こんにちわ!あずはです。初投稿!書いていこうと思います。
地雷さん、アンチさん、純粋さんはバイバイ!
(ここでは18禁出てきません ご了承ください)
お名前は変えさせて頂いております。誰が誰か考えてみてくださいね!
〜プロローグ〜
雫玖(しずく)は出来損ない。ずっとそう言われてきた。
いつも出来の良い妹と比べられてきた。
しずくの妹である晴羅(せいら)は、なんでも出来る世の言う天才だった。
芸事も勉強も魔術まで出来たし、何より美人で愛想のある落ち着いた人だった。
それに比べてしずくは、人へ選ぶ言葉は間違えるし、勉強も芸事もたいしてできない。
何一つとしてせいらより、良い成績を残したものはないのだ。
だから次第に親もしずくに愛想を尽かした。
しずくがどんなに努力しても、どんなに頑張っても、せいらに勝てることはなくて、昔は仲の良かったせいらともいつからか喋らなくなってしまっていた。
そうして、いつしかしずくの心の中にポッカリと穴が空いてしまっていた。
その事を周りの人に悟られないように。
心配を迷惑をかけないように。
そう思って必死に隠してきた。
でも、しずくの中で時々隠しきれていないんじゃないかと思う時がある。
そんな時は自慢の作り笑顔で何も言わずにやり過ごしてきた。
そうして、長い時が過ぎた。13歳になった今でも、人の顔色を伺って過ごす日々は変わらない。
いつもと同じように、起きて、学校に行って、勉強して、帰って寝ると言う毎日が続いていた。
出来るだけ人目を避けて過ごしていたはずなのに、家族からの罵倒は止まらない。
まるで他人のような扱いなのは変わらないようだった。
そんな毎日に一つ” とても” 大きな変化があった。
魔術が劇的に上達したのだ。
それに比例するように魔力量も増えた。
そう気づいた時は自分でも頭の整理がつかなかった。
今は隠してはいるのだけど、バレてしまうのも時間のうちなのだろう。
そう、この時は誰も知るよしもなかったのだ。 しずくの大逆転ショーが巻き起こるなんて…。
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