今日は、いつもよりも髪がボサボサ
それは____
「う…雨、」
そう、雨が降っているから
私は雨が嫌いだ、髪が…大変な事になるし…
しかも今日は傘を持ってきてない
「さいあく」
帰る前には雨が止んでればいいんだけど
…う
止んでない
「図書室で暇つぶししよ」
と
引き戻そうとした時_
「あ!!寧々ではないか!!」
あの声がでかいショーバカが
「げ」
「げっ、とはなんだ!!げ、とは!!」
「はいはい」
「うっ」
「で、寧々はどうしたんだ?帰らないのか?」
「見て分からないの?傘忘れたから、暇つぶしに図書室に行こうかなって、はぁ…早く帰りたかったのに…」
「じゃあ、俺の傘に入るか?」
は?
「いや、なんで?」
「早く帰りたいんだろう?」
う…まあ、そうだけど…
「大事な仲間だからな!!遠慮するな!」
大事…って何考えてんだろ、私
…また、拒否するとめんどくさい事になりそう
早く帰りたいし…その案に乗るかな
「…じゃあ、そうしてもらおうかな」
「お!やっと素直になったか!」
「はいはい…」
傘って、2人だとこんな狭いんだな
「寧々も、またには素直になるんだな」
「は?私はいつも素直だけど?」
私は、少し頬をぷくっとして司を睨む
「す、素直、なのか…」
そういって、司は苦笑いする
「…可愛いな」
司は、優しく微笑んだ
え?
「え?」
「…あ、いや、あの朝顔が」
な、なんだ、そういうことか
「…いや、綺麗の方じゃない?」
「…、感じる事は1人ずつ違うんだぞ」
「まあ、そうかもしれないけど」
…あ
「私の家ここだから」
「ああ、そうか」
「じゃあね」
「またな」
そう言う司は、少し寂しそうに見えた
「…ありがと」
「…!、ま!どんな時も頼ってくるが良い!」
…
「可愛いな」
あの時、微笑んだ司の笑顔が忘れられない
まあ、
雨の日も悪くないかな
コメント
8件
うわぁ、、マジでノベルで物語書けるの尊敬します…!