TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する



「げほっ…かっ…お、かぁさっ…」


「…ごめんね…ごめんね翔太…でもね…」


「貴方なんか産まれなければあの人はいてくれたはずなのに…!」



「っ……!」


また、見てしまった。


あのころの夢を。


「……はぁ…」

ずっと蘇る嫌な夢は、俺の責任…ではあるのかもしれない。


俺が産まれた少しあとに父は家を出て行き、母はその衝撃で精神的にきてしまった。


母が俺にいつも言っていた言葉は


「貴方なんか産まれなければ。」


そう言われ続けてきた。


そしてその一年後には、母は死んでしまった。


「…………っ」


コンコン…


「……はい、」


ガチャ…


「…………翔太」


「…涼太」


「……また、嫌な夢を見たの?」


「うん…また…夢でお母さんが…」


「……そっか…」


この人は宮舘涼太。俺と一緒に住んでくれている同居人の1人だ。


いま、俺を含め3人で一緒の場所に住んでいる。


「……佐久間は…?」


「お昼ご飯と夜ご飯の買い出しに出てくれたよ。」


「そっか…ねぇ涼太」


「ん?」


「やっぱ俺って…産まれちゃダメだったの?」


「…そんなわけないじゃん。」


「……………」


next

この作品はいかがでしたか?

222

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚