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_____………
___……ん…、?…ぁ、…
「…元貴……」
常夜灯が灯るベッドの上で元貴が俺の腕を自分の肩に巻きつけ、胸に頭を預けようとしていたところだった
「ぁ……ごめん、、若井、起きちゃった、、?」
薄目で申し訳なさそうにする元貴を確認しながら、
「ん……大丈夫….、あの後すぐ寝ちゃって…」と答えてうつらうつらする
喉乾いた……
少しの間そのまま目を閉じていたけれど、だんだん頭も冴えてきて、目を開けてちらっと元貴を見ると、目を閉じてじっとしていた
「…元貴?」
眠ったのか確認するように小さな声で問いかけると、元貴がゆっくり目を開けてこちらをみる
「ごめん、ちょっとお水飲むね。」と告げて、腕をそっと引き抜き、横に置いていたスマホを手に取った
寝室に常備している冷蔵庫から水を取り出して、ごくごくと飲みながら、 時間を確認して驚く
「えっ、元貴、、今までやってたの…?」
帰宅後、”一区切り…さすがに疲れた…”と早々に寝る準備をし終えてソファでまどろんでいた俺に、
「若井、ベッドで寝な?俺もこれ終わったらすぐいくから。」
と、真剣にPCで何かをしていた元貴が声をかけてくれて、おやすみをしてベッドに入ったきりそこからすでに3時間も経っていた
「いや…俺もすぐソファで寝落ちしちゃった…」
元貴の返答に、…とりあえず寝てたならまだいいけどさ…と苦笑いを浮かべつつ、少しだけほっとした
「……あぁ…そっか…」とだけ答えて、さっきと同じ体勢になるように寝転び、元貴の頭を支えて自分の腕を差し込む
再び俺の胸あたりに頭を預け直す元貴
「寒くなかった…?大丈夫…?」と聞くと「うん。」と答えた
抱いている手で元貴の頭をポンっとすると
「…ごめんね、若井…。もう寝れなくなっちゃった…?」と俺の顔を見上げて聞いてくる
ちょっとしゅんとしている元貴が可愛くて、
「…大丈夫だよ。かなりすっきりしてるから。」と答えて”気にしないで”というように頭を軽く撫でてから、天井をぼんやりと眺めた
しばらくそうしていると、再び目を閉じてじっとしていた元貴がまた俺を見上げて、目を開けている俺を数秒じっと見たあとで、ぎゅうっと抱きしめる
俺の胸に顔を埋め、
「…したい。」 と呟いた
トクっと心臓がなる
3年も一緒にいれば今までも何回も言われた事はあったけど、何回言われてもやっぱり嬉しかった
口元が緩んで「…うん…俺もだよ…」と返事をしながら腕を回している元貴の手を取り、指に口付けを落とす
「…元貴は?眠くないの?」と聞くと、
「うん…、もう声も録り終わって、明日昼前だし…寝てたから大丈夫…。」と返事が返ってきた
“2週間ぶり…長かった…”とか考えながら、再び腕を抜いて身体を起こそうとした時、 元貴が俺の動きを制止した
俺の目を見つめながら、 起こし掛けていた俺の身体をゆっくりと押し倒す
元貴の指が俺の片頬を包み込んで、 親指が下唇をなぞった後、 顔がゆっくりと近づいて、唇が重なった
……可愛い…
俺のシャツを捲り上げながら唇を食べるようなキスをして、 自分も脱ぎつつ、鎖骨あたりに顔を埋める元貴
元貴は照れ屋だけど、決して子供ではなかった
SEXにおいて、ちゃんと大事な事だと真面目に考えていたし、いつもちゃんと俺のする事に答えようとしてくれて、自分の性欲にも割と奔放だった
元貴が俺のズボンを脱がせながら
ちゅ、ちゅと身体中にキスを落として舌を這わせる
元貴の髪を撫でるために上半身を起こし気味にして、 片手で肘をついて元貴に身を預けた
「…っ……はぁ……っ、……」
あぁ…
なんか…今日、もたないかも…
久しぶりに触れ合う元貴の体温で、気持ちよさが倍増している様に感じた
俺の身体から口を離したあとで 自分の涎がついた俺の脇腹に、つぅー…と指先を這わせる、
少し息の上がった元貴の表情がうっとりと、俺の身体に欲情しているように見えて興奮する
俺の唇が、はみっ、と噛まれ、 舌を絡めるキスをしながら、太腿を撫でていた手が俺の下着を脱がせて、
足の付け根や下腹部をさすりながら、 再び舌が身体を這って、徐々に下にさがっていった
ぬとっ、っとした、濡れた熱い舌が、
俺のモノに触れて、先端を包み込んだ
「…はぁぁ、ぁ…元貴、、…」
俺の口から、 思わず感嘆の熱いため息が漏れる
元貴を見ていた俺の顔が、 堪らずに自然と天を仰いだ
俺のと涎が混ざって濡れた元貴の手が
ゆっくりと俺のモノを摩り上げる
……どうしよ、もう、すぐにでもイきそ…
普段からほとんどの事を器用にこなし、”自分がイメージ出来ることは出来る”という元貴の技術は、気を抜いたらすぐに果ててしまう程、前からかなりの物だった
けど、今日の気持ちよさは異常だった
「…上手…」と髪を撫でる俺の目を、時々しっかり見つめながら、 涎でベトベトに濡らした舌を絡ませて軽く吸い上げる
「元貴、っ…もう大丈夫だよ。…というか、イッちゃいそうだから…もうだめ…」
と堪らず降参宣言を告げる俺だったけど
「もうちょっと…」と吐息まじりに言って続行する元貴
されるがままに翻弄されて、元貴にのぼせあがった