※フィクション
時空が狂ってます。
👻🔪「」
🐙🌟『』
それではどうぞ。
嗚呼 、
◤
蜉ゥ縺代�謇九r蟾ョ縺嶺シク縺ケ縺セ縺励g縺�°��
縺溘□縺励√◎繧後′蟷ク縺帙↓縺ェ繧後k縺ィ縺ッ髯舌j縺セ縺帙s縺後�(隨�)
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ◢
…
…
…
…
カーテンの隙間から差し込む朝日。
鳴り響く電子音。
「なんだよ…こんな休日の朝っぱらから」
今日は8月31日、俗に言う夏休み最終日というヤツでそれぞれ人によって過ごし方は変わるだろう。その中でオレは寝る予定だったのだ…が、まあこの状況であり。電子音を止め「ぁ゛ー、」と声を出せば被せるように
『おはようございます、小柳くん。海に行きませんか??』
なんて意味不明なことを言い出すのは学校の同級生である星導ショウ。
「ぜってえイヤ。夏休み最後くらい引きこもりたい」
『この引きこもりが。そういうことしてると吠えるだけの犬になりますよー!?オオカミじゃなくて犬!!?キャンキャン!って』
なんて、煽りを入れられてしまえばすぐにノってしまうのが男の性というものであり
「んだよ!そもそもオレは犬でもなんでもねえから!!とりあえず10分で俺ん家来い!」
と、夏休み最終日は家でぐうたら引きこもり睡眠。という予定は崩れ
『ちょ、10分は無茶じゃありません!?』
オレの無茶ぶりに反論する星導の言葉を耳を貸さず電話を切ればベッドから起き上がり身支度をする。そうこうしてるうちにインターフォンが鳴り響き「はえーじゃん、流石ー」と呑気なことを抜かすオレに『無茶ぶりかましたの誰だよ!!』と珍しく声を荒らげる彼に「ざまーねえな、行くか。」とサンダルを履けば『るべち喉乾いたー』なんて気まぐれな彼の一発殴れば常温の水を渡し海へと。
…
…
…
『おー、綺麗ですね』
夏休みの最終日だと言うのに閑散としていることに驚きつつも綺麗に伸ばされた髪の毛を結び、キャッキャと海へと走っていく彼を追い掛けるように尚且つ見守るようについていけば突然海へと飛び込む星導。それと同時に焼けるような日差しがオレを照らしていたというのに一気に冷たくなる風。星導が居なくなる、なに?なにが起きた?星導はどこに行った?探すように海へと飛び込む、足に何かが纏わりつく。なんだ?と目を下にやればタコの触手、それを目に入れると同時に海の中へと引き摺り込まれる。深い深い海の底まで、星導らしきヤツと共に。
そこで記憶は途切れた__。
『ゃ、ぎ…ん! 起きろ小柳!!』
「っは!?」
目を覚ますと外はもう夕焼けで、星導に膝枕をされていた。魘されていたのか、暑さのせいなのか、身体は汗だくで。でも星導は汗をかいていなかったから魘されていたのか。なんなのか、あの海の底へと連れていかれたのは夢?だとしたらあのタコみたいな見た目をした星導はなんだったのか。そう考えてるうちに『急に倒れてびっくりしたんですからね。』とデコにデコピンをかます彼に「ゴメンゴメン」と軽く謝る。
困ったような表情で此方を見詰める彼の顔が心配したんだぞというような呆れも感じさせる目の前の彼が少し可愛らしく思えて、それと同時に
『小柳くん』
と、名前を呼ばれる
「ん?ナニ」
『オレ小柳くんのこと好きです。勿論、友達としてではなくて恋の方で』
「っは?」
なんて衝撃なカミングアウトをするものだからこの破顔である。言葉も出ない、だってこっちは星導に片想いを拗らせに拗らせた身だったのだから。それ故に悟りを開いて友人として接していた。それなのに、この発言。現実じゃないのかと疑ってしまう、だが現実のようで 『お返事は?』 とニヤけた表情で此方を覗いてくる彼の顔に「っはー、告白の仕方が雑。オーケー、これからよろしく」なんて可愛げのない返事を出せば『真面目にやればやるほど小柳くん照れちゃうじゃないですかー』なんともホントに友達以上になった一言目が煽りとロマンチックもへったくれもない様子に笑いが込み上げ「そうだな、そうだわ。」と服が砂まみれになりながらも2人で笑い合う、これからの日々が楽しくなりそうだ。そうこうしてるうちに本格的に日が沈み始める、せっかくの海なんだから1回は入ろうぜ、となり星導がオレの手を取り海へと歩いていく。嗚呼、冷たい。生暖かい空気が纏わりついてきて嫌な蒸し暑さなど消え失せてしまうほど、海ってこんなに冷たいんだなと実感をする。
彼と水を掛け合ったり、腕を急に引っ張って海にダイブさせたりと遊び呆けた頃にはもう薄暗くなっていて。そろそろ帰ろうと先に海から上がり星導の方を見る。
海で立ち尽くす彼の姿はTシャツ短パンではなく、違う世界に居る、明らかにこの世界の人じゃない格好をした。夢の中で海の底へと連れていった星導と似た…いや星導が立っていた。
『ねえ、小柳くん。やっぱり、思い出さないんですか。』
「なにを、だよ」
片目は宇宙?なんだ、目じゃない、亀裂が入っていて、でも悲しそうな顔をしていた。
『はは、そっか。こっちの話です、気にしないでください。帰りましょうか』
瞬きをすれば、いつもの星導が立っていて。
『どうしたんですか?そんなぼーっとして、帰ろうよ』
困ったような顔の彼が立っていた。なんだ、幻覚か。
星導と手を繋ぎ、帰路へと着く。
今日始まった幸せを紡いでいけますように。
…
…
…
9月1日
星導が学校に来ていなかった。
9月2日
連絡がつかない。今日も学校に来なかった。
9月3日
星導が学校に来なかった。
9月4日
星導宅に行く。知らない人が住んでいた。
8月32日
星導ショウ。という存在が消えた 。
9月10日
星導ショウという存在を覚えているのはオレだけらしく、最後に残されたメッセージは
『小柳くん、ごめんさい。また来世で』
という言葉だけであり、それは死を示唆していた。どれだけ探しても、どれだけ聞いても星導ショウという名前を覚えている人も居なければ姿も見なかった。
そのうち、オレも星導を探しても探しても情報が何一つ掴めない状況に疲れてきて。周りにはおかしなヤツという扱いをされ始めた。
ホントに消えてしまったのか、つい数週間前まで笑ってはしゃいでいたアイツが。オレをからかって遊んでいたというのに、やっと恋が叶ったと思った矢先に。でも見つからないのは事実で、星導がこの世に居たという証は何一つ残っていなくて。日に日にオレの頭から星導にモヤがかかってきていて、このまま忘れてはいけないのに、星導が霞んできていた。あの日、あの時に見た星導の顔はどんな顔をしていた?どんな風に笑っていた?よくよく思い出そうとすればするほど霞んでいく。思い出せない。
何故。
なぜ。
ナゼ……?
学校には行かなくなり、俗に言う不登校というものになった。3月中旬の卒業という日にはもう星導の声や顔。共にした記憶さえ消え去ってしまっていた。覚えているのは星導という名前のみで下の名前すら思い出せやしない。心に残るのは黒いモヤだけでなにをするにしてもそのモヤが、気がかりだけが残ってなにをするわけでもなく親にも呆れられながらただ呆然と寝て食ってを繰り返す日々。すがたかたちも分からない人の為に人生を棒に振って、何をしたかったのか。何をオレをこんなにしたのか。
「あ゛〜、バカらし…」
何一つ音も立てやしない部屋で言葉を宙に浮かせた。
…
…
…
夢を見た。
それは紫色の綺麗な長髪の男性で。綺麗の一言に尽きる人が海辺に立っていた。それをオレは後ろから呆然と見詰めるだけ、動こうとしない。というよりかは動けないのだ。身動きひとつ取れない、カラダが言うことを効かなかった。オトコが振り返る、腕にはよく分からない大きい口がついていて普通なら恐怖するだろう不気味であろうそれに何も思わなかった。近付いてくるオトコに怖いなんてことも思いもしない。ただ、ただ、懐かしいような何か忘れているような気がして。『早く思い出してくださいね、小柳くん。オクトパス』彼がそう口にした時には視界が宇宙にいるような不思議な世界へと視点が変わった。同時に激しい頭痛がする。
「っは…!」
汗で服がカラダに張り付く不快な感覚と今も尚続く頭痛。視界に映るものはいつものオレの部屋だった、夢は朧気なまま目が覚めるものなのだが今見た夢は鮮明に脳裏に焼き付いていて、早く思い出せとはなんだ?オレはなにを忘れている?いや、何も忘れていないはず。いや、忘れている…?そういえばいまは何年だ?そう思いスマホを開く…電源がつかない。今日は何年の何月何日かさえも分からない。ただ呆然と心に穴が空いた感覚がイヤでずっと頭が空っぽだったから。頭を抱えていればスマホライトがオレの目に刺激を与えた。日にちを見る。
2191年8月31日。
オレが生きていたのは2091年だったはず…、おかしい。スマホカメラを自身を見れば姿も変わっていなかった。オレはなんだ?何者なんだ…?ベッドが立ち上がり、自室のドアを開ける。
そこは記憶にはある家の廊下ではなく、夢で見た海辺。そこには夢で見た綺麗なオトコ…、いや星導ショウ。
「嗚呼、そうか。」
オレに気付いた星導は近付いてきてこう告げた。
『蜉ゥ縺代�謇九r蟾ョ縺嶺シク縺ケ縺セ縺励g縺�°��
縺溘□縺励√◎繧後′蟷ク縺帙↓縺ェ繧後k縺ィ縺ッ髯舌j縺セ縺帙s縺後�(隨�)』
「早くこの手を取れよ。ほら、迎えに来たんだろ?」
莠コ縺ョ險俶�縺九i豸医∴縺滓凾縺薙◎縲∵ーク驕�縺ョ豁サ縺ァ縺ゅj譛ャ蠖薙�豁サ縺�縺ィ縺吶l縺ー縲√◎縺薙°繧臥函縺崎ソ斐k縺薙→縺ッ縺ゅk縺ョ縺具シ�
縺医∴縲√≠繧翫∪縺吶→繧�
任務中、予想外の事態が起きた。それは4人は居ないと倒せないような敵が、その場に居合わせたのはオレ1人。だが、ここで逃げてしまっては民が護られぬ。ここで逃げてしまえば何がヒーローだ、なんのために人に手を差し伸べる。そう思ったオレは救援要請を出し、1人デカブツの相手をした。構えた瞬間_腹部に鈍い痛みが走った。血の気が無くなる感覚、視界が朧気でカラダが冷えていく感覚。
「死ぬのか…オレ。」
不幸な人生で、不幸な最後を迎えたな…。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!