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夜倭綾斗×山田一郎
「(うっ…なにこれめっちゃニゲェ…)」
大学の昼休み。今日は食堂が思ってたより混んでたからコンビニで買って来たおにぎりとか色々ご飯を食べて、今まさにデザートのオレンジを食べていたところだった。
このオレンジ、異様に苦い。
見た目はめっちゃいい色してて、美味しそうだったのに。
騙された、クッソぉ、オレンジめ。
「これ食いきれる自信ないな…」
パックいっぱいに入ったオレンジを見て、絶句した。
正直こんなに食べられる気がしない。
かと言って残すのも…
「いちろー?」
「あっ、綾斗さん!」
綾斗さん、クソニガオレンジ貰ってくれるかな?
「渋い顔してどうした?」
「あ、いや、今食べてるオレンジすっごい苦くて…」
「ふーん、そっか」
パックのオレンジを取られて反射的に上を見たら、そのままキスされた。
え?
口の中を必要に舐められて、オレンジを取られた。
「ん、ごちそーさん」
それだけ言うと、去って行ってしまった。
何今の、すっごいイケメンじゃん。