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藤澤「おやすみ、滉斗。」
若井「ん、おやすみ…」
しばらくじっとしていると、すーすー、と規則的な寝息が聞こえてくる。
涼ちゃんがしっかりと寝ていることを確認し、俺はこっそり布団を抜け出し、あることをするために自分の部屋へと向かう。
それは…
「んっ…///はぁ…ッ…あっ♡んんッ♡
イくっ…///」
びゅるるっ
そう、自慰行為だ。
付き合いたての頃は何回も行為をシてたけど、最近は少しご無沙汰気味になっていた。
でも俺だって男だ。そういう欲は溜まる。
だから毎日、涼ちゃんが寝たあとにこうやって1人で慰めていたってわけで。
今日も欲を吐き出した俺はいつも通り後片付けをし、何事もなかったかのように布団に戻り、眠りにつく。
そりゃ、涼ちゃんとヤるのが1番気持ちいいし大好きだ。でも、最近は涼ちゃんも1人の仕事が増えてきてそう上手くもいかない。
若井「…涼ちゃんとシたいな…。」
寝る直前に呟いた一言は、静かに暗闇へと消えていった。
……
若井が戻ってきた気配を感じ、うっすらと意識だけをそちらに向ける。
喉でも乾いてたのかな…?
寝ぼけた頭でふと考える。
まぁ、なんでもいっかぁ…
意識を手放す直前、驚きの言葉が耳に届いた。
若井「…涼ちゃんとシたいな…。」
え、?今、なんて…
慌てて若井の方を向くも、もう眠りに落ちたあとのようだった。
シたいって、アレのことだよね…
色々な考えが頭を駆け巡る。
明日、ついて行ってみよう。
そう結論付け、今日は寝ることにした。
悶々としちゃって全然眠れなかったけど。
……
「おやすみ。」
今日もいつもと同じように涼ちゃんが寝ているかを確認し、布団を抜け出す。
手には涼ちゃんの服。いつもこの匂いを嗅ぎながらシてる。
涼ちゃんの匂いって落ち着くっていうか、なんだか安心するんだよね。
若井「りょおッちゃんっ…///んっ♡はぁッ♡」
自身を扱く手が早まっていく。
若井「あっ♡んんッ♡イくっ…///」
藤澤「滉斗?何してるの…?」
ビクッ
若井「あ…」
…バレた。やばい。どうしよう。目の前が真っ暗になり、色々な気持ちがぐるぐると渦巻く。
藤澤「そんな可愛いことしてたんだ。」
若井「や、ちがっ、これは違くて…」
急いで手に持っていた涼ちゃんの服や、玩具を背中に隠す。
藤澤「何が違うの?」
若井「あ…ごめ、なさ…」
怒られている訳じゃないのに涙が出てくる。
涼ちゃんに嫌われちゃう…っ
想像と反して、涼ちゃんはニヤリと笑いながらおれを抱きしめ、そっと涙を拭ってくれる。
へ、、?
藤澤「めっちゃかわいいじゃん。俺の名前呼んで、俺の服の匂い嗅ぎながらヤってたの?」
若井「う、うん…。」
おれは小さく頷く。
藤澤「やば、かわいすぎ…///」
若井「お、怒らないの?」
藤澤「なんで怒るのぉ?」
きょとん、とした顔でおれに聞く涼ちゃん。
若井「こんな、こと、1人でしてておれ、嫌われちゃうかなって…」
弱々しい声で言うと、ダハァっと笑う涼ちゃん。
藤澤「こんなに可愛い子のことを誰が嫌うっていうのぉ!」
そう言いながら頭を撫でてくれる。
その言葉に安心しきったおれは、一気に体の力が抜けた。
すると、涼ちゃんがおれの下半身を一瞬チラッと見て、一言。
藤澤「滉斗さ、僕が途中で止めちゃったからイケてないでしょ?」
若井「う、うん…。」
その言葉で今の自分の状態を思い出して、一気に恥ずかしさが込み上げてくる。
藤澤「続き、しよっか♡」
言葉を発する間もなく、おれは涼ちゃんに抱き上げられて寝室へと連れていかれてしまった。
続き…いる、?
コメント
8件
需要しかないのでお願いします
とてもいります‼️🙃