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「おやすみ」



深夜二時。

大学の課題を終わらせて、今やっと提出したところ。

期限が朝五時で、ギリギリ提出し終えた。


「つっかれた…」


今日は綾斗さんのお家に泊まりに来ていて、課題の存在を思い出し部屋を借りてやっていた。

流石にもう寝てるだろう。

今から部屋に戻るのも迷惑だろうし…

どうしようか。


「ねむい…」


ひとまず歯を磨いてから寝る事にしよう。

ぺたぺたと洗面台へ行き、歯ブラシで歯を磨く。

前回泊まりに来た時の歯ブラシ、まだとっておいてくれたんだな。

ちょっとほっこりしながらも歯を磨き終えた。

来た道を戻り、寝室のドアへてをかける。


「…」


どうしよう、なんか緊張してきた。

今寝てて俺のせいで起きちゃったら…なんてことを考えながらそっとドアを開けた。

不幸中の幸いか、自分のドアの音で目覚める事もなくすやすやと眠っていた。

よかった…

一緒の布団で寝るのはまだちょっと緊張するので、床にタオルと敷布団だけ拝借して寝ることにした。

綾斗さんの隣に置いてある布団を少し借りることにするか。

…綾斗さんの匂いするかな。

期待に胸を膨らませながら手を伸ばした。


「うおっ?!」


何が起こってるんだ?

今綾斗さんに抱きしめられてる?


「…」


寝ぼけてるのかな。

動くのも申し訳ないし、このまま寝るか…

めちゃくちゃ良い匂いがして緊張する。

やばい心臓の音が、収まれ俺の心臓!!


「…課題お疲れ様、おやすみ」


一瞬こっちを見て微笑んだかと思ったら、すぐに眠りに落ちてしまった。

何今の。

かっこよすぎてしぬ。


「おやすみ」

夜倭綾斗×山田一郎短編集

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