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彰人理解早いwwwwwほんで瑞希はナイスッ(((((
「 …ただいま 」
アパートの『 203号室 』と書かれた扉を開ける。
見慣れた光景だ。家に入ると、大体冬弥が出迎えてくれる。
冬弥
「 彰人、おかえ 」
口を開けて、俺の隣にいる女性に目を落とす。
そりゃあそうだ。見知らぬずぶ濡れの女だし、
猫の耳と尻尾が生えていて、人間かどうかも怪しい。
冬弥
「 …彰人、それはなんだ? 」
彰人
「 拾った。一応人間っぽい。 」
にしても…、なんっか見たことあんだよなぁ…。
『 朝比奈まふゆ 』って名前も、聞いたことあるような…。
…っあ、思い出したわ。
高一の時、俺ん家に来た人だ。
そん時もずぶ濡れだったな、そういえば。
濡れるのが好きなのか?分かり合えないな…。
冬弥
「 …名前は? 」
まふゆ
「 朝比奈まふゆ…。 」
冬弥
「 …人間、なのか? 」
まふゆ
「 うん、罰ゲームでやってるだけだし 」
冬弥
「 罰ゲーム? 」
まふゆ
「 えぇっと…。 」
…なるほど、暁山関連か。( 納得 )
そういえば、ニーゴ…?っての、やってんだっけ?
コイツもいるとかなんとか言ってたな…。
まだ絡んでんのか?仲良いな。
俺と冬弥みてぇなもんか。
冬弥
「 …その耳は? 」
まふゆ
「 え?あぁ、そういえば、つけてたな…。 」
どうやら、カチューシャと貼り付け可能のしっぽテープ?みたいなやつらしい。
そんなんあるのか?よくこんなもん買えるな…。
…って言っても、多分暁山が買ったんだろうけど。
冬弥
「 …返したほうがいいんじゃないか? 」
まふゆ
「 別に、拾われたらそのままで良いって。
近くで見てたらしいし…、
弟彡なら大丈夫とか思ったんでしょ。 」
ヤバい、下着ガン見してたのバレてるかもしれねぇ。
いや、あの状況…、男なら絶対見るだろ。見ないやつはおかしい。
てか、まだ透けてんのかよ。エ⚪︎いとかそういうのじゃなくて、
普通に寒そうだし…、服でも貸してやるか。
彰人
「 とりあえず風呂入れ。寒いだろ? 」
まふゆ
「 …うん、有難う 」
そう言いながら、彼女は脱衣所へ向かっていった。
《 こそこそ小話 》
大人になってからはこはねと杏とは別の道を歩んでいる。
方向性の違いだ。でも、週一の頻度で会っている。
あっちもあっちで同棲しているらしい。
まぁ、最高の相棒が近くにいたほうがいいしな。
…そういえば、あいつら付き合ったんだっけな?
仲が良いとは思ってたが、そこまでの関係だったとは…。