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気がつくと俺は何故か兄貴と一緒に寝ていた
しかも兄貴に抱かれている
どう言う状況だこれ…?
どうしてこうなったんだ?
まぁいいか
俺にとってはご褒美みたいなもんだし
兄貴の顔が見えない
理由は俺の胸に顔を埋めて眠っているからだ
兄貴からは落ち着く匂いがする
性格よく家族思いで本当になにもかもがかっこいい
兄貴は自分がイケメンじゃないと思ってるらしいけどめっちゃイケメンだからな?
マジでその顔立ちでイケメンじゃないとか言うなよ
俺が悲しくなるだろ
双子だから俺も多少は兄貴と似ているけど……やっぱ兄貴のほうがかっこいい
だから鏡で見る俺のこの顔も、この声も好き
兄貴と同じだから
正直に言うと兄貴は怪我が治っても家にずっといて欲しいと思ってしまう
でもそんなことは出来ない
兄貴は警察仕事が毎日ある
だから俺の我儘は言えない
でも
今だけは
一緒に居させて欲しい
ラディ 兄さん……愛してるよ…………
俺は寝ている兄さんのおでこに軽いキスをした
疲れていたのだろうか
わからないけど今はすっごい眠い
兄さんに抱きつかれて身動きも取れないし俺は兄さんを抱いて寝ることにした
暖かくて心地よい
やっぱり兄さんは落ち着く
ラディ おやすみ……
次の日
俺は暖かいものが唇に触れていることで目が覚めた
ラディ ん…んんぅ?
目を開くと兄貴が俺に接吻していた
ラディ ッ!?
俺が起きた事に気がついたのか兄貴は口を離した
らだお おはよ〜
ラディ な…何してんだよ…//////
らだお おはようのキス?
なんで疑問系なんだよ……しかもなんでキスしてんだよ!
心臓飛び出るかと思ったじゃねぇかよ
なんか………そのうち悪い大人に兄貴が捕まりそうで怖いな
俺は体を起こしベッドから降りたその時に兄貴が声をかけた
らだお ねーラディ?
ラディ んー?
らだお なんか作って〜
あぁそういえばなにも食べてないのか
俺もお腹すいたしなんか作るか……
ラディ 何食べたい?
らだお え…?
返事が疑問で帰ってきた
ラディ え?
らだお じゃあ親子丼?
なぜ疑問系…?
ラディ なんで俺に聞くんだよ
らだお ちょっとまって……本当に作ってくれるの!?
急に兄貴は目を輝かせて言った
ラディ まぁ………兄貴は動けないし
ラディ 作れるのは俺だけだろ
らだお 優しい…
ラディ 俺のことをなんだと思ってるんだ?
らだお んー……
やべ…なんか長くなりそう………
俺は考える兄貴を置いて言った
ラディ まぁいい親子丼でいいんだな?
らだお うん
ラディ じゃあささっと作ってくるから少し待ってろ
俺がドアに向かって歩き始めた瞬間兄貴が俺の名前を呼んだ
らだお ラディ
ラディ なに?
そう言いながら振り返ると
らだお ありがと!
満面の笑みでにっこりと笑う兄貴がいた
ラディ 別に……////// ボソッ
俺はそさくさと部屋を出て行った