけなかった。
エレベーターで移動していると、ホイールのフロアに停まった。此処は別にマッハが居なくとも、誰かが来れば勝手に回る様にはなっているが、今回ばかりは異質でホイールは回らず、代わりにピルビー1人が乗り込んだ。
「……こんな時間に何しに来たの、芋虫クン」
「…その……マッハに…お見舞い…」
よく見ると下部の腕で林檎が入った籠を持って背中の方に隠しているのが見える。確かマッハは具体的な理由─性欲が治らず快楽で立つことすらままならない現状─をピルビーに全く話さず、オフィスにもただ療養中であることを伝えるプラカードがデスクに置かれているだけであった。あの愚かな痴態を知らないピルビーは本気で病気になっていると思ったのか、律儀にもこんな夜遅くにオフィスへ足を運ぼうとしていた。
「…奇遇ねぇ、アタシもマッハに会いに来たんだァ」
「マッハに酷いことするの?…病気中なのに…?」
警戒心の強い、普段の弱気な態度に対して震えながらも明らかな敵意のある声でそう訊くピルビーにも、フォリーはまたいつものヘラヘラとした笑顔で、それでいて強い眼光をギラつかせ見下しながら言う。
「酷いことなんてしないわよォ?アタシだってアイツにはちょっと弱いのよ?UNOは勝てないしアイツの夢に入られないし…」
「だからぼくの夢に入ったの」
「いやそれは………」
「マッハがぼくのために戦いに行ったのも、マッハがボロボロになったのも、君が、ぼくの夢に入ってきたせいで…」
ベルが鳴り、オフィスへとエレベーターが停まると、フォリーはピルビーの腕から籠を奪い取りオフィスへと出た。
「アタシが届けてやるから、アンタはさっさと寝ときなさい…ハハ…」
「………本当に、マッハに酷いこと、しないよね?」
「しないわよ…あんな様子で…」
「様子見たの?ねぇマッハは」
ピルビーの問い掛けが、腕が、直ぐに閉じたエレベーターの扉によって遮られるとそのまま再びエレベーターは何処かへと動き出す。フォリーはホッと一息吐き、なんとかやり通したことに安堵しながらまた今日も居住区へ向かった。
フォリーは内心焦りがあった。成人していながらも性に無知で何も知らない、あのマッハとも本当に純粋な友情を築いているピルビーにもしバレてしまった時、どうなるのか想像がつかなかった。通常相手を煽り、その傷を抉る様な物言いばかりしているフォリーでも、マッハが最も信頼している友人に、その秘匿すべき穢れを言ってしまった時のマッハの反応も、ピルビーの反応も、なんとなく実現すべきものではないと分かっていた。だからこそ、あの淫らに汗と蜜で濡れたマッハも、この行為も隠す。今日もまた、密かに。
駆け足で寝室に入ると、その日のマッハは眠っていた。近くにあった水の入った飲みかけのコップと、瓶の中身が減っている睡眠薬を見る限り、性欲を抑える為に無理矢理寝たようだ。通常の人間ならば過剰摂取とも言うべき量だが、マッハだからこそか深い眠りにつく程度で済んでいた。しかし、眠っているからといっても媚薬が身体に残量していることには変わりない。既にマッハの眠る身体は既に汗ばみ、シーツはまた濡れている。フォリーはベッド側の棚の上に林檎でいっぱいの籠を置いた後、優しくシーツを取ると、マッハの力の抜け切った身体をうつ伏せにして、その嫩い尻臀を掴んだ。
「…柔らか」
普段スーツ姿で、筋肉も盛り上がっているマッハの、それでも確かにある女性らしい安産型の身体を、そこそこ掴める大きめの尻の、その感触と拡げてやると見える、段々拡がってきた燻んだ色の肛門と、ねっとりと粘り気のある蜜で甘く咽せるような匂いのする割れ目が見えた。
「……げほ…風呂は流石に無理だったの…はぁ、ちょっとは拭けばいいのに…」
そう言っておきながらも、フォリーはその甘い匂いに若干酔ったのか、仮面を外すとその紅い新鮮な肉の花弁ごと、蜜をべろべろとざらついた厚い舌で舐め始めた。マッハは眠ることは極端に少ないが清潔さにはきちんと気を付けていた。いつでも性と血の匂いを感じさせない爽やかな匂いと綺麗に拭かれた柔な肌をしていた。だからこそ、何日も風呂に入られず汗で汚れて濡れたその酸い臭いもする今の身体の、そのギャップにまた普段とは違う興奮をしていた。
べろ…じゅる…っ…ちゅ…ぬぢゅ♡
いつも隠されている、その紅く厚く、動物の様にザラザラとした舌はマッハの敏感で面積も大きいクリトリスによく刺激を与えられるのか、大量の睡眠薬を飲んだ上で眠っている中でもマッハの身体はびくりと震え、その寝息は段々荒く甘い吐息へと変わる。夢を見ない彼女でもまた淫らな甘い夢を見ているのかと思いながら、フォリーはその穢れ濡れた割れ目とその花弁を舐っていた。
暫く舐めていると、そのまま上のぷっくりと縁の膨らんだアナルの方へ舌を遣るとマッハの腰はまた軽く仰け反り、若干身体が動いたがまた直ぐに眠った。
「……悪くないかも」
そう思いながら、フォリーはマッハのアナルの皺の深くまで尖った舌先を使い舐め回し、少しだけその腸内に舌を挿れる。マッハのピンク色の腸壁はフォリーの舌という異物を排出する為にギチギチと狭まり、痛いくらいに締め付けてきたがそれでも抜く事は無く、その周りをたっぷりの唾液で味わった。
ぴちゃ…じゅるる…っ♡べちゃ…っ♡
割れた腹筋の中に詰まっている、ルビーの様な紅く美しい内臓を、内臓とも血肉とも言えない紅い憎しみが詰められた怪物が味わっている。直接切り裂き引き摺り出す事はせず、燻んだ穴から少しずつ舐り、感じている。その神聖な肉体をフォリーは無理矢理尻肉を拡げて喰い荒らしていた。
「…こっちの穴でも、抜かなきゃね?」
フォリーは尻臀を掴み拡げたまま、ズボンから出したペニスをその狭く小さな穴に当てがうと、ゆっくりと中に押し込んだ。
ぎちぃっ…ずっぷ…ぐぷ…ぐにゅっ…♡
「………ん…」
マッハが少し声を漏らすが、まだ眠っている。フォリーは己の其れを鬱血してしまいそうな位に堅く締め上げられながらも、ゆっくりと腰を動かす。本来想定されていない使い方ではあるが、フォリーもまた一つ、重く息を吐いた。
「…はぁ…あッ…♡キッツキツで…んッきもち…いッ♡」
めりっ♡ずぐッにゅッぱんッ♡
フォリーもまた無我夢中になって腰を振り、硬い肉を解す為にも血管の浮き上がった己の器官で腸壁を擦り潰し、只管に貪った。フォリーのその禍々しき一尺と五寸の肉塊はマッハの内臓を掻き回し、刺激される度に強く引き締めて更なる快楽を互いに送り合った。マッハの方も段々夢見が浅くなりつつあるのか、将又夢の中でもフォリーに犯されているのか、その呼吸は荒くなり、うつ伏せのまま鳴く様な呻き声まで聞こえて来た。
「ん゛…はぅ…ゔぅん…♡」
「はぁッはぁッこのデカブツめッ♡ケツもこんな気持ちいいッて…♡ほんとに良い女…♡」
べちんっと白い肉付いた尻を叩くと、紅い大きな紅葉の様な痕が出来る。それでも眠りから醒めぬマッハの腰と腹筋を強く掴み、根元と縁を触れ合わせると注ぎ込んだ。
ごぷぷぅッ……♡ぐぷっびゅぅーッ♡
腸内がフォリーの濃厚な白濁で埋め尽くされ、昨日よりもギットギトになるように調整されたその精液は引き抜いた後もあまり溢れずマッハの腹を薄ら膨らませたまま止まっていた。果てた頃にはマッハも口から涎を垂らし、枕に染みができていた。目は開かずのままだったが、丁寧にもタオルで尻を拭い、後片付けをした後のフォリーにキスをされた時、とても小さな声で
「きもちよかった…」
とだけ、ぼそりと呟いた。フォリーはそれが寝言なのか、起きていたマッハの独り言かは判別が付かなかったが、若干の気まずさを抱えたまま仮面を着けてそのまま帰り去った。
昨日よりも早い時間帯、フォリーは今日もオフィスに行き居住区に入ると、マッハはかなり薬が抜けてきたのか余裕そうに果物ナイフで林檎の皮を剥いていた。但しその服装は紫色の厚手のバスローブ一枚で、隙間から薄桃色の陥没乳首と小さなほくろが見えていたが。
「あら、昨日はあんなに寝てたのにかなり元気になってきたじゃない」
「流石にな…この林檎はピルビーからのものか?」
「そりゃそうでしょ、それにしても美味しそうな林檎ね、アタシにもちょっとくれない?」
「………まぁ、昨日のことも…不本意ながらあるからな…ちょっとだけだぞ」
そう言いながらマッハはウサギの形に切った林檎を白い陶器の皿の上に3羽ほど盛り付けるとフォリーへ手渡す。フォリーのあまりにも大き過ぎる手の上では林檎のウサギはもはや指で摘める程であったが、フォリーは仮面の隙間から差し込むと皮がついたままもしゃもしゃと食べ始めた。
「ん…生でも結構美味しいわね」
「これは結構甘い品種なのもあるからだろう」
「アンブロシア、だっけ」
「……普段は何も食えないくせに、よく知ってるな、お前なんて人の悪意だけ食えば生きながられるというのに」
「知識はあるだけあった方がいいでしょ?それに、やっと経験も積める様になったし?」
「フン、悪意だけでそんなだらしない腹になれる怪物なら、もっと控えるべきだと思うがな」
「アンタこそこの前まで未経験の処女
おとめ
だったくせに…それに、アンタだって腹ン中アタシの悪意でいっぱいなのにねェ?」
話しながらも林檎の皮を剥いていたマッハの手が一瞬止まるが、そのままマッハは剥いた後、切ることもせず直に齧り付いた。手に林檎のベッタリとした甘い汁と、爽やかな匂いが移ったが、気にせずしゃくり、ぐしゃりと食べていた。
「お下品ねぇ、バスローブにも掛かってるわよ」
「…後で風呂に入るから、いいだろ」
林檎を丸々一つ齧りながらそう言うマッハに対して、既に食べ終わったフォリーが反応してそのまま背後に近付き抱きつく。
「あら、それならアタシも入ろうかしらねぇ」
「……お前はいらないだろ」
「アタシだって清潔にしたい気持ちはあるわよ?……あのランプ頭の野郎がアタシを不潔呼ばわりするのも、時間の問題だしねぇ」
そこまで言われると、流石のマッハも少しは折れて、林檎を芯の所まで食べ、そのまま手でギュッと握り消し炭にした後、無言でフォリーの手を引いて風呂場へ向かった。
風呂場は一人暮らしの居住区にしては中々広く、脱衣所もドラム式洗濯機があった。マッハがバスローブを脱ぎ捨て洗濯機に放り込んだ時、フォリーもまたいつも着ているセーターとズボン、下着を一緒に入れた。ベレー帽は相変わらずフォリーの頭にまるで接着剤で固定したかの様に脱ぐことが出来なかった。
「……その傷」
マッハは若干瞳を揺らがせながら、その腹の傷を見る。フォリーの柔らかな腹に刻み込まれた、3本の深く抉れた引っ掻き傷。フォリーはそれをむず痒そうにぽりぽりと掻きながらも、すぐにマッハの裸のすべすべとした背中に手を遣り、撫でながら浴室へと押し込もうとする。
「気にしないで頂戴、ほら、アンタすっごく不潔なんだから早く入りなよ」
「……でも」
マッハの薄く、けれども下部は厚い脣にフォリーの指が触れる。
「シーッ……まだちょっと気になるけど、あんまり、触れてほしくないのよ」
念を押して言うフォリーに、マッハもまた口を噤むと、悔しそうな顔を一瞬見せたが、そのまま浴室へ入った。浴室は壁とタイルが薄い灰色をしたモダンな色合いで広いが華美な装飾はない綺麗に磨かれた白い浴槽が目を見張る程度で機能美を追求した、モダンな造りをしている。浴槽は既に熱々のお湯が張られ、濁りタイプの入浴剤を入れたせいか、透き通ってはおらず白っぽくなっていた。その面積は決して狭くはなく寧ろ一人暮らしの居住区の割には広い方だが287cmのフォリーと208cmのマッハが同時に入れば当たり前だが狭く感じる程だった。普段1人で入っている分窮屈そうなマッハに対してフォリーは湯掛けもせずに浴槽に入ろうとしたのを、そのまま止められてしまった。
「…ちゃんと洗え、ほら」
「どうせなら、洗いっこしない?」
「……何だっていい」
不満げ、というよりかは腹の中にまだ溜まっているフォリーの精液が気になっている様子のマッハだが、いつも使っている薬用のボディソープを多めに泡立てネットに出すとぶくぶくと泡立たせ、自身とフォリーの巨体へと伸ばしてゆく。フォリーの黒い身体にある眼はちゃんと瞑っており、泡が掛かっても沁みている様子はない。そのまま弛みの目立つ太った腹や尻、マッハほどでは無いが大きい乳房へと白い泡で覆っていく中、やはり腹の傷の方を泡で撫でた時、フォリーは軽く痛そうな声を出したが、直ぐに気にしなくなった。
「……なぁ、やっぱり…」
「……気にしないで、もう、手遅れなんだから」
「…………」
「それに、アンタは自分のこと気にしとけばいいのよ」
そう言いながら、フォリーの方から、その大き過ぎる手でマッハの身体を洗い始める。治癒のおかげで滑らかな皮膚も、義手の僅かな繋ぎ目の深くまできめ細かな泡で覆いつつ、その柔な肉を揉み込み洗い込むとマッハはまた薬の効果が回ってきたのか、段々体が熱くなり、股間にて力無くふやけていたピンクの花蕊は、次第に隆起する。
「ちょっ…とッ…変なところ触るな…あッ」
「まだまだ溜まってるんだから、それに…アンタだって、忘れちまいたいだろ?この穢れと共に、な?」
「…ピルビーにはッ…黙っているだろうな…ッ?」
「言わないし、あの芋虫なら言ったとしても理解できないでしょ…ほら、素直になりなよ…裸見られただけで咽び泣いてた、泣き虫ちゃん?」
フォリーは見透していた。ビジョンを司るそのマスクは、マッハが来訪前までずっと1人で自慰をして発散しようとしては、あの日あの時、ピルビーに己の雌として頗る発育の良い、淫らとも言えるその身体を曝け出させられたことでやはり幾らかショックを受けていたのもあって泣いていたことも、全て知っていた。その哀しみも、恥も、全て忘れてさせてやる気もあって犯していた。けれどもいざはっきりとそう言うと、マッハは反抗心と羞恥心、けれども縋らなければいけぬのも否定できず、払い除けようとしていたのをやめて大人しく揉まれ洗われ、自分もまたフォリーの頭部の髪のような部分を今度はシャンプーで洗い始めた。
ふわふわと、質が良く濃密な泡が2人を多い、その巨体に付いた汚れも汗も全て流し落とす。シャンプーで髪まで泡立てながら、泡で滑った手でマッハの重たく揺れる乳房を持ち上げ、下乳や普段は埋もれた乳首の先の部分まで揉み込むよう丁寧に洗い、そのままボコボコとした、脂肪の詰まった胸と違いぎっちりと割れた筋肉の詰まった腹筋と、指が若干入る臍の奥まで隙間をなぞるように泡で撫でていき、そのまま下の、熱く硬いクリトリスをそっと掌の中で握り締めて扱く。
しゅ、しゅる、しゅっ♡
「フゥーッ…はぁッ…フォリーッそこまで…ッ洗わなくとも…」
「乳首もクリもガチガチに勃起させといて何言ってるのよ、それに洗ってなかったんだから垢も溜まってるでしょ、ほら、ごしごし♡」
少し力を強めながら擦り、更に片手で昨日犯し尽くした震える尻肉まで鷲掴みにして揉み洗うフォリーに、マッハはまた腰をガクンっと震わせながらも仕返しにとフォリーの、かつて自分を背負った時よりも更に広くなった背中や厚く太い太腿を力を込めて洗ってやるが一切効いていなければ、まずマッハの手も身体も怪物なるフォリーの巨体の前ではまだ小さいくらいであった為完全に洗ってやることが出来ず、されるがままとなった。
ぐちゅっじゅるっ♡ぐにっぐにゅぅ♡
「あ゛ぁッやめろッ…そんな洗う必要なんて…ッ」
言葉に対してまたマッハの体温は上昇し、顔どころか耳の先までが紅く染まっていく。股間から溢れた蜜はボディーソープと混じり合いながらその男児ならば可愛らしいサイズの、女性ならば厳つすぎる大きさのクリトリスを包み、更に反り勃って行く。フォリーはそれを面白がるように目を細め、マスクの奥から軽く細い嗤い声を漏らしながら、擦り傷だらけの手で洗ってやっていた。
「…お腹の方も洗ってやらなきゃいけないかしら」
そう言いながらフォリーは、クリトリスを握ったまま尻を鷲掴んでいた片手でそのままマッハの肉と穢れの穴に指を突っ込み、掻き回す。
ぐちゅぬちッ♡ぐぷっごぽッ♡
キツく締め付けられていた穴も若干緩み、そこから昨日流し込んでいた濃厚な白濁がどろりと溢れる。まだとろみがある其れは若干黄ばんでおり、浴室の色付いたタイルに垂れるとボディーソープの純白色との違いが際立っていた。
「ん゛お゛ッ…昨日こんな゛ッ流し込みやがッて…ッ♡」
「アンタだって気持ち良さそうに掘られてたのに言うわねぇ…ほら、アンタのボッコボコの腹筋の裏にこんなたっぷり入ってたのよ?面白いわよね?」
「面白くなんかない゛ッ♡ん゛ぅッひぃッ…♡」
ごぽ…ッ♡どろぉ…ぐぷぅ…ッ♡
昨日余程注がれていたのか、ぷっくりとしたその穴からはボタボタと大量に白濁が溢れ、昨日よりも色濃く、穢れたその慾望が溢された。
「あははっアンタがこんなにたっぷり…犯されて流し込まれたのピルビーが知ったらどうなるかしら?アンタだってアタシにとっちゃ人間なんだからねぇ?汚くて可愛くて、愚かな肉の塊…♡」
「失礼なことばかりッ言って…ッゔあッあ゛ぁ…あ…ッ…♡」
「実際そうでしょ?ほら…アンタの中、こんなにも柔らかくて…あったかいんだもの♡」
「やめろ…ッひッ…ほお゛ッ♡あ゛ッ駄目だッ駄目ッらめッお゛あ゛ぁッ…お゛ッ…♡」
太い指を2本ほど挿れられ、中で波立つ様に畝り動く程、そしてクリトリスを筋まで丁寧に撫でられ扱かれるほどにマッハは下品に喘ぎ、洗った体は段々また汗ばんでしまった。フォリーの手解きにより段々守ってきた、楯突いていた物が崩れた途端、マッハの中に、熱い何かが雪崩れ込み、途端に腰が抜け、タイルの床に座り込んでしまった。それも溢れた精液で汚れた所に。
「はあ゛…あ゛……ッ……♡」
「…やっぱりアンタ、こういうことには弱いのね…かわいーっ」
愛液で汚れた手と、真鱈に泡に包まれているフォリーは、またケラケラと笑いながらシャワーを出し、暖かい湯で互いの身体と体液を流した。泡沫の中に混じる穢れを排水口で流した後は、ゆっくりと重たいマッハの身体を抱き上げ、共に浴槽へ入った。予め入れておいた入浴剤の、ホワイトフローラルの甘い香りがふわりと香ると同時に、湯が大量に溢れ出る。やはりフォリーの身体の大きさは大きな浴槽でも窮屈になる程で、更にマッハも入っているせいか、半分弱のお湯が溢れてしまった。
「あー狭ッ…まぁ、アンタとこんなにぴったりくっつけるのなら、悪くはないけど」
「…全然悪い…ッ」
そう言いながらぎっちりと浴槽に2人は詰め込まれている。フォリーの黒く張りのある乳房と、マッハの柔らかな若干垂れ気味の大きな乳房が触れ合い、互いに押し付け合わされ潰れる。マッハはふと、フォリーと比べて身体が小さい自分の方が胸はかなり大きい事に気付くと、脣をぎゅっと噛んで目を逸らしたが、フォリーはその顎を掴み無理矢理顔を向けさせる。
「アンタ本当に良い体してるわよね…興奮しちゃう」
「………じっと見ないでくれ…」
「見てるわ、デカ陥没乳首とデカ乳を♡」
「目を瞑れ…」
「何個瞑ればいいかしら?」
「……もういい…」
マッハはまた諦めた様な顔をして、少なくなった湯船に浸かろうとする。マッハはふと、ピルビーのことを思い出した。あの日の、混乱し、純粋に心配する様なあの顔。穢れた不浄なる行為で全てを穢した末に自ら曝け出したあの痴態を、戦いか何かで傷付いたと思って必死に声を掛けてくれたあの姿。また薬の効果で寝込んだ後も、度々オフィスに来ては珍しく声を張り上げて自分を呼んでは諦めた様に、心配の言葉を掛けて帰っていたことも。あの成人男性とは思えぬ程に無垢な幼顔を思い出しては落胆した。しかし、その考えは突然フォリーに髪を撫でられて遮られる。
「……触るな」
「だって、またアンタがあの芋虫のこと考えていたんだから、アタシがいるのに」
「……当たり前だろう、あんなに心配してくれた、大事な親友だから………」
そこまで言った時、マッハは気付き、後悔した。何故こんなにも馴れ馴れしく触れて、他にも代わりはいるであろう筈なのに性に触れてこなかった己にこれほどに淫らな事をしてくるのか、そして、何故こんなにも、優しく愛撫するのか。その真意に気付いた時には遅かった。
「…………アタシは、違うの」
「………」
「昔はさ、あんなに、仲良くしてたのにね」
「…………違ッ…」
肩を掴まれ、じっと、その赤い眼で見つめられる。何処までも赤い、薄ら輝く赤い眼。その眼に見つめられている内にマッハは、奇妙な熱を感じた。下腹部からゾクゾクと来て、そして、焦がれる様な痛みを伴う謎の感覚。薬の効能がまた廻り、それが悪意の眼差しにより煮詰められより強まる感覚。
「……親友に戻れないのなら」
長い爪先が、マッハの硬い肩に少し食い込み、眼は大きく見開かれる。マッハは何かを言おうとしたが、咽喉は焼け付く様に痛み、眼からは涕が溢れるだけでしかない。フォリーは何かを覚悟すると、そっと言った。
「親友以上のことしましょ」
マッハは気付くと全裸のままベッドに投げ出されていた。月光がふわりと入り込む薄暗い寝室、綺麗にしたベッドの上、マッハは動こうとした時、何かドス黒い触手が己の四肢を引き千切られない程度の強さで縛り付けられている事に気付いた。勿論マッハの筋肉質な腕で無理矢理動かそうとしても、触手は千切られず、より強く締め付けられるばかりだ。また、壁を見てみると薄い燻んだ色の壁紙は真っ黒な影が、ペンキをぶちまけたかの様な形で覆われ、そこから無数の真っ赤な眼が出て、全ての眼が自分を見ていた。もはやこの部屋が、夢なのか現実なのか、その境目すら分からない。
「…フォリー……」
目の前にいる、仮面を取り払った腹に三つの傷と無数の赤い眼が身体にある、ドス黒い怪物にそう話しかける。身体は熱く、全ての関節が若干痛み、意識もまだふわふわとしているマッハの呼び掛けに、フォリーはマッハの上に覆い被さる事で反応した。ずっしりとした重みにマッハは小さく呻くが、フォリーは真っ黒な姿に包まれたまま、ふと、鋭い牙を見せる様に微笑った。
「マッハ、いや、カロライナ、やっぱり、キャロル?どっちでもいい、可愛い、アタシの可愛い子」
マッハの身体を撫でながら、悍ましい笑顔を浮かべているフォリーに、猛烈な嫌な予感がしながらも、内心、その期待を拭きれないところがある。
「………あつい、お腹も、ジクジクして」
「それをね、アタシが…満たしてあげるわ、コレで」
マッハの顔に影が被り、目の前にその完全に膨れ上がり、破裂しそうな迄に太い血管の浮き上がった其れが出される。其れは最早人間が耐えられるサイズではなかった。濃く腥い臭いに咽せそうになりながらも、ふと口から涎が垂れてくる。そして、口を開けて下品にも舌を出すと、鬼頭押し付けられ、マッハはじっと見つめながら舐め始めた。
べろ、ちゅっ、べちょ、ねちゅっ♡
水音がこの異常空間内に響く。もはやまともに思考ができていないのか、マッハは何食わぬ顔で舐めていた。嫌がることも、喜ぶこともせず、無抵抗に、脱力したように。少なくとも元々親友と呼べる程の仲であった相手とすることではないと分かっていながら、その真紅の実を口に含み、そのまま長太い怪物の器官を丸々呑み込む。
ごぷッごぷッ…♡ぐじゅぷっじゅぽっぐぷぅ♡
マッハは咽喉の奥まで到達する長さに、窒息してしまいそうな太さで鉄よりも熱い肉の塊を根元までしゃぶっている内に、下半身の疼き、特に子宮がきゅっと締まり、きゅんきゅんと求める感覚がより強まるのを感じる。鼻息が荒くなり、必死になって舐めていると、ペニスが硬直し大量の、濃厚で普段とは何かが違う、通常の男性の精液とは明らかに違うフォリーの其の劣情が胃の中へ吐き出され、満タンになるまで溜まった。
ぶびゅるるッだぷんッ…ごぷんッ♡
「ん゛…ぅ…げぇ…ぷ…ぐふぅ…ッ…♡」
噯気が込み上がり、腹筋がふっくらと膨れるのをマッハは見た。少しぽっこりとしたお腹が気になりながらも、やはり上の口よりも下の口の方が注がれるのを待ち侘びて、求めているのを自覚すると、縛られていない太腿を開き、前の晩よりも熟れて、色濃くなった花弁を開いた。雌の顔をして開いた先の、白く濁った粘ついた愛液が花の蜜の様にとろとろと流れているその秘部を、フォリーは破壊する為か、或いはその子宮内に渦巻く毒のようなものを中和させる為にペニスを当てがい、ゆっくりと挿入した。
めりめりぃッ…ぎちぃッ…ずぶっずぷぷぷ…♡
キツそうに、捩じ込む形で挿れていくと、マッハの腰が不安定に小刻みに震える。マッハの肉壺を拡げていくフォリーの巨大な器官は、出し入れするだけでもマッハの内臓を圧迫している。けれどもマッハも、フォリー自身も止まることなどもう出来なかった。畝る触手がフォリーの背中からまた何本か生えると其れ等はマッハの柔らかな双丘を下から持ち上げ優しく包み、ざらざらとした表面で擦り上げ、またマッハのツルツルした腋や硬い横腹を擽るようにいやらしい動きで触るなど、執拗にマッハの弱く、敏感な部位を刺激する。
「あ゛ぁんッ…ひゃッ♡」
マッハにしては可愛らしい、少し高い声がふと出てしまう。フォリーの触手は全て赤黒く、ざらざらとしており、それがまた丁度良くマッハを内側からも外側からも快楽で痺れさせ、その期待を遥かに超える刺激を与えていた。
触手のねっとりとした粘液、細かな疣が無数にある表面、そして圧迫し続けるペニス。マッハの粘膜も、皮膚も、今では全てフォリーの血にも似た腥さと水仙を手折った時にふわりと香る爽やかで吹き抜ける様な甘さのある不可思議な匂いのする何かでいっぱいだった。フォリーは全身を触手で撫で回し、腰に巻き付きながら抽送を繰り返す。
ばちゅんッぐぶッぐちゅッ♡ぐぷにゅッ♡ずちゅんッ♡
桃色の陰唇が捲れ上がれ襞さえ擦り切れそうな程に何度も強く抉る様に責め続ける肉塊は、マッハの脣の様に厚く小さな子宮口に何度も押し付けられ、接吻をしている様だ。マッハはもはや全てを委ねて、毒にもフォリーにも犯され尽くしている。
「お゛ぉッん゛お゛ぁッ♡ぎゃッい゛ぃん゛ん゛ぅッ♡♡」
ベッドもマッハの身体もギシギシと軋み、壊れそうだ。壁の眼はマッハだけを集中的に見つめて、月の光は眩い程に輝き濡れたマッハの身体を照らし輝かせている。影に埋もれた輝けぬその原始の獣は、真っ赤な眼をぎょろりと見開き、マッハの媚態を焼き付けながら犯している。
「ほお゛ぉッ♡ぐお゛ぉッ♡ん゛ッや゛ぁッ♡♡」
獣の様な下品で低い叫び声で喘ぎ、けれども拒否の色無き声色でマッハは唸り悶えていた。腰に宿ったリビドーの焔は互いを焼け落ちさせ、毒を相殺する様に延焼する。フォリーは相変わらずニコニコとしていたが、段々その眼から真っ赤な涙が流れ、そのまま大きな手で抱き締めると、マッハもまた呼応する様に縛られた手脚を触手が弱った瞬間に無理矢理フォリーの背中へと回すと、接吻をした。
ぐぷッぬちッじゅぶぢゅちゅぅッ♡
舌と舌が絡み合い、肉壺は絶えず犯され粘液の音だけが響く。マッハは根元まで咥え込みながらギュゥっと、強く抱き合いながら締め付け、酸欠状態になった時、全てがふわりと宙に浮かび上がり、そして、暗い影に包まれた全てが、あの頃の様な純白に戻った様に感じた。
ぐぼびゅるるぅッ♡♡ぶびゅぅッ♡♡
濃厚白濁が、マッハの腹を大きく膨らませる。二つの肉の袋が、内臓がフォリーの悪意と愛で詰め込まれてパンパンに詰め込まれた。マッハの眼に宿った光は桃色のハート型に揺らぎ、そのまま手脚の力は抜けた。触手が力無く垂れ下がったマッハの身体を、まだ硬くなっている乳首やクリトリスを撫で回し、マッハの手脚が時たまに跳ね上がり、半透明な潮が迸るのを、フォリーは見つめながら、優しく濡れたマッハの髪を指に絡めて遊び、耳元へ囁く。
「………ごめんね」
その小さな囁き声は、当然マッハの中には入ってこられず、ただただ溶けて消えて行った。
目が覚めた後、マッハは普段以上に身体が軽い事に気付く。勿論、裸の身体に残された粘液の跡と、触手に縛られ掴まれた痕跡にも。
「………ふぅ」
軽く一息をついてから辺りを見渡しても、元の清潔にしてシンプルな寝室へと戻っていた。無数の眼も、影も、全て消えていた。マッハは棚からアフターピルを取り出して、まだ残留した精液でパンパンの胃の中にまた水無しで飲み込み落とした後、もう濡れて汚れた洗う予定のシーツで身体を拭く。粘液も全て拭き取った後は、サラシを巻き、シンプルなTバックを履き、いつも通りあの紫のスーツを着た後帽子を被った。
「………休んだ分の仕事もせねばな」
寝室から出ると、リビングの方で床に突っ伏して眠っているフォリーがいた。疲れ切ったのか、微動だにせず寝息を立てている。
「………」
その身体にそっと近付き、無理矢理持ち上げると、ソファの上に寝かせ、ブランケットまで掛けてやった。
「………また、起きたら早く帰れよ…はぁ…」
そう言いながらマッハはまた今日も、居住区を後にし、全てを隠すようにオフィスへ向かう。彼女は今日も、光輪と見えぬ翼を持った、高潔にして荘厳なる仕事人となる。
デスクに座った時、マッハは二つの手紙を見つけた。創設者から送られた仕事に関する手紙と、薄い黄緑色の便箋。黄緑色の便箋の方を手に取り開くと、ピルビーが書いたであろう丸文字で可愛らしく幼い文章が書かれていた。それは、己への心配と、友愛の意、そして……フォリーに対しての警戒が。
「………ピルビー…」
マッハは大切そうにその便箋をデスクの奥へ仕舞う。あの無垢な笑顔は、不思議とぼやけて想起された。マッハは一抹の不安──この関係がバレる事、自分がフォリーの事をそこまで嫌ではない事──を抱えながらも、咽喉奥へと飲み下した。今日も仕事を執り、後でまたピルビーに会う予定を組み込もうとしているマッハは知らない、気付かない。
光輪は崩れかけ、翼は根本から腐り落ち始めている事を。
続く