司類 ケーキバース
簡単 な 説明 。
『 ケーキ 』
生まれた とき から すべて が
甘く 、 美味しい 。
『 フォーク 』
突然 食べ物 の 味 が 分からなく なる 。
ケーキ の 天敵 。
『 普通 の 人 』
特 に 何 も 無い 、
名前通り 普通 の 人 。
⚠ カニバリズム 表現 が あります 。
苦手 だよ 、 と いう 方 は
引き返す こと を おすすめ します 。
︎司 目線
あれ ? ? 食べ物 の 味 が しない 。
つい 最近 まで は 美味しく 食べていた のに 。
突然 の 出来事 に 少し 混乱 する 。
なんで 、 なんでなんでなんでなんでなんで 。
落ち着けなくて 必死 に そこら辺 に おいてある
ぺット ボトル を 手 に 取ろう と する 。
ああ 、 ! ! 取れない … !
や っと の 思い で 取れた ペットボトル を
開けて 飲みかけ の 水 を
ぐび っ 、 と 急いで 飲み干した 後 。
… や っと 理解 した 。
俺 って フォーク なんだ と 。
初め は 混乱 していても だんだん と
落ち着いて くる 。
理解 してくる 。
でも それ が 怖い 。
もし … もし 友人 が ケーキ で
食べてしま ったら ? ?
そこら辺 の 赤 の 他人 を 食べてしま ったら ? ?
そんなの 、 殺人 では ないか 。
俺 は 未来 の スター なのに 。
それなのに 未来 を 失う のは やだ 。
せ っかく 掴めそう なのに 。
俺 の ず っと 昔 から の 夢 が 。
しばらく … 1人 で 居たい 。
でも 、 1人 は 怖い 。
そんな 矛盾 した 考え が 頭 の 中 で
ぐるぐる する 。
考えている 内 に こいつ なら … !
って やつ を 思い 浮かべた 。
今すぐ スマホ の 電源 を つけて
そいつ に 連絡 する 。
類 目線
「 〜 ♪ 」
るんるん で 機械 の 調整 を している と
ピコン 、 と スマホ の 通知 が 鳴 った 。
いつも なら 無視 して 居る けれど …
今日 は 勘 で 確認 した 方 が 良い 気 が して
確認 すること に した 。
< すまん 類 、 俺 の 家 来て くれないか ? ? )18:24
18:25( いいけど … どうしたんだい ? ? )
… 既読 が つかない 。
急いだ 方 が 良さそう 。
家 を 飛び出て 走 って 君 の 家 へ 向か った 。
〜 少し 経 った 後 〜
走 った からか 息 が 荒い 。
少し 息 を 整えた 後 、 家 の
インターホン を 鳴らす 。
『 は ー い ! ! 』
『 って 類 か 。 鍵 空いてる ぞ 。 』
「 不用心 だね ぇ … 。 ま ぁ いいや 。
おじ ゃま するよ 。 」
元気 そう で 良か った 、 と
思 った その 瞬間 …
急 に 床 に 倒れた 。
どうやら 司 くん が 押し倒した ようだ 。
「 つ 、 司 く ー ん ? ? 」
『 俺 は なに を して … 。 』
『 や っ … すまん 、
すごく … 美味しそう に 見えて しま って … 。 』
「 て ことは … 司 くん 、 もしかして … 。 」
『 ああ 、 』
『 フォーク に な って しま った らしい な … 。 』
「 司 くん ? ? 」
『 む ? ? 』
「 薄々 気付いて 居る と 思う けれど …
僕 、 ケーキ なんだ 。 」
『 ああ もちろん … って 、 』
『 ええええええ っ ! ? 』
「 今まで 隠して いて ごめん よよよ … 。 」
『 よよよ 、 では な ぁぁぁ い ! ! 』
はて 、 と 言う よう に 首 を 傾げた 。
食べられる のは 怖い … けれど
君 に なら 食べられても いいかも ? ? と
思 って しまう 。
悪戯 心 で 自分 の 人差し指 を 君 の
唇 に 当てて みた 。
君 は そこ に かぶりつく 。
血 も 出ているし 痛い けれど …
悪くない よう に 感じる 。
指 では 足りなか った らしく
どんどん 僕 を 食べ進める 君 。
「 ふふ 、 美味しい かい ? ? 」
そう 言 って 微笑んで みた けど
君 の 理性 は なくな って しま った みたい 。
ま ぁ 、 君 と 会 ってから すべて
幸せ だ ったよ 。
そう 思い ながら 意識 を 失 った 。
司 視点
は っ 、 と 理性 が 戻 った 時
そこ には 血 溜まり と 両腕 が なくな った
貴方 が 居た 。
その 顔 は どこ か 幸せ そう で 。
ああ 、 なんで こんな 幸せ そう なんだ … 。
でも … そんなの 気 に して 居られない 。
久しぶり に 味 の ある もの を
食べられるんだ 。
やめられない 。
泣きながら 貴方 を 食べ 進める 。
食べ終わ ったら … 着いていく から 。
待 ってて 。 類 。
Fin .
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